アンドロイドソフト

仁一

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僕と朝

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 人間は肉と骨でできている。その骨密度や質量は、人の手で作れるものではない。
だが時は経ち、人類はandroidを作り上げた。androidは私たち人間とはかけ離れているが、考えや言語は同じである。まさに人間のダミーだ。これからの人間がどうなっていくのか、私はこの目で見てみたい。
  評論家はいつも同じ言葉を使う
 プツン……。テレビの消失音が部屋にこだまする。
≪今日もandroidか≫
 朝7時に目を覚ましテレビをつけたら昨日と同じ内容のニュースが脳みそをえぐり返した。
≪朝っぱらから迷惑なんだ。≫
 少しでも大人に近づこうと慎重にいれたコーヒーを難なく飲み込む。僕は平和主義なのに。
 プルルルル……
≪朝から電話とか、本当に僕はついてないな≫
コーヒーの臭い混じりのため息を吐くと岩でも持ち上げるかのように受話器を取った。
「おはよう!うっちゃん!起きてる?」
「おかげさまで。モーニングコールとやらいつもご苦労。」
そうだった。こいつからの電話が毎朝あるんだった。
「大人ぶっちゃって。もう少しで家につくから支度しといてよー!」
……元気だなぁ。
 彼女の名前は緒方慎琳。僕の幼馴染みだ。
 それと、紹介が遅れた。僕の名前は小山内憂。慎琳にはうっちゃんって呼ばれている。うん。
 どうもこれから入学式とやらがあるみたいだ。
面倒くさいが出席しないと単位がもらえないからな。
そろそろ行くか。
   
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