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これで憂いが全て取り除けたわけではない。
いまだに陛下たちからのアプローチもあり、いまだにレオンの部屋で寝泊まりしているのだが、あの日から二人からのアプローチがなくなった。
何度か最初の部屋へ移してくれと頼んでも答えはいつもダメだ。
ふたなりということもわかり他の騎士たちと一緒の部屋にできなくなったらしい。
一人部屋も今は開いてないので今まで通りこの部屋での生活を余儀なくされている。
練習の時でさえ今までと雰囲気が変わり、明らかに迷惑そうな態度をとられていた。
その為、ハルは一人で出来る練習を隅の方でやるようになり、食事も一番最後に食べるようになった。
気づきはしていたが、大丈夫だろうと高をくくっていた矢先にハルは何者かによって連れ去られた。
「どういうことだ!何故護衛が一人もついていない」
「すみません。全員誰かがやっているから大丈夫だろうと思っていたんです」
「馬鹿なの、何のためにハルがふたなりの希少種だってばらしたの?」
「少し気がゆるんでいるみたいだな。
確かにハルは希少種かも知れないが、実力で騎士団に入団してきたんだ。
それを腫れものでも触れるみたいにしやがって!」
「今日の任務はハルを探すことだ。
だいたい想像はつく、そろそろ暗部からの連絡が入るころだろうから一旦解散して各自連絡を待つように」
解散となったがいつ連絡があってもいいようにそれぞれ早いご飯にしたり、剣を研いだりした。
いまだに陛下たちからのアプローチもあり、いまだにレオンの部屋で寝泊まりしているのだが、あの日から二人からのアプローチがなくなった。
何度か最初の部屋へ移してくれと頼んでも答えはいつもダメだ。
ふたなりということもわかり他の騎士たちと一緒の部屋にできなくなったらしい。
一人部屋も今は開いてないので今まで通りこの部屋での生活を余儀なくされている。
練習の時でさえ今までと雰囲気が変わり、明らかに迷惑そうな態度をとられていた。
その為、ハルは一人で出来る練習を隅の方でやるようになり、食事も一番最後に食べるようになった。
気づきはしていたが、大丈夫だろうと高をくくっていた矢先にハルは何者かによって連れ去られた。
「どういうことだ!何故護衛が一人もついていない」
「すみません。全員誰かがやっているから大丈夫だろうと思っていたんです」
「馬鹿なの、何のためにハルがふたなりの希少種だってばらしたの?」
「少し気がゆるんでいるみたいだな。
確かにハルは希少種かも知れないが、実力で騎士団に入団してきたんだ。
それを腫れものでも触れるみたいにしやがって!」
「今日の任務はハルを探すことだ。
だいたい想像はつく、そろそろ暗部からの連絡が入るころだろうから一旦解散して各自連絡を待つように」
解散となったがいつ連絡があってもいいようにそれぞれ早いご飯にしたり、剣を研いだりした。
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