1 / 1
俺と仲間(愛冬side)
しおりを挟む
じりじりとセミの声が聞こえる夏の日。
アイスを食いながらテレビを見ていた。
俺は吉川愛冬(ヨシカワ アイト)
この家でシェアハウスしながら暮らしてるどこにでも居そうなフリーターだ。
なぜシェアハウスしてるかって?
んー……ただ家賃が安く住むからって理由だな!
んでこの家には俺の他に三人住んでいる。
隣でそのまま溶けるんじゃないかと思うくらいだらけてる翔太(ショウタ)。
「今日の飯何にしようかな……」
難しそうな顔をしながら冷蔵庫の中とにらめっこしてる絆希(ツナキ)。
もう夕方になるって言うのに自分の部屋で寝てる正吾(ショウゴ)。
俺らは高校からの友達でよく悪さをしたりまぁ仲のいい四人だと思う。
最近は悪さもしなくなったしだいぶ落ち着いてダラっとした生活を男四人で寂しく過ごしている。
「愛冬~悪ぃけど、正吾起こしてきてくれ!」
出た…あいつ起こすの大変なんだよなぁ…
「絆希が起こしてこいよめんどくさいなぁ。」
俺はだるそうに返した。
だってあいつ起きねーんだもん。
絆希が呆れた顔をしてこう言った。
「んなら、愛冬と、翔太二人で起こしてきてくれ。
あ、起こさねーんなら飯はないと思えよ?」
絆希はお母さんみたいなところがあるんだよな。
ほら、『言うこと聞かないとご飯抜きだからね!』
的なアレ。
そっくりなんだよな
「待って!なんで僕まで!?」
翔太が俺をじっと見つめて何かを訴えてくる。
……あー何も見えてないっと!
「翔太、行くぞ」
俺は翔太をじっと見つめて行くぞと念じた。
「……はい。はい。行きますよ」
これが俺らの日常だった。
しかし……この家は広いなぁ。
ここに来て半年経っても慣れない広さだ。
あぁ。俺らの家は三階建てで、一階に玄関と物置とトイレがあって、
二階にリビング、物置と化してる和室、風呂が。
三階にそれぞれの部屋と残りの二部屋。
普通だと思うだろ?
一部屋一部屋が広いんだよ。
家主は正吾で、こいつはなかなかの金持ち確か親がでっかい会社の社長だと聞いた。
羨ましいよな……
そんな事を思いながら正吾の部屋の前まで来た。
……ん?
部屋の中から話し声が聞こえる。
「起きてんじゃねーの?」
翔太に聞くと首をかしげた。
「起きて……る?テレビの音……?」
翔太にもわかんないみたいだしノックしてみた。
「正吾~起きてんのか?
入るぞ~」
正吾はパンツ一丁で寝転びながらスマホをいじっていた。
「起きてるぞ~何のようだ?」
なんだ。起きてたのか。
「飯まで起きとけよ~?
絆希に起こしてこいって言われただけ。」
「はいよー。」
正吾が起きてるなんて珍しい……
「翔太……ってあれ?」
翔太が居ない。
自分の部屋にでも行ったんだろな。
まぁいいや。
リビングに戻ってまた寝転がる。
飯まで後3時間。
……散歩がてらコンビニ行くか。
「コンビニ行ってくるわ。」
「アイス買ってきて!」
翔太のおねだり……
子供かよ……笑
「自分で行けよな」
そんな会話をして家を出た。
アイスを食いながらテレビを見ていた。
俺は吉川愛冬(ヨシカワ アイト)
この家でシェアハウスしながら暮らしてるどこにでも居そうなフリーターだ。
なぜシェアハウスしてるかって?
んー……ただ家賃が安く住むからって理由だな!
んでこの家には俺の他に三人住んでいる。
隣でそのまま溶けるんじゃないかと思うくらいだらけてる翔太(ショウタ)。
「今日の飯何にしようかな……」
難しそうな顔をしながら冷蔵庫の中とにらめっこしてる絆希(ツナキ)。
もう夕方になるって言うのに自分の部屋で寝てる正吾(ショウゴ)。
俺らは高校からの友達でよく悪さをしたりまぁ仲のいい四人だと思う。
最近は悪さもしなくなったしだいぶ落ち着いてダラっとした生活を男四人で寂しく過ごしている。
「愛冬~悪ぃけど、正吾起こしてきてくれ!」
出た…あいつ起こすの大変なんだよなぁ…
「絆希が起こしてこいよめんどくさいなぁ。」
俺はだるそうに返した。
だってあいつ起きねーんだもん。
絆希が呆れた顔をしてこう言った。
「んなら、愛冬と、翔太二人で起こしてきてくれ。
あ、起こさねーんなら飯はないと思えよ?」
絆希はお母さんみたいなところがあるんだよな。
ほら、『言うこと聞かないとご飯抜きだからね!』
的なアレ。
そっくりなんだよな
「待って!なんで僕まで!?」
翔太が俺をじっと見つめて何かを訴えてくる。
……あー何も見えてないっと!
「翔太、行くぞ」
俺は翔太をじっと見つめて行くぞと念じた。
「……はい。はい。行きますよ」
これが俺らの日常だった。
しかし……この家は広いなぁ。
ここに来て半年経っても慣れない広さだ。
あぁ。俺らの家は三階建てで、一階に玄関と物置とトイレがあって、
二階にリビング、物置と化してる和室、風呂が。
三階にそれぞれの部屋と残りの二部屋。
普通だと思うだろ?
一部屋一部屋が広いんだよ。
家主は正吾で、こいつはなかなかの金持ち確か親がでっかい会社の社長だと聞いた。
羨ましいよな……
そんな事を思いながら正吾の部屋の前まで来た。
……ん?
部屋の中から話し声が聞こえる。
「起きてんじゃねーの?」
翔太に聞くと首をかしげた。
「起きて……る?テレビの音……?」
翔太にもわかんないみたいだしノックしてみた。
「正吾~起きてんのか?
入るぞ~」
正吾はパンツ一丁で寝転びながらスマホをいじっていた。
「起きてるぞ~何のようだ?」
なんだ。起きてたのか。
「飯まで起きとけよ~?
絆希に起こしてこいって言われただけ。」
「はいよー。」
正吾が起きてるなんて珍しい……
「翔太……ってあれ?」
翔太が居ない。
自分の部屋にでも行ったんだろな。
まぁいいや。
リビングに戻ってまた寝転がる。
飯まで後3時間。
……散歩がてらコンビニ行くか。
「コンビニ行ってくるわ。」
「アイス買ってきて!」
翔太のおねだり……
子供かよ……笑
「自分で行けよな」
そんな会話をして家を出た。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる