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1.生還
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何故、僕がこの様な展開に見舞われているか?
そんな事は後、取り敢えず逃げなければッ!
殺意剥き出しで追いかける、無数の魔獣から無我夢中で逃げまとう。
此処は地獄かよ!
叫ぶ言葉に怯む事なく魔獣は背を追う。
手を伸ばせば届く距離──魔獣は本能のまま鋭い爪を振るわせる。背中を掠め、痛々しい三本の爪痕が刻まれた。
白色のワイシャツには夥しい血液が染み渡り、傷の深さを思わせる。第三者がその場にいたならば目を背けてしまう程である。
とは言うもの、必死で逃げる様は生存意欲の現れ、おかげで背中の痛みに意識が向かず。腕を振るい足を上げ数十年ぶりの走りを見せる……それも束の間。
駄目、もう無理、もう走れない…………マジ勘弁。
三十過ぎの肉体であれば息切れもやむなし、此処まで走った事、称賛に値するだろ。だが、限界はやってくる。足はもつれ、膝から下の力を失い勢いよく地面にダイブ──強く顔面を強打。
ダイレクトな転びっぷりにお茶の間では笑いが沸騰したであろ。だが、これは笑い番組でもなければ、ドラマでもない──現実であり二度目の死が迫り来る。
魔獣は息荒く獲物に食らい付こうと勢いを増し飛び付く。
終わった。
諦を抱き魔獣の顔が目前に。
開いていた目をギュッと閉じ、その瞬間を待った。
…………。
いつになっても体に痛みは走らない、それどころか魔獣の泣き叫ぶ声が響き渡る。
不可解な現象にゆっくりと、閉じた瞼を開く。
思わぬ出来事に呼吸を忘れそうに。
魔獣は真っ赤な血飛沫を上げ、何かに斬り伏せられた。
それも──透き通った髪質の青年が振るう刃が、迷いなく魔獣を一刀両断していた。
真っ赤に燃える火の玉──青年の背後に立つ女性の言葉に反応し、それが魔獣に放たれる。人知を超えた力は理解の範疇を有に超えた。
ありえない。
思わぬ出来事につい本音が。
青年は剣を振るわせ、女性は杖を振るわせる。
その行いによって魔獣を瞬殺して見せた。
一掃し終えた青年は清々しい表情を浮かべ近づき口を開く。
「大丈夫ですか?」
絵にかいたような、爽やかな笑み。
──助かったー。
全身の力が抜け落ち、足に力が届かない。尻餅ついた地面から立ち上がる事が出来ず、震える足を自らの手で強く握り誤魔化そうとするが、叶わない。
「大丈夫ですよ、魔獣は僕と彼女で倒しましたので近くにはいません、落ち着いて下さい」
「助かりました……」
「えーっと、此処は危険な場所ではありますが。見た感じ冒険者ではないご様子ですし、魔獣に襲われていた所を見ますと、行商人でしょうか?」
何をどう見たとして行商人と間違えられたのか、そんな思いを秘めながらも否定をみせる。
「違うんですけど……」
青年の背後からヒョコっと姿を見せる赤毛の女性──ショートに伸びる髪の先端を弄りながら、見定めるかのように興味を抱き歩み寄る。
「その衣装何処で買ったの? 見慣れない衣装だね」
物珍しい服に興味が乗ったのか少女の瞳はギラギラ輝かせていた。
そんな彼女の言葉等後と言わんばかりに青年が言葉を進める。
「ネオリカそんな事は後、この人をどうしたらいいのかが先、流石に放置は出来ないからね」
「それもそうだけど……どうやって此処まで来たの? 未開域領域には入れないはずでは?」
「それを聞いてた所、ネオリカが割って入ってきたんだけど」
「ごめんリューク、それなら早く言ってよ」
目前で繰り広げられる美男美女の会話。
「すまないね。内のネオリカが失礼な質問をしてしまって。話を戻しますが何処から来られたのでしょうか?」
時間が経過していた事で呼吸は落ち着き震えも自然と治まっていた。
深呼吸を一度。
「日本です」
「日本? そんな大国ありましたっけ? ネオリカ知ってる?」
「うーんわからない。北部の小国とかじゃない?」
「現実的にはあり得ないよ。此処は南部の位置する未開域。一日二日歩いた程度で迷い込める場所でもない。それに、見るからに子供だよ!」
何かの間違いだろうか? 僕の目前にいる青年と少女こそ子供ではないだろうか?
僕は三十過ぎの成人男性のはず。
ふと自分の掌が──? 小さくなってる。
男は自分の掌に違和感を抱き、続いて自身の体を弄る。
気付けば体そのものが小さく変身を遂げていた。
男の状況はお構いなしにと青年は会話を進める。
「その、日本と言う国は何処にあるのでしょうか? 恐らく北部の方ではないかと思うのですが。生憎届ける事が難しく、最寄りの村にでも届けてあげたいのですが、此処からだと数日は掛かってしまいます……どうしましょうか」
「なら一緒に連れて行けば良くない? 子守ついでに。ギルドで追加報酬貰えるかもよ、迷子を助けたとかで」
「うーん。追加報酬は期待出来ないと思うけど。この子が貴族の息子さんとかなら話は別だろうけど。考えにくいかな」
「未開域領域で迷子……ね」
少し考える素振りを見せ納得する美男子。
「放置は出来ない。やはり連れて行こうと思う」
「リュークが決めたのなら反対しないよ」
勝手に話が進んでいるが、僕の意見は求められない流れか? さしずめ放置されても生きていける気しないし、流れに身を委ねるのも吉かもしれない。
背後に周る彼女。
そしてある一か所に目を取られる。
「怪我してる! 大丈夫なの? 痛くない?」
逃げまとう時に引っ掻かれた傷跡、痛みは無いけど、そんなに酷いのか?
大袈裟に叫ぶ彼女の言葉に少々心配する。
「無我夢中で走ってて、傷、酷いですか?」
「酷くは無いけど、見てて痛々しいかな、ほっとけば今より酷い結果になりそうだけど」
酷くはないけど、痛々しい。それって酷いよね?
彼女はもぞもぞと、ウエストポーチ擬の鞄から何かを漁り始め、何かを取り出した。小さな瓶のような入れ物、色は黄土色で匂いがきつそうだ。蓋を外し少量指で拭う。
なんとっ、背中の傷口に塗り始めた。
異様な匂いはする物の、優しい手触り。
その優しさに酔いしれる。
僕はこの世界に放り投げられ、やっとの安らぎを抱けた気がした──彼女の温もりは不思議な感覚を教えてくれた。
「うーん、これでいいかな! でも応急処置だから、専門家に診てもらった方がいいよ」
「有難うございます。ですが、村? には行かないんですよね?」
「行かないよ!」
バッサリとした否定。
「大丈夫だって、フューリが調合した《たちまち治るんです》は効果的面だから」
ネーミングセンスから胡散くいのだが……でも、不思議と背中に違和感がなくなった、少々の温もりを感じるが痛みと言う刺激は消え失せ、効果の程は申し分ないかもしれない。
ただ一つ匂いを除けば、の話。
「ありがとうございます。専門家って医者ですよね?」
お礼の言葉を添え、疑問を問うた。
「医者? その言葉は初耳だけど、治癒術師に診てもらうのが一般的。とは言っても、簡単には見てもらえないけどね。でも大丈夫、丁度私達の仲間に治療術に特化した女狐がいるから」
どうして女狐を強調したのか? そこは触れないでおこう。にしても、治療術師か、魔法一つで傷治るんですってか?
「仲間ですか……二人だけじゃないんですね?」
「僕達は白銀の翼って言うギルド名で活動してまして、仲間は僕を含め五名です。残念ながら聖天使様に愛されたフューリはこの場にいないので後程紹介しますね。そう言えば僕の自己紹介まだでしたね、僕はデュホォン・リューク、一応リーダーさせてもらっています。リュークと呼んでください。彼女はミーヴィア・ネオリカ」
デュホォン・リューク、爽やか系男子、特に文句の付け所がなく、男の僕でさえ、身を委ねたくなる程の安心感が彼から溢れ出ている。そして美女であるミーヴィア・ネオリカ、天然なのか少しお馬鹿なのか、愛嬌あり気でこの顔立、完璧と言う言葉がここまで似合う女性、僕は見た事がない。
「ネオリカで良いよ。正直危険な道のりになるけど大丈夫、任せて!」
胸を張り自信満々に見せつける。
ふくよかな胸に目を奪われそうになったが、そこは理性で顔を上げる。
先の戦闘を見る限り自信は本物だろ。
僕は、葛木原 京也。
強制された二度目の世界に、僕は命からがら繋がった。
──それは、リューク、ネオリカに巡り合えた事で。
そんな事は後、取り敢えず逃げなければッ!
殺意剥き出しで追いかける、無数の魔獣から無我夢中で逃げまとう。
此処は地獄かよ!
叫ぶ言葉に怯む事なく魔獣は背を追う。
手を伸ばせば届く距離──魔獣は本能のまま鋭い爪を振るわせる。背中を掠め、痛々しい三本の爪痕が刻まれた。
白色のワイシャツには夥しい血液が染み渡り、傷の深さを思わせる。第三者がその場にいたならば目を背けてしまう程である。
とは言うもの、必死で逃げる様は生存意欲の現れ、おかげで背中の痛みに意識が向かず。腕を振るい足を上げ数十年ぶりの走りを見せる……それも束の間。
駄目、もう無理、もう走れない…………マジ勘弁。
三十過ぎの肉体であれば息切れもやむなし、此処まで走った事、称賛に値するだろ。だが、限界はやってくる。足はもつれ、膝から下の力を失い勢いよく地面にダイブ──強く顔面を強打。
ダイレクトな転びっぷりにお茶の間では笑いが沸騰したであろ。だが、これは笑い番組でもなければ、ドラマでもない──現実であり二度目の死が迫り来る。
魔獣は息荒く獲物に食らい付こうと勢いを増し飛び付く。
終わった。
諦を抱き魔獣の顔が目前に。
開いていた目をギュッと閉じ、その瞬間を待った。
…………。
いつになっても体に痛みは走らない、それどころか魔獣の泣き叫ぶ声が響き渡る。
不可解な現象にゆっくりと、閉じた瞼を開く。
思わぬ出来事に呼吸を忘れそうに。
魔獣は真っ赤な血飛沫を上げ、何かに斬り伏せられた。
それも──透き通った髪質の青年が振るう刃が、迷いなく魔獣を一刀両断していた。
真っ赤に燃える火の玉──青年の背後に立つ女性の言葉に反応し、それが魔獣に放たれる。人知を超えた力は理解の範疇を有に超えた。
ありえない。
思わぬ出来事につい本音が。
青年は剣を振るわせ、女性は杖を振るわせる。
その行いによって魔獣を瞬殺して見せた。
一掃し終えた青年は清々しい表情を浮かべ近づき口を開く。
「大丈夫ですか?」
絵にかいたような、爽やかな笑み。
──助かったー。
全身の力が抜け落ち、足に力が届かない。尻餅ついた地面から立ち上がる事が出来ず、震える足を自らの手で強く握り誤魔化そうとするが、叶わない。
「大丈夫ですよ、魔獣は僕と彼女で倒しましたので近くにはいません、落ち着いて下さい」
「助かりました……」
「えーっと、此処は危険な場所ではありますが。見た感じ冒険者ではないご様子ですし、魔獣に襲われていた所を見ますと、行商人でしょうか?」
何をどう見たとして行商人と間違えられたのか、そんな思いを秘めながらも否定をみせる。
「違うんですけど……」
青年の背後からヒョコっと姿を見せる赤毛の女性──ショートに伸びる髪の先端を弄りながら、見定めるかのように興味を抱き歩み寄る。
「その衣装何処で買ったの? 見慣れない衣装だね」
物珍しい服に興味が乗ったのか少女の瞳はギラギラ輝かせていた。
そんな彼女の言葉等後と言わんばかりに青年が言葉を進める。
「ネオリカそんな事は後、この人をどうしたらいいのかが先、流石に放置は出来ないからね」
「それもそうだけど……どうやって此処まで来たの? 未開域領域には入れないはずでは?」
「それを聞いてた所、ネオリカが割って入ってきたんだけど」
「ごめんリューク、それなら早く言ってよ」
目前で繰り広げられる美男美女の会話。
「すまないね。内のネオリカが失礼な質問をしてしまって。話を戻しますが何処から来られたのでしょうか?」
時間が経過していた事で呼吸は落ち着き震えも自然と治まっていた。
深呼吸を一度。
「日本です」
「日本? そんな大国ありましたっけ? ネオリカ知ってる?」
「うーんわからない。北部の小国とかじゃない?」
「現実的にはあり得ないよ。此処は南部の位置する未開域。一日二日歩いた程度で迷い込める場所でもない。それに、見るからに子供だよ!」
何かの間違いだろうか? 僕の目前にいる青年と少女こそ子供ではないだろうか?
僕は三十過ぎの成人男性のはず。
ふと自分の掌が──? 小さくなってる。
男は自分の掌に違和感を抱き、続いて自身の体を弄る。
気付けば体そのものが小さく変身を遂げていた。
男の状況はお構いなしにと青年は会話を進める。
「その、日本と言う国は何処にあるのでしょうか? 恐らく北部の方ではないかと思うのですが。生憎届ける事が難しく、最寄りの村にでも届けてあげたいのですが、此処からだと数日は掛かってしまいます……どうしましょうか」
「なら一緒に連れて行けば良くない? 子守ついでに。ギルドで追加報酬貰えるかもよ、迷子を助けたとかで」
「うーん。追加報酬は期待出来ないと思うけど。この子が貴族の息子さんとかなら話は別だろうけど。考えにくいかな」
「未開域領域で迷子……ね」
少し考える素振りを見せ納得する美男子。
「放置は出来ない。やはり連れて行こうと思う」
「リュークが決めたのなら反対しないよ」
勝手に話が進んでいるが、僕の意見は求められない流れか? さしずめ放置されても生きていける気しないし、流れに身を委ねるのも吉かもしれない。
背後に周る彼女。
そしてある一か所に目を取られる。
「怪我してる! 大丈夫なの? 痛くない?」
逃げまとう時に引っ掻かれた傷跡、痛みは無いけど、そんなに酷いのか?
大袈裟に叫ぶ彼女の言葉に少々心配する。
「無我夢中で走ってて、傷、酷いですか?」
「酷くは無いけど、見てて痛々しいかな、ほっとけば今より酷い結果になりそうだけど」
酷くはないけど、痛々しい。それって酷いよね?
彼女はもぞもぞと、ウエストポーチ擬の鞄から何かを漁り始め、何かを取り出した。小さな瓶のような入れ物、色は黄土色で匂いがきつそうだ。蓋を外し少量指で拭う。
なんとっ、背中の傷口に塗り始めた。
異様な匂いはする物の、優しい手触り。
その優しさに酔いしれる。
僕はこの世界に放り投げられ、やっとの安らぎを抱けた気がした──彼女の温もりは不思議な感覚を教えてくれた。
「うーん、これでいいかな! でも応急処置だから、専門家に診てもらった方がいいよ」
「有難うございます。ですが、村? には行かないんですよね?」
「行かないよ!」
バッサリとした否定。
「大丈夫だって、フューリが調合した《たちまち治るんです》は効果的面だから」
ネーミングセンスから胡散くいのだが……でも、不思議と背中に違和感がなくなった、少々の温もりを感じるが痛みと言う刺激は消え失せ、効果の程は申し分ないかもしれない。
ただ一つ匂いを除けば、の話。
「ありがとうございます。専門家って医者ですよね?」
お礼の言葉を添え、疑問を問うた。
「医者? その言葉は初耳だけど、治癒術師に診てもらうのが一般的。とは言っても、簡単には見てもらえないけどね。でも大丈夫、丁度私達の仲間に治療術に特化した女狐がいるから」
どうして女狐を強調したのか? そこは触れないでおこう。にしても、治療術師か、魔法一つで傷治るんですってか?
「仲間ですか……二人だけじゃないんですね?」
「僕達は白銀の翼って言うギルド名で活動してまして、仲間は僕を含め五名です。残念ながら聖天使様に愛されたフューリはこの場にいないので後程紹介しますね。そう言えば僕の自己紹介まだでしたね、僕はデュホォン・リューク、一応リーダーさせてもらっています。リュークと呼んでください。彼女はミーヴィア・ネオリカ」
デュホォン・リューク、爽やか系男子、特に文句の付け所がなく、男の僕でさえ、身を委ねたくなる程の安心感が彼から溢れ出ている。そして美女であるミーヴィア・ネオリカ、天然なのか少しお馬鹿なのか、愛嬌あり気でこの顔立、完璧と言う言葉がここまで似合う女性、僕は見た事がない。
「ネオリカで良いよ。正直危険な道のりになるけど大丈夫、任せて!」
胸を張り自信満々に見せつける。
ふくよかな胸に目を奪われそうになったが、そこは理性で顔を上げる。
先の戦闘を見る限り自信は本物だろ。
僕は、葛木原 京也。
強制された二度目の世界に、僕は命からがら繋がった。
──それは、リューク、ネオリカに巡り合えた事で。
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