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笑顔が素敵な女性はきっと最後まで素敵なんだろうな。
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「不知火君、この変なの今馬鹿げたことを言ったわ。」
変なのって言うなよ。可哀想だろ。
「変なのって言うな!」
「事実を言ったまでよ。まさか、事実を突き付けられてキレたのかしら。貴女、もう一回人生やり直した
ら?将来、そんなんじゃ生きていけないわよ。」
「あんたに言われたくないわ!!出会い頭にゾウリムシって言われたこっちの身にもなりなさいよ!」
「だから、事実を言ったまで。本当にいい性格してるわね。めんどくさいわ。折角最高の気分だったのに。」
蓬莱、お前も大概いい性格だぞ。
「ブーメランって知ってる?」
「そんなこと何で聞くのかしら?科学推薦って人は全員こうなの?あーやだやだ。焼却炉にぶちこんであげ
る。」
さらっと恐ろしいこと言うな。って、止めないとな。このままじゃ殺し合いが始まるかもしれない勢いだ。
「お、おい………そこまでし、したら……?」
「別にしたくてしてる訳じゃないのよ。そこの彼女さんが突っかかって来るのが悪いんじゃない。」
「愚者がいい気になりやがっ--------か、彼女さん?」
そこで引っ掛かってんじゃねーよ。
おぉ、みるみる顔が真っ赤に。あ、しゃがんで顔を伏せた。
「な、何よこの女。情緒不安定って言うのかしら?」
それはちょっと違うんじゃない?
よし、と小さく呟きながら立つ。まだ、顔が赤いが表情は学校に居るときの冷酷な表情だ。
「さ、さっきまでの無礼な言動を全て許すわ。ただもう二度とあのような事は言わないようにね。」
帰りましょ、と言われながら腕を引っ張られる。さっきの幼女とも思える子を振り返りもう一度見た。
特徴を言っておこう。眼鏡、幼女体型、じと目、長いツインテール。もし子供を作りたかったらあんな子が
欲しいな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本屋から結構離れた場所で腕を引っ張るのを止めて一緒に歩く。
さっきの子の名前聞き忘れたな。それに、科学推薦って言ってたから同じ学校であるはずだ。見たことある
と思ったが、もしかして同じクラスだったりして。それだったら面倒くさい事が起きるんじゃないか? もし、
そうなったら全部先生になんとかしてもらおう。面倒だし。
「ね、ねぇ不知火君。私達ってやっぱり他所から見ればカップルに見えるのかしら?」
お?さっきの彼女って言葉を気にしてるんだな。出掛けたりばかりの時は「大人のカップルに見えるかし
ら?」とか言ってたのにいざ、他人から言われると恥ずかしいみたいだ。
「まぁ、黒のスーツを身に纏ってる俺と黒のドレスを着てるお前がこんなにくっついていたらそう、見えるの
も可笑しくはないんじゃないか?」
そう、現在蓬莱選手は腕に引っ付いています。あーまた顔伏せた。可愛いからいいんだけどさ。
スマホで時間を確認する。11:00か。寮に帰ったら昼食か。
「昼食、頼む。」
言うタイミングは違うかもしれない。だけど、会話と言う会話はあまり出来ない状況だ。
「うん!分かったわ。私に任せてね♪」
そう、笑顔で俺に振り向く。他の人にもこんな表情すればいいのに勿体無い。
その日も、本屋で出会ったチビ以外得に変わることはなかった。
変なのって言うなよ。可哀想だろ。
「変なのって言うな!」
「事実を言ったまでよ。まさか、事実を突き付けられてキレたのかしら。貴女、もう一回人生やり直した
ら?将来、そんなんじゃ生きていけないわよ。」
「あんたに言われたくないわ!!出会い頭にゾウリムシって言われたこっちの身にもなりなさいよ!」
「だから、事実を言ったまで。本当にいい性格してるわね。めんどくさいわ。折角最高の気分だったのに。」
蓬莱、お前も大概いい性格だぞ。
「ブーメランって知ってる?」
「そんなこと何で聞くのかしら?科学推薦って人は全員こうなの?あーやだやだ。焼却炉にぶちこんであげ
る。」
さらっと恐ろしいこと言うな。って、止めないとな。このままじゃ殺し合いが始まるかもしれない勢いだ。
「お、おい………そこまでし、したら……?」
「別にしたくてしてる訳じゃないのよ。そこの彼女さんが突っかかって来るのが悪いんじゃない。」
「愚者がいい気になりやがっ--------か、彼女さん?」
そこで引っ掛かってんじゃねーよ。
おぉ、みるみる顔が真っ赤に。あ、しゃがんで顔を伏せた。
「な、何よこの女。情緒不安定って言うのかしら?」
それはちょっと違うんじゃない?
よし、と小さく呟きながら立つ。まだ、顔が赤いが表情は学校に居るときの冷酷な表情だ。
「さ、さっきまでの無礼な言動を全て許すわ。ただもう二度とあのような事は言わないようにね。」
帰りましょ、と言われながら腕を引っ張られる。さっきの幼女とも思える子を振り返りもう一度見た。
特徴を言っておこう。眼鏡、幼女体型、じと目、長いツインテール。もし子供を作りたかったらあんな子が
欲しいな。
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本屋から結構離れた場所で腕を引っ張るのを止めて一緒に歩く。
さっきの子の名前聞き忘れたな。それに、科学推薦って言ってたから同じ学校であるはずだ。見たことある
と思ったが、もしかして同じクラスだったりして。それだったら面倒くさい事が起きるんじゃないか? もし、
そうなったら全部先生になんとかしてもらおう。面倒だし。
「ね、ねぇ不知火君。私達ってやっぱり他所から見ればカップルに見えるのかしら?」
お?さっきの彼女って言葉を気にしてるんだな。出掛けたりばかりの時は「大人のカップルに見えるかし
ら?」とか言ってたのにいざ、他人から言われると恥ずかしいみたいだ。
「まぁ、黒のスーツを身に纏ってる俺と黒のドレスを着てるお前がこんなにくっついていたらそう、見えるの
も可笑しくはないんじゃないか?」
そう、現在蓬莱選手は腕に引っ付いています。あーまた顔伏せた。可愛いからいいんだけどさ。
スマホで時間を確認する。11:00か。寮に帰ったら昼食か。
「昼食、頼む。」
言うタイミングは違うかもしれない。だけど、会話と言う会話はあまり出来ない状況だ。
「うん!分かったわ。私に任せてね♪」
そう、笑顔で俺に振り向く。他の人にもこんな表情すればいいのに勿体無い。
その日も、本屋で出会ったチビ以外得に変わることはなかった。
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