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昨今の感想欄閉じてる小説について書き手側が言えること
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感想欄を閉じて感想を受け付けていない作者の一人なのですが、それにも理由がある。
もちろんメンタルに来るものがあるので閉じているというところもある。
重箱の隅を突くような「テメェーは姑かよ!?」ってコメントを他作者様の感想欄でよく見かけるし、そういうのが来たらイラッとするのは間違いない。
ストーリーの展開上、あってもなくてもいい設定の詳細を詰めろと言われたら「それをする労力の必要性はよ」と哲学したくなるだろう。
また、ざまぁを作品に盛り込まれていると「過剰だ」「不足だ」とどちらの意見も平等にやってくるのもよく見る光景だ。どっちだよ。
また、求めてもいない自分語りを謎に繰り広げる感想の書き手もいる。
別にあなたが既婚者だとかシングルマザーだとかそういう情報に作者は興味ない。作品に関係ないし。
共感してもらえるのはありがたいけど感想欄で語られてもこちらは困るとしか言いようがない。
今後の育児の参考に、などと言われても、そう…(無関心)としか言えない。
上記が大きな要因なのだが、一番好かない感想がある。
「続編を作れ」
これ。
私は短編書きで、短編を読み漁っている。
感想欄も余裕があれば見ている。
そうするとしょっちゅうこの手の催促を見かけてイラッとする。
物語本編への感想はないことが殆どで、あっても一行二行で「続編期待してます」これだ。
本当に続編が見たいくらいその作品に引き込まれたのならその作品がどのようによいものだったのか語れるはずだ。
どのような部分がよく、どう感じたから、続編を見たい、もっとその作品の世界に浸りたいと思ったか、そのパッションをぶつけられるはずだ。
それをせず、ただ定型文を感想欄に投げて口を開けて待つという行為に、どれほどの価値と重みがあるだろうか。
短編小説は短編として成立するよう話を組み立てられている。
連載小説は連載するために話の盛り上がりや展開を多く準備して作られている。
どちらがどう優れているかなどではなく、そもそもの作りが違うのだ。
犬と鳥を比べてどうこう言うようなもので、鳥が素晴らしいから犬にも見習って欲しいと言う人は見かけないと思う。
そのように短編と連載には違いがある。
それでも短編から連載へ発展させている方は、元々そういう風に話を広げられる余地を短編に作っていたか、大変努力して連載にできるように頭を使ったかだ。
それを当たり前のことだと思われても困る。
要求すれば短編が連載になるのが普通のことと思われると困る。
作者は神ではないし専業でもない。
日々行うアレコレの合間を縫って執筆している人がほとんどで、その執筆の前段階にはプロットを組むだとかアイデアを探すだとかいう行為が必ずある。
ネタやアイテアもなくとりあえず書くか、と執筆を始められる人は極端に少ないのではないだろうか。
取っ掛かりもなく何かを作れるのはごく一握りの才能を持つ人だけだ。
ここまであれこれ語ってきたが、感想欄を閉じる理由は結局のところ面倒な感想を見る必要が出てきてしまい、またそれに返信せねばならない面倒さが根底にある。
そういったカオスな感想欄を是とする人は慈母の如きおおらかさで感想欄を解放しているが、私にはとてもじゃないが真似は出来ない。
感想欄をチェックし、返信内容を考えたり、寄せられた感想に一喜一憂するその時間とメンタルで、思いついたネタを一つでも多く形にしたい。
他の感想欄を閉じている作者様がたが同じ考えかどうかは知らないが、私はそういう気持ちで感想欄を閉鎖している。
作者も読者と同じ人間で、疲れたりげんなりしたりすることがある。
それだけ覚えて帰ってもらえれば幸いである。
もちろんメンタルに来るものがあるので閉じているというところもある。
重箱の隅を突くような「テメェーは姑かよ!?」ってコメントを他作者様の感想欄でよく見かけるし、そういうのが来たらイラッとするのは間違いない。
ストーリーの展開上、あってもなくてもいい設定の詳細を詰めろと言われたら「それをする労力の必要性はよ」と哲学したくなるだろう。
また、ざまぁを作品に盛り込まれていると「過剰だ」「不足だ」とどちらの意見も平等にやってくるのもよく見る光景だ。どっちだよ。
また、求めてもいない自分語りを謎に繰り広げる感想の書き手もいる。
別にあなたが既婚者だとかシングルマザーだとかそういう情報に作者は興味ない。作品に関係ないし。
共感してもらえるのはありがたいけど感想欄で語られてもこちらは困るとしか言いようがない。
今後の育児の参考に、などと言われても、そう…(無関心)としか言えない。
上記が大きな要因なのだが、一番好かない感想がある。
「続編を作れ」
これ。
私は短編書きで、短編を読み漁っている。
感想欄も余裕があれば見ている。
そうするとしょっちゅうこの手の催促を見かけてイラッとする。
物語本編への感想はないことが殆どで、あっても一行二行で「続編期待してます」これだ。
本当に続編が見たいくらいその作品に引き込まれたのならその作品がどのようによいものだったのか語れるはずだ。
どのような部分がよく、どう感じたから、続編を見たい、もっとその作品の世界に浸りたいと思ったか、そのパッションをぶつけられるはずだ。
それをせず、ただ定型文を感想欄に投げて口を開けて待つという行為に、どれほどの価値と重みがあるだろうか。
短編小説は短編として成立するよう話を組み立てられている。
連載小説は連載するために話の盛り上がりや展開を多く準備して作られている。
どちらがどう優れているかなどではなく、そもそもの作りが違うのだ。
犬と鳥を比べてどうこう言うようなもので、鳥が素晴らしいから犬にも見習って欲しいと言う人は見かけないと思う。
そのように短編と連載には違いがある。
それでも短編から連載へ発展させている方は、元々そういう風に話を広げられる余地を短編に作っていたか、大変努力して連載にできるように頭を使ったかだ。
それを当たり前のことだと思われても困る。
要求すれば短編が連載になるのが普通のことと思われると困る。
作者は神ではないし専業でもない。
日々行うアレコレの合間を縫って執筆している人がほとんどで、その執筆の前段階にはプロットを組むだとかアイデアを探すだとかいう行為が必ずある。
ネタやアイテアもなくとりあえず書くか、と執筆を始められる人は極端に少ないのではないだろうか。
取っ掛かりもなく何かを作れるのはごく一握りの才能を持つ人だけだ。
ここまであれこれ語ってきたが、感想欄を閉じる理由は結局のところ面倒な感想を見る必要が出てきてしまい、またそれに返信せねばならない面倒さが根底にある。
そういったカオスな感想欄を是とする人は慈母の如きおおらかさで感想欄を解放しているが、私にはとてもじゃないが真似は出来ない。
感想欄をチェックし、返信内容を考えたり、寄せられた感想に一喜一憂するその時間とメンタルで、思いついたネタを一つでも多く形にしたい。
他の感想欄を閉じている作者様がたが同じ考えかどうかは知らないが、私はそういう気持ちで感想欄を閉鎖している。
作者も読者と同じ人間で、疲れたりげんなりしたりすることがある。
それだけ覚えて帰ってもらえれば幸いである。
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