虐げられた令息の第二の人生はスローライフ

りまり

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 母様は知らないんだ。

 俺がどんなに努力しても母様似の弟がいつも優先される。

 俺の努力がまるで無意味なような錯覚さえ起こってしまうぐらいだ。この剣術だってそうだ。あいつが剣術は危ないしむさ苦しいと言うだけで教師を解雇してしまった。

 それでも俺は弟を恨むことなくここまでやってきたのに‥‥殺されそうにもなった。

 俺って存在は一体なんなんだ。

 がむしゃらに木剣を振り回していたら汗でぬかるみができていることに気が付かずぬかるみに足を取られ転倒してしまった。泥まみれになりやっぱり俺は泥に塗れているのがお似合いなのかもしれないと思え俺はそのまま屋敷を後にした。

 あの時おった怪我はきちんと治療されているので大丈夫だ。

 俺は町を出て他の街に行くために街道をしたすら歩いた。

 お腹が空きそこらに生えている草を食べて死にそうな目にもあった。その度に生きていることに絶望したのだ。

 最近は火魔法が使えるようになったので川魚を焼いて食べるようになった。

 隣町に行くまでの間に数ヶ月かかりガリガリになりながらもどうにかついた時には体力が限界を超えていたのか門の前で倒れてしまったのだ。

 
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