私の大好きなドラゴン

どら娘

文字の大きさ
上 下
8 / 48

無意識からの苦行

しおりを挟む
洞窟につくと早速、朝ごはんである。


干し肉・昨日夜食べた果物?・水・パン(硬そうな)があった。

(今まで俺とゼガンだけだから
 あまり食糧の事考えてなかったんだ 食べれるか?)


まず私はパンを食べようとしたが、硬くて噛めなかった。
そんな様子を見てた オジさんが、パンを小さくちぎり
水に浸しながら私の口元に持ってきた。

イワユル 独身女が夢見るアーンをしてきた。

私は思い切って口を開け、アーンなんて慣れてないから、
感覚が分からずオジさんの指までパクリとしてしまった。

(おいおい...大丈夫そうか?噛めるか?)

私はうなずき、オジさんの真似して水につけて食べた。
干し肉は....いいや...
これも、硬そうだし...




果物は切ってあり、
昨日と同じリンゴみたいな味で一番おいしかった。


一個だけ大きいのがあったので切ってもらおうと
私はおじさんの方へ差し出した。
すると

(おう!ありがとうな)
 と言いながらパクっと食べてしまった。
 


私は一瞬何があったか分からなく
ポカンとしてしまった。


無意識でオジさんにアーンをしてしまったあーーーーーー。
私は恥ずかしさで顔を手でおおって、
ポンと赤くなった顔を隠すように
モジモジとしてしまった。

そんな私を見たオジさんは、謝ってきた。

(すまん
 食べたかったのか?ほら残りを食べさせてやるから
 許してくれ...なあ ほら...)

恥ずかしくて顔を隠してた私が、
食べられて怒ってると勘違いしたオジさんはひたすら
残りの リンゴみたいな果物を全部食べ終わるまで、
一つ一つを私には苦行ともいえるアーンで、私に食べさせてきた。



あーーーーーーーーーーこっちに来て恥ずかしい事ばかり!!


しおりを挟む

処理中です...