もう一人のオレがみんな美少女で家に住みついてますが何か

第八話 Obsolute The Activation 1

　ある日曜の朝に俺達はあの名店、今となっては一般認知の高いO.T.A.のための『アノメイト』に、足を揃えてショッピングに来た。

　先日、真胡都がまた行かないかと、俺にLINEで連絡してきては同士の懇願があったし、アイツらとの連携を強化して損はない。

　例の改ハメやニャンニャンズの他にも、キャラグッズやダンダム関係の商品も、多数揃えば展示もされていて何度来ても有意義だ。

　それに日曜で休日の人が多く来店して、既に会計を済ませている人もいて、それもO.T.A.やその理解者が殆どだろうか。

　萌香は『ニャンニャン』のぬいぐるみを、奈津美さんに買って貰って、奈津美さんも毛滅の刃』関連のキーホルダーを選択。

　実瑠と優花は実費でオニューダンダムのダンプラ、優花はダブルオーィエダンダムのダンプラ、真胡都はリエ様のフィギュア。

　やはりダンダムオンラインやダンダムブレイカー等の、プレイ経験や動画撮影などが、強く影響しているのかも知れない。

　因みに俺はズリーダムダンダム弐式のダンプラを、何故かどうしても買って仕舞ったが、滅多に無いことだから無礼講で良い。

　奈津美さんのお陰で食費が大分軽くなって、貯金出来ていた分から余裕で出したから、まだ貯金は悠に残っている。

　紫英流はやはり資産家に仕えた経験から、予算に大分余裕があると見えて、奈津美さんとの食戟費を引いても予算があるらしい。

　因みに、紫英流は奈津美さんと同様にキーホルダーを選択して、それぞれ会計を済ませては、一同揃って昼食の相談が始まる。

　ただし、俺はダンダム関連の商品が気になって、暫く入り浸っているところへ、裏実瑠が表の実瑠とスイッチしながら誘導する。

　一同の後を追いながらよく見れば、いつものラフな格好ではなく外出向けな格好をしていて、最も新鮮だったのは紫英流だった。

　これまで本物の様なメイドのコスチューム以外は、全く芽にしたことが無かったので、新感覚でも奈津美さんに借りているのか。

　それでも今日はO.T.A.な商品を買って来て、一時的なO.T.A.と化しながら秋葉原の電気街で、腹とも相談しながら食事処を探す。