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これは担任の先生から聞いた話です。
私が侯爵さまに頼まれブレスレットを付けた彼はここ数日の記憶がなかったそうです。
聖女様の前に行き匂いを嗅ぐと頭がボーとなり、訳が分からなくなってしまうそうで、何度か私の側に行くと頭がクリアになるので、私のところに行こうとしたが、聖女さまに邪魔されてしまい、気が付けば医務室のベットだったそうです。
そういわれてみれば、うちのクラスの男子は惑わされていない。
……私は空気清浄機か何かですか?
それとも魔法を無効かしたり状態異常を回復させる何かがあると言うのだろうか?
流石にわからないが、このままでいいわけがないと思った。
でも侯爵さまには動くなと言われている。
でもとにかくアルバイトにいこうと思います。
アルバイト先では私が聖女さまをいじめているというデマが流れており、店主が何を言っても聞いてくれないようだ。
私はその時のために侯爵さまから預かっている録画されたものを再生する機械にこれまた預かったものをセットするとそこには学園の風景が移しだされた。
写し出されたものは階段から突き落とされたものや、物を隠されたりしたときの物が写し出され、犯人も映っていたのだ。
「……これでもリリアちゃんが犯人だって言えるのか!」
「でも確かに俺は聖女さまから聞いたんだ」
「その聖女さまが階段から突き落としたんだぞ!!
一歩間違えれば大けがしてたんだ!
それを……リリアちゃんは散々家族に虐げられてきたんだ。
ようやく解放されて勉強にアルバイトにと頑張っているのに、虐めている時間があるわけないだろ」
「そうだよな、でもなんで俺そんなことも忘れてたんだ」
「状態異常回復……」
「……そうか、あれなら……」
「前に侯爵さまから預かったブレスレットをある男子生徒に付けたんです。
そうしたら、正常に戻ったのでもしかしてそういう魔石があってブレスレットに付けてあったのかなと思ったんです」
今もそうだ。
私と少しの間でも接触すれば異常な状態は戻っているのだ。
うん、やっぱり私空気清浄器なのかもしれない!!!
人間空気清浄機、なんかそれはそれで嫌なんですけど……
私が侯爵さまに頼まれブレスレットを付けた彼はここ数日の記憶がなかったそうです。
聖女様の前に行き匂いを嗅ぐと頭がボーとなり、訳が分からなくなってしまうそうで、何度か私の側に行くと頭がクリアになるので、私のところに行こうとしたが、聖女さまに邪魔されてしまい、気が付けば医務室のベットだったそうです。
そういわれてみれば、うちのクラスの男子は惑わされていない。
……私は空気清浄機か何かですか?
それとも魔法を無効かしたり状態異常を回復させる何かがあると言うのだろうか?
流石にわからないが、このままでいいわけがないと思った。
でも侯爵さまには動くなと言われている。
でもとにかくアルバイトにいこうと思います。
アルバイト先では私が聖女さまをいじめているというデマが流れており、店主が何を言っても聞いてくれないようだ。
私はその時のために侯爵さまから預かっている録画されたものを再生する機械にこれまた預かったものをセットするとそこには学園の風景が移しだされた。
写し出されたものは階段から突き落とされたものや、物を隠されたりしたときの物が写し出され、犯人も映っていたのだ。
「……これでもリリアちゃんが犯人だって言えるのか!」
「でも確かに俺は聖女さまから聞いたんだ」
「その聖女さまが階段から突き落としたんだぞ!!
一歩間違えれば大けがしてたんだ!
それを……リリアちゃんは散々家族に虐げられてきたんだ。
ようやく解放されて勉強にアルバイトにと頑張っているのに、虐めている時間があるわけないだろ」
「そうだよな、でもなんで俺そんなことも忘れてたんだ」
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「……そうか、あれなら……」
「前に侯爵さまから預かったブレスレットをある男子生徒に付けたんです。
そうしたら、正常に戻ったのでもしかしてそういう魔石があってブレスレットに付けてあったのかなと思ったんです」
今もそうだ。
私と少しの間でも接触すれば異常な状態は戻っているのだ。
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