【完結】騎士団長に言い寄られて困っています

りまり

文字の大きさ
44 / 47

44

 尊い犠牲のもとどうにか承諾をもらい輸送されることとなった。

 犠牲になった騎士二人は何かに目覚めてしまい、練習のあと二人でこそこそやっていることに回りはみて見ぬふりをした。

 時たま二人の犠牲になる奴もちらほらいたがそこは許容範囲内のことなので、犠牲者が少数であることを祈るしかない。

 「何とか終わったな」

 「これ以上問題が発生しないことを祈るが、残る問題はハルにどうやって受け入れてもらうかだが」

 「陛下には了解をもらっているからそこは何の問題もないんだが、ハルが受け入れてくれるかだが」

 「当たって砕けろだな」

 「砕けるつもりもないんだろ」

 「当たり前だろ」

 二人はそろってハルのいる陛下と王妃も元にいった。

 

 ハルはハルで陛下と王妃にいろいろな質問をされていた。

 「ハルちゃんはハミルトンとレオンどっちが好きなの」

 「俺としてはハル君にはうちの子になってもらいたいからハミルトンを選んでもらいたいんだけどね」

 「いや、別にどっちが好きとか嫌いとかないです」

 「そうなの、ならどっちと結婚しても構わないんだよね。
 どうせなら二人と結婚したら」

 「そっそれは無理ですよね。
 確か重婚は認められていないと聞きましたよ」

 「例外があるんだよ。
 今回みたいに王弟の息子との間に絆が結ばれ、それでも王の息子が諦めないといった場合だけ認められているんだけど、ハミルトンがハル以外は嫌だと久々に駄々をこねてね」

 「どんなところにも抜け道はある。
 すまないがハミルトンも受け入れてやってはくれないか」

 「うっ、どっちがどっちの子かわからなくなりませんか」

 「それは大丈夫です。どちらも王家の血筋には変わりありません」

 どんどん追い詰められていくハルだが答えは決まっていた。

 はじめは選べないので断ろうと思っていたが、ここまでおぜん立てされて断る理由もさすがにないので、二人に言われたら言うつもりだった。

 

あなたにおすすめの小説

好きな人に迷惑をかけないために、店で初体験を終えた

和泉奏
BL
これで、きっと全部うまくいくはずなんだ。そうだろ?

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

王様お許しください

nano ひにゃ
BL
魔王様に気に入られる弱小魔物。 気ままに暮らしていた所に突然魔王が城と共に現れ抱かれるようになる。 性描写は予告なく入ります、冒頭からですのでご注意ください。

年下くんに堕とされて。

bara
BL
イケメン後輩に堕とされるお話。 3話で本編完結です

番だと言われて囲われました。

BL
戦時中のある日、特攻隊として選ばれた私は友人と別れて仲間と共に敵陣へ飛び込んだ。 死を覚悟したその時、光に包み込まれ機体ごと何かに引き寄せられて、異世界に。 そこは魔力持ちも世界であり、私を番いと呼ぶ物に囲われた。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜

中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」 仕事終わりの静かな執務室。 差し入れの食事と、ポーションの瓶。 信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、 ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。

ギルド職員は高ランク冒険者の執愛に気づかない

Ayari(橋本彩里)
BL
王都東支部の冒険者ギルド職員として働いているノアは、本部ギルドの嫌がらせに腹を立て飲みすぎ、酔った勢いで見知らぬ男性と夜をともにしてしまう。 かなり戸惑ったが、一夜限りだし相手もそう望んでいるだろうと挨拶もせずその場を後にした。 後日、一夜の相手が有名な高ランク冒険者パーティの一人、美貌の魔剣士ブラムウェルだと知る。 群れることを嫌い他者を寄せ付けないと噂されるブラムウェルだがノアには態度が違って…… 冷淡冒険者(ノア限定で世話焼き甘えた)とマイペースギルド職員、周囲の思惑や過去が交差する。 表紙は友人絵師kouma.作です♪