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25件目 ぜんぶ、君が好きだから
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春の風が、制服の裾をくすぐった。
「おはよ、ユウト!」
いつもより早く教室に入ると、案の定、真っ赤な顔の小さな怪獣が突進してきた。
「いって……おはよう、ミナ」
彼女、日向ミナは僕の幼馴染で、身長は145cmしかないくせに、気が強くて声がでかくて、すぐ怒る。通称「逆上美少女」。
いろんな意味で有名人だ。
「また寝ぐせついてるし! ほんと、だらしないんだから!」
そう言いながら、僕の髪を手でぐしゃぐしゃっと整えてくる。そんなの毎朝の日課だ。
でも今日は、それを遮るように、もうひとりの小さな存在が僕の横に立った。
「……ユウトくん、おはよう」
小さな声。黒髪ぱっつん、地味な制服のスカートをぎゅっと握りしめているのは、雨宮ユイ。こちらも低身長、142cm。
ほとんどしゃべらない陰キャ美少女。でも、僕にはわかる。彼女は僕のことをよく見てるし、実はちょっとだけ、おしゃべり。
「お、おはよ……ユイ!? なんでここに!?」
ミナが目を見開く。無理もない。いつもは誰とも話さないユイが、僕に自分から話しかけてきたんだから。
「ユウトくんに、言いたいことがあるの……」
そう言って、ユイはほとんど聞こえない声で言葉をつないだ。
「昨日の放課後、図書室で、わたし……その、キス、したの……覚えてる?」
空気が一瞬止まった。
ミナの顔が、みるみる赤くなっていく。
「……っ、はあ!? ちょ、何!? は!? どういうこと!? ねえユウト!?」
「ま、待ってミナ、説明するから!」
本当のことを言えば、昨日、ユイに告白されて、勢いでキスされた。でも、そのとき僕は戸惑って、何も返せなかった。
「好きなの……ずっと、前から」
ユイははっきりと言った。
ミナが、肩を震わせている。
「な、なんでそんな大事なこと、あたしに言わなかったのよ……!」
「ごめん……でも俺も、どうしたらいいか分からなくて……」
「分かるわけないでしょ、そんなの……だって、あたしだって……!」
ミナの声が震えた。
「……あたしだって、ユウトのこと、ずっと好きだったんだからっ!」
ガン、と机を叩いて、ミナは立ち上がる。目には涙が浮かんでいた。
「ずっと隣にいたのに、なんで見てくれなかったの……!」
ユイが俯く。僕は立ち尽くした。
――どちらかを選ばなければならない。そう思った。
「ミナ、ユイ……俺……」
言葉が詰まったそのとき、ユイが先に言った。
「……いいよ。私、負けたから」
「え?」
「ミナちゃんのこと、知ってる。いつも、ユウトくんを見てたのも。気づいてた。私、勇気出したけど……それは、勝ちじゃないから」
ユイはかすかに微笑んで、僕の手をそっと放した。
「ありがとう、キスしてくれて」
そして、教室を静かに出ていった。
ミナが僕の袖を掴んだ。
「……ほんとに、バカなんだから」
「ごめん」
「でも、好き」
そう言って、ミナは僕の胸に飛び込んできた。低い身長のまま、つま先立ちになって、僕の頬に口づけを落とした。
頬が熱くなる。こんなにも小さいのに、どうしてこんなに、大きな存在なんだろう。
幼馴染の彼女は、照れくさそうに笑って座らせながら膝に脚を開いて乗ると、甘くも圧し込む様に「チュッ……」てやる。
「そのうちユイにもして上げなさい……、それでも勝つのはアタシだから……」
「んむ……っ、ふ……、チュッんっっ、んっ……チュッ……、舌……入れるわよ……、ちろちろ、れろれろっちゅぴっ、んっ……キモチィ……」
低身長ながらゆっくりと腰を使いながら絡みつくミナの顔は段々と形で息をしながらとろけてゆく。
「はむ……ちゅぴっんっ、しゅきっ……んむ……っちゅくっ……ちゅここっ、れろれろっちゅっ、……んっ……、……はぁっ……はぁっ……んひっ」
「こっちは……、正式なやつね……。キスの続き、またあとでっ、……ねっ……?」
「おはよ、ユウト!」
いつもより早く教室に入ると、案の定、真っ赤な顔の小さな怪獣が突進してきた。
「いって……おはよう、ミナ」
彼女、日向ミナは僕の幼馴染で、身長は145cmしかないくせに、気が強くて声がでかくて、すぐ怒る。通称「逆上美少女」。
いろんな意味で有名人だ。
「また寝ぐせついてるし! ほんと、だらしないんだから!」
そう言いながら、僕の髪を手でぐしゃぐしゃっと整えてくる。そんなの毎朝の日課だ。
でも今日は、それを遮るように、もうひとりの小さな存在が僕の横に立った。
「……ユウトくん、おはよう」
小さな声。黒髪ぱっつん、地味な制服のスカートをぎゅっと握りしめているのは、雨宮ユイ。こちらも低身長、142cm。
ほとんどしゃべらない陰キャ美少女。でも、僕にはわかる。彼女は僕のことをよく見てるし、実はちょっとだけ、おしゃべり。
「お、おはよ……ユイ!? なんでここに!?」
ミナが目を見開く。無理もない。いつもは誰とも話さないユイが、僕に自分から話しかけてきたんだから。
「ユウトくんに、言いたいことがあるの……」
そう言って、ユイはほとんど聞こえない声で言葉をつないだ。
「昨日の放課後、図書室で、わたし……その、キス、したの……覚えてる?」
空気が一瞬止まった。
ミナの顔が、みるみる赤くなっていく。
「……っ、はあ!? ちょ、何!? は!? どういうこと!? ねえユウト!?」
「ま、待ってミナ、説明するから!」
本当のことを言えば、昨日、ユイに告白されて、勢いでキスされた。でも、そのとき僕は戸惑って、何も返せなかった。
「好きなの……ずっと、前から」
ユイははっきりと言った。
ミナが、肩を震わせている。
「な、なんでそんな大事なこと、あたしに言わなかったのよ……!」
「ごめん……でも俺も、どうしたらいいか分からなくて……」
「分かるわけないでしょ、そんなの……だって、あたしだって……!」
ミナの声が震えた。
「……あたしだって、ユウトのこと、ずっと好きだったんだからっ!」
ガン、と机を叩いて、ミナは立ち上がる。目には涙が浮かんでいた。
「ずっと隣にいたのに、なんで見てくれなかったの……!」
ユイが俯く。僕は立ち尽くした。
――どちらかを選ばなければならない。そう思った。
「ミナ、ユイ……俺……」
言葉が詰まったそのとき、ユイが先に言った。
「……いいよ。私、負けたから」
「え?」
「ミナちゃんのこと、知ってる。いつも、ユウトくんを見てたのも。気づいてた。私、勇気出したけど……それは、勝ちじゃないから」
ユイはかすかに微笑んで、僕の手をそっと放した。
「ありがとう、キスしてくれて」
そして、教室を静かに出ていった。
ミナが僕の袖を掴んだ。
「……ほんとに、バカなんだから」
「ごめん」
「でも、好き」
そう言って、ミナは僕の胸に飛び込んできた。低い身長のまま、つま先立ちになって、僕の頬に口づけを落とした。
頬が熱くなる。こんなにも小さいのに、どうしてこんなに、大きな存在なんだろう。
幼馴染の彼女は、照れくさそうに笑って座らせながら膝に脚を開いて乗ると、甘くも圧し込む様に「チュッ……」てやる。
「そのうちユイにもして上げなさい……、それでも勝つのはアタシだから……」
「んむ……っ、ふ……、チュッんっっ、んっ……チュッ……、舌……入れるわよ……、ちろちろ、れろれろっちゅぴっ、んっ……キモチィ……」
低身長ながらゆっくりと腰を使いながら絡みつくミナの顔は段々と形で息をしながらとろけてゆく。
「はむ……ちゅぴっんっ、しゅきっ……んむ……っちゅくっ……ちゅここっ、れろれろっちゅっ、……んっ……、……はぁっ……はぁっ……んひっ」
「こっちは……、正式なやつね……。キスの続き、またあとでっ、……ねっ……?」
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