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魂は同じでも容姿を変えてもらったのでわからないらしく、他人に見せる冷たい眼差しのままだったので安心した。
毎回二人のファンから嫌がらせを受けていた身としては、折角離れたのだから自由に行動したいじゃないか!
毎日一緒に行動して、部屋でさえ広い部屋を借りて一緒に住んでいたのだ。
折角自由を手に入れたのに、また檻の中に戻る気はない。
俺は依頼を熟すべくギルドを後にした。
町を出るとすぐに魔物が出てきた。
Cランクの魔物だ。
でも一匹なら倒せる。
俺は余裕で一匹を倒すとぞろぞろとまた出てくるではないか、剣ではらちが明かず魔法を使い一撃のもと倒していった。
でもこんなに魔物が出るなんておかしい。
ましてやCランクの魔物がだ。
俺は依頼の魔物を倒すべく前に進むとぞろぞろとEランクの魔物が出てきた。
どれぐらい戦っていたのか、すでに日が傾き始めているではないか、俺はひと段落すると魔物除けのお香をたきながら町に戻りその足でギルドに向かった。
「どうしたんですか!」
「魔物の動きが変なんだ」
「変ですか?」
「町の近くにCランクの魔物が出たんです」
「……本当ですか?」
「地下には魔物を解体する場所があるんですよね?」
「ありますが……わかりましたすぐに向かいましょう」
受付嬢は何かを察してくれたらしく他の人にギルマスを呼んでもらい俺たちは地下に向かった。
地下に着くと俺はアイテムボックスに入れておいた魔物をすべて出した。
「これは今日一日で仕留めた魔物の数ですか?」
「そうです。
依頼を熟す様になりここまでの数の魔物に遭遇したのは初めてなもので何か異変でも起きているのかと思ったんです」
「以上どころの話ではありません」
「冒険者に連絡だ、魔物の群れが現れたとな」
魔物の異常発生は何十年に一回の割合で起こり、今年がたまたまあたってしまったのだそうだ。
受付嬢が伝言を冒険者に回し終わる頃、ちらほらと冒険者が集まってきた。
その中には勇者様一行も含まれている。
魔物から町への攻撃を避けるために門のところには数名の冒険者が張り込んだ。
俺は散々戦い体力の限界だったのでギルマスに断りを入れ宿に戻ると泥のように眠りについた。
毎回二人のファンから嫌がらせを受けていた身としては、折角離れたのだから自由に行動したいじゃないか!
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折角自由を手に入れたのに、また檻の中に戻る気はない。
俺は依頼を熟すべくギルドを後にした。
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Cランクの魔物だ。
でも一匹なら倒せる。
俺は余裕で一匹を倒すとぞろぞろとまた出てくるではないか、剣ではらちが明かず魔法を使い一撃のもと倒していった。
でもこんなに魔物が出るなんておかしい。
ましてやCランクの魔物がだ。
俺は依頼の魔物を倒すべく前に進むとぞろぞろとEランクの魔物が出てきた。
どれぐらい戦っていたのか、すでに日が傾き始めているではないか、俺はひと段落すると魔物除けのお香をたきながら町に戻りその足でギルドに向かった。
「どうしたんですか!」
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「変ですか?」
「町の近くにCランクの魔物が出たんです」
「……本当ですか?」
「地下には魔物を解体する場所があるんですよね?」
「ありますが……わかりましたすぐに向かいましょう」
受付嬢は何かを察してくれたらしく他の人にギルマスを呼んでもらい俺たちは地下に向かった。
地下に着くと俺はアイテムボックスに入れておいた魔物をすべて出した。
「これは今日一日で仕留めた魔物の数ですか?」
「そうです。
依頼を熟す様になりここまでの数の魔物に遭遇したのは初めてなもので何か異変でも起きているのかと思ったんです」
「以上どころの話ではありません」
「冒険者に連絡だ、魔物の群れが現れたとな」
魔物の異常発生は何十年に一回の割合で起こり、今年がたまたまあたってしまったのだそうだ。
受付嬢が伝言を冒険者に回し終わる頃、ちらほらと冒険者が集まってきた。
その中には勇者様一行も含まれている。
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俺は散々戦い体力の限界だったのでギルマスに断りを入れ宿に戻ると泥のように眠りについた。
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