勘弁してください、僕はあなたの婚約者ではありません

りまり

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   信じられなかった。

   父だと思っていたものが叔父だと言うでは無いか、確かに父の顔を見たことがないので確かめようがなかったのは確かだけど……まさか叔父上だったとは……。

 「では僕にそっくりなのは叔父上の子供ですか?」

 「そうだ、母がおかしくなり始めた時にはリーシャは双子だと言っていたようだが、俺たちは騙されない」

 「僕たちは直接母のお腹を透視して一人と判断しているのです。
 それをいきなり双子などと馬鹿らしい」

 そういえばこの二人もそれなりの魔力量を持っていると聞いている。なら他の兄弟は魔力量が少ないために叔父上の魅了にかかってしまったのか、それなら兄弟でこうも違うことがわかるけど……どうしてこうも魔力量が違うのか不思議だ。

 「一応言っておくがあの二人が魔力量が少ないのは、鍛錬を怠ったからだ」

 「そうそう、生まれつき魔力量があるからと鍛錬をサボるから今回のようになるんだよね」

 確かに鍛錬を怠ればせっかく持っている魔力もたかが知れているしな、本当に同じ兄弟なのかよ。

 「仕方ないよ。
 悪い所はその叔父上に似ているようだからね」

 「……お願いですから心を読まないで下さい」

 「読む必要ないでしょ?
 すべて顔に出ているんだからね」

 僕は顔を真っ赤にし、お兄さまたちを叩いたが効いてないのは言うまでもない、もっと鍛錬しなければ!!!!

 お兄さまたちのおかげで分からなかったことも解決したし、今後どうするかを考えないとな……

 「それなんだが、親父に確認したらルカの奴王子と婚約したようだ」

 「それもリーシャとして婚約したようだから気を付けろよ」

 「遅いですよ。
 既に断罪されて国外追放です」

 「もうそこまで話が進んでいるのか!!!!!
 後国外追放はルカだから気にするな、リーシャの名前になっていたのを国王が気を利かせて親父に話してくれたそうだ。その結果ルカと書き換えたそうだよ」

 「今頃焦ってるだろうな」

 国王様まで巻き込んでいるのか、お家騒動がどんどん大きくなっているけどいいのかな……

 お兄さまの顔を見るといいようだけど……不安しかないんですけど……

 今更だと思い諦めることにした。

 
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