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mission 4 ワンコ王国、建国のススメ!
共和国の誕生
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Side-デュエル 14
アーチの一喝で静まり返る群衆に、今度はラスファが静かに言葉を継いだ。
「できない話ではないから言っているんだ。これまで建国にまつわる作業を行ってわかった事だが、作業の分担や適材適所の人員の振り分けは申し分なかった」
そこで一旦言葉を切ると、彼は周囲を見回す。
「無理に主人を決めなくても、やっていけると確信したからそう伝えただけだ。世界的に見ればまだ国王が居る国が大多数だが、国主のいない政治というのは最新式の政治形態とも言える」
「そーそ、こりゃチャールズのおっさんに対する敬意ってやつにもなるぜ。優れた運営をして立派な国を作り、その恩に報いるってのもアリだと思うしな」
アーチの口八丁に乗ったためか、それともチャールズさんの名を出したからか…あるいはその両方か? 犬獣人たちは感激したかのように天を仰ぎ、それぞれ大きく遠吠えを始めた。
犬という生き物の性質を色濃く受け継いだ獣人族の、魂の叫びだろう。
その日、犬獣人の国は世界的にも少数の『共和制』を敷いた国として建国されたのだった。
その名は『トライハウンド共和国』。エルダード上層部に倣って『三人の当主』を戴く国という意味を込めてつけられたそうだ。
軍事部門はパグ犬系のガチムチ犬獣人のギリアンが担当して防衛に当たり、気合いを入れまくっている。
執政部門はジョナサンが就任し、サボりがちな彼を補佐官に抜擢されたバスチアンが追い回している。ジョナサンは前族長の息子だという話だが…人望や能力を鑑みると、言っちゃ悪いがいっそ逆でもいい気がする。
そして産業部門には意外なことに、フローネが就任することとなった。その裏には、かの歴史的な調印式の瞬間に立ち会ったことも大きな要因になったようだ。本人も最初から比べたら、かなり成長した顔つきで仕事に当たっているようだ。
問題は…闇ギルドに利用された形ではあるが、事件の元となったグウェンの処遇だったが。彼は意外な決断を下した。
「レックス殿。俺を連れて行ってくれないか?」
彼はレックスの前に跪く。
「…そりゃ構わないが、いいのか?」
グウェンは静かに頷いた。
「今さら『トライハウンド』に行く資格は俺にはない。ならいっそ生きることを諭してくれたアンタの役に立ちたい」
そこまで言ったグウェンは、深々と頭を下げる。どうなるかと見守る俺たち。
「よしわかった!」
それに対してレックスは、こちらが拍子抜けする程にあっさりとした返事を返した。
「よしよし。おれも人材不足で悩んでたところだ、ちょうど衛兵隊長の座が空いてるんだ。よければ来るか?」
千切れんばかりにグウェンが尻尾を振る。それが何よりの返事になった。
アーチの一喝で静まり返る群衆に、今度はラスファが静かに言葉を継いだ。
「できない話ではないから言っているんだ。これまで建国にまつわる作業を行ってわかった事だが、作業の分担や適材適所の人員の振り分けは申し分なかった」
そこで一旦言葉を切ると、彼は周囲を見回す。
「無理に主人を決めなくても、やっていけると確信したからそう伝えただけだ。世界的に見ればまだ国王が居る国が大多数だが、国主のいない政治というのは最新式の政治形態とも言える」
「そーそ、こりゃチャールズのおっさんに対する敬意ってやつにもなるぜ。優れた運営をして立派な国を作り、その恩に報いるってのもアリだと思うしな」
アーチの口八丁に乗ったためか、それともチャールズさんの名を出したからか…あるいはその両方か? 犬獣人たちは感激したかのように天を仰ぎ、それぞれ大きく遠吠えを始めた。
犬という生き物の性質を色濃く受け継いだ獣人族の、魂の叫びだろう。
その日、犬獣人の国は世界的にも少数の『共和制』を敷いた国として建国されたのだった。
その名は『トライハウンド共和国』。エルダード上層部に倣って『三人の当主』を戴く国という意味を込めてつけられたそうだ。
軍事部門はパグ犬系のガチムチ犬獣人のギリアンが担当して防衛に当たり、気合いを入れまくっている。
執政部門はジョナサンが就任し、サボりがちな彼を補佐官に抜擢されたバスチアンが追い回している。ジョナサンは前族長の息子だという話だが…人望や能力を鑑みると、言っちゃ悪いがいっそ逆でもいい気がする。
そして産業部門には意外なことに、フローネが就任することとなった。その裏には、かの歴史的な調印式の瞬間に立ち会ったことも大きな要因になったようだ。本人も最初から比べたら、かなり成長した顔つきで仕事に当たっているようだ。
問題は…闇ギルドに利用された形ではあるが、事件の元となったグウェンの処遇だったが。彼は意外な決断を下した。
「レックス殿。俺を連れて行ってくれないか?」
彼はレックスの前に跪く。
「…そりゃ構わないが、いいのか?」
グウェンは静かに頷いた。
「今さら『トライハウンド』に行く資格は俺にはない。ならいっそ生きることを諭してくれたアンタの役に立ちたい」
そこまで言ったグウェンは、深々と頭を下げる。どうなるかと見守る俺たち。
「よしわかった!」
それに対してレックスは、こちらが拍子抜けする程にあっさりとした返事を返した。
「よしよし。おれも人材不足で悩んでたところだ、ちょうど衛兵隊長の座が空いてるんだ。よければ来るか?」
千切れんばかりにグウェンが尻尾を振る。それが何よりの返事になった。
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