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 朝目が覚めるとどういうわけか姉さまと兄さまが一緒に寝ていた。

 「……」

 声が出ないのでゆすって起こすがなかなか起きない。

 俺の両腕には魔力を封じるためのブレスレットがされていた。

 マジですか……。

 でもこのぐらいの魔封じでは俺の魔力は封印できない。

 それなので魔力を抑えるピアスを外すと難なく解けた。

 そうして部屋に施されているありとあらゆる魔法を塗り替え、二人にお仕置きを結構しようと思う。

 俺が仕掛けをし終わる頃には二人は起きだしたので思うぞんぶんお仕置きタイムと行きますか。

 俺は地属性で触手生物を作り出し二人に宛がった。

 触手は二人の魔力を吸い取り大きくなり二人を襲った。

 「やめなさい」

 「……」

 「そうでもしないとあなたがすぐにどこかいってしまうと思ったから」

 「よっ……くっ………」

 怒りからでないと思っていても叫びたかった。

 「おっ……れっ……おっ……」

 少しずつ声が出始めた。

 それでもだしずらいことには変わりはない。

 「おれっ……もちゃ………じゃない」

 何とか絞り出したが意味は伝わってないだろう。

 「ごめん、謝るからこれだけは許して」

 「やだ……」

 「本当にすまんだからやめてくれ」

 「むり」

 短い単語なら出るようになったので少しずつ単語を増やしていく。

 触手に二人を襲わせ散々いかせ二度とやらないことを誓わせると触手を戻した。

 また種に戻し、二人を生活魔法できれいにし、服を着せるとベットに運び寝かせた。

 いつもは姉さまにいいようにされているので、今回は仕返しができたことになる。

 まさか女王様があそこまで乱れるとはだれも思わないだろうとほくそ笑むと部屋を後にした。

 もちろん出て行くわけではなく、お腹が空いたのでご飯をもらいにいくのです。

 まだ俺は用事がすんでないので出かけられません。

 早く父さまかえって来ないかな。


 
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