前世を思い出した巫女は神のもとに行きたい

だるま

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帰ることを許されたが、条件は自分でも出した"浄化"

マダムも納得してくれているようには思わなかったが、ミコトが口添えしてくれたおかげだ。

"この子は大丈夫。約束は守ってくれるよ"と。

餌付け…もとい昔からの縁で、ミコトはわたしの味方をしてくれている。

とにかく定期的に祠に行って祈りを捧げる。
わたしの友達のためにわたしはそう決めた。



**********

「ミコト様、本当に大丈夫なのですか?」

「あの子との付き合いはお前より長い…あの子はちゃんとわたしを守るよ」

紅茶をすすりながらミコトは機嫌よく返答する。

「ご機嫌ですね。」

「うん。やっと会えたからね。」

「いつからお知り合いなのですか?」

「それはお前に答える必要は感じられないな。マリン。」

そう言い茶菓子に満足してミコトは姿を消した。




御神体の中で
ミコトは今日のことを想う。

やっと会えた。
なんかめんどくさがりになってるけど、芯は変わらなかった。
でも、きっと無理をするから見とかないといけないな。
ふふふ…今度部屋に遊び行こう!



ミコトは上機嫌で思いを馳せる。



**********


マダムもといマリンは一人になった応接室で紅茶を飲んでいた。もう一人この部屋に来る人物を待っている。

コンコン

来ましたか…

「お入りなさい」

「失礼します。母上。
今回の試験でやっと合格者が出ましたね。」


「そうね。その子は辞退して帰っていったわよ。」

「えっ…辞退?
辞退したのですか。あの人は。」

「そう言えば、祠で待機してたのでしたね。では、彼女の浄化も見たのですね。」

「自分で指示して忘れてたのですか…
まぁそうです。彼女の浄化は見ました。
神秘的でとても綺麗でしたよ。」

「力は間違いないのですね。」

「ええ。しかし、帰したのですか?」

「ミコト様が本人がそのように望んでいるからと。神殿には入らず、森の祠で定期的に浄化してもらうことで話をつけました。」

「そんなこと可能なのですか?修行もなしに?」

「ミコト様が了解されてる以上わたしが口出しすることはできません。」

「そうですか。俺は彼女と話をしてみたいです。」

「嫌われるわよ?」

「嫌われる前提ですか!」

「あのユエという娘。神殿に入ることを頑として拒否をしたわ。
彼女過去に何かあったのかしら?」
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