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第1幕 物知り王子と無知な俺 〜高校一年生編〜
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ブッ、ブィン、ブブブッ……っと、音と共に鈴口を振動が走り抜ける。小刻みに動く丸いピンク色のプラスチック。
「ふぇッ、まっ、待て……今イッた……ばっか、や、やだよ……なんだよそれ!」
ゾクゾクと敏感になっている先端部分を、機械的な音をさせたピンク色のもので抉られ、浜にあげられた魚のように口をハクハクとさせてしまう。
「これもみんなからのプレゼントみたいだよ? 一つ空いてない包あったでしょ? ピンクローターっていう大人のおもちゃ。昨日のAVで観たのと一緒のかな。気持ちイイでしょ?」
ちょ、ちょい待った‼︎
なぜそれを持ってるんだ!
お前は人んちのもの勝手に漁るな──ッ!
余裕がない中、悠斗の行動が読めない俺は、脳内突っ込みをひとり繰り広げる。けれど、そんな余裕はすぐになくなる。ローターだけでは物足りない刺激に、自からオナホへと手を伸ばしていた。
「はっ、はっ、はっ……ん」
「……瀬菜、積極的~。エロエロ~。菜っちゃん気に入っちゃった?」
「……るさい……はっうっ……ん、ん、ん」
「童貞卒業したばかりの猿みたい。なんか……やけちゃうな……」
確かに俺は猿になっていた。知らなかったのだ。ちんこを擦ると、こんなに気持ちが良かったなんて。今までなんと勿体ないことをしていたんだと思うほど、性的欲求が抑えられない。
ビクンビクンと身体を硬直させ、次の射精に向けてスパートを掛けると、悠斗はダイヤルを回し、とどめとばかりにローターの振動を一気に上げてきた。
ブッ、ブィィィィ────ン‼︎
「ひぃ……ッ、ひぐぅ~~ッ‼︎」
ビクッ……ビクッ……と、腰を小刻みに揺らす。流石に三度目だからか勢いはなく、コポリと色の薄い精液が鈴口から零れた。
ハァハァと息を吐き、汗ばむ身体が気持ち悪いと思っていると、悠斗はローターを止めオナホを外し、俺の上に覆いかぶさり顔を覗き込んできた。
「大丈夫? お水飲む?」
コクリと辛うじて頷くと、涙に濡れる頬を拭いじっと俺を見つめてきた。
「はぁ……食べちゃいたい……」
悠斗はボソッと良く分からない言葉を呟くと、ニコッといつも通りに微笑み、俺の頭をポンポンと宥める。ペットボトルを渡され飲もうとするが、身体が緩み過ぎていて上手く飲めず、口から零してしまう。そんな俺を見ていた悠斗はクスッと笑い、俺からペットボトルを奪い取ってしまった。
まだ全然飲み足りない。慣れないトーンの声を出しすぎて喉がカラカラだ。身体を起こし水を追い掛けると、悠斗がゴクゴクと飲みはじめてしまう。物欲しそうに見つめていると、横目に俺へ視線を流し、口元を綻ばせ顔を俺に近づけてきた。
悠斗の唇が俺の唇に重なる。
ちゅっ、くちゅ……と少しずつ液体を流し込まれ、乾いた身体に潤いが染み渡る。悠斗から水分の受け渡しがなくなると、もっと欲しくて舌を出してしまう。そんな俺の行動を勘違いしたのか、悠斗の舌が俺の舌を絡め取り、くちゅくちゅと深い口付けに変わっていく。
「ふぅ……んっ……ゆう……んん……っ」
おかしなことだと分かっていても、悠斗のキスはとろんとしてしまうほど甘く、身体の力が次第に抜けていく。心地良さに抵抗もせず、しばらく悠斗のキスに身を任せていた。
「だめ、我慢できない……瀬菜、ごめん脚貸して?」
「えっ? あ、脚って……わぁ‼︎」
「ふぇッ、まっ、待て……今イッた……ばっか、や、やだよ……なんだよそれ!」
ゾクゾクと敏感になっている先端部分を、機械的な音をさせたピンク色のもので抉られ、浜にあげられた魚のように口をハクハクとさせてしまう。
「これもみんなからのプレゼントみたいだよ? 一つ空いてない包あったでしょ? ピンクローターっていう大人のおもちゃ。昨日のAVで観たのと一緒のかな。気持ちイイでしょ?」
ちょ、ちょい待った‼︎
なぜそれを持ってるんだ!
お前は人んちのもの勝手に漁るな──ッ!
余裕がない中、悠斗の行動が読めない俺は、脳内突っ込みをひとり繰り広げる。けれど、そんな余裕はすぐになくなる。ローターだけでは物足りない刺激に、自からオナホへと手を伸ばしていた。
「はっ、はっ、はっ……ん」
「……瀬菜、積極的~。エロエロ~。菜っちゃん気に入っちゃった?」
「……るさい……はっうっ……ん、ん、ん」
「童貞卒業したばかりの猿みたい。なんか……やけちゃうな……」
確かに俺は猿になっていた。知らなかったのだ。ちんこを擦ると、こんなに気持ちが良かったなんて。今までなんと勿体ないことをしていたんだと思うほど、性的欲求が抑えられない。
ビクンビクンと身体を硬直させ、次の射精に向けてスパートを掛けると、悠斗はダイヤルを回し、とどめとばかりにローターの振動を一気に上げてきた。
ブッ、ブィィィィ────ン‼︎
「ひぃ……ッ、ひぐぅ~~ッ‼︎」
ビクッ……ビクッ……と、腰を小刻みに揺らす。流石に三度目だからか勢いはなく、コポリと色の薄い精液が鈴口から零れた。
ハァハァと息を吐き、汗ばむ身体が気持ち悪いと思っていると、悠斗はローターを止めオナホを外し、俺の上に覆いかぶさり顔を覗き込んできた。
「大丈夫? お水飲む?」
コクリと辛うじて頷くと、涙に濡れる頬を拭いじっと俺を見つめてきた。
「はぁ……食べちゃいたい……」
悠斗はボソッと良く分からない言葉を呟くと、ニコッといつも通りに微笑み、俺の頭をポンポンと宥める。ペットボトルを渡され飲もうとするが、身体が緩み過ぎていて上手く飲めず、口から零してしまう。そんな俺を見ていた悠斗はクスッと笑い、俺からペットボトルを奪い取ってしまった。
まだ全然飲み足りない。慣れないトーンの声を出しすぎて喉がカラカラだ。身体を起こし水を追い掛けると、悠斗がゴクゴクと飲みはじめてしまう。物欲しそうに見つめていると、横目に俺へ視線を流し、口元を綻ばせ顔を俺に近づけてきた。
悠斗の唇が俺の唇に重なる。
ちゅっ、くちゅ……と少しずつ液体を流し込まれ、乾いた身体に潤いが染み渡る。悠斗から水分の受け渡しがなくなると、もっと欲しくて舌を出してしまう。そんな俺の行動を勘違いしたのか、悠斗の舌が俺の舌を絡め取り、くちゅくちゅと深い口付けに変わっていく。
「ふぅ……んっ……ゆう……んん……っ」
おかしなことだと分かっていても、悠斗のキスはとろんとしてしまうほど甘く、身体の力が次第に抜けていく。心地良さに抵抗もせず、しばらく悠斗のキスに身を任せていた。
「だめ、我慢できない……瀬菜、ごめん脚貸して?」
「えっ? あ、脚って……わぁ‼︎」
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