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力にだって限界があるんです
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翌朝、領主同行で祠にやってきた。
領主がついてくる時はわたしの体調が悪い時についてくるのだ。
別に体調不良を指摘されたことはないので、たまたなんだろうが…
浄化を毎日行えるようになったとは言っても、もうちょっと回数や力を入れなければ追いつかない。そうでもしないと、溜まっている50年分の穢れが浄化できない。
昨日は少し頑張りすぎてしまい、回復が追いついていない。
正直領主は、帰ってほしい…
「ミコト今日のリクエストは?」
「ねぇ…今日はやめない?ユエ疲れてるよね?」
「…今日は…この1回だけさせて。お願い…」
「……」
ミコトは無言で御神体の中に入る。了解してくれたようだ。
わたしは歌う。
思い出してしまったミコトの事、あなたの事。もう知らない時には戻れないのだ。ミコトを苦しませたくはないのだ。
歌が終わりほっとしたせいなのかその場でへたり込んでしまった。
力が入らない…無理しすぎか…
すると急に身体が浮いた。
「⁈⁈っ」
「やっぱり無理してたんだね。全く…」
わたしは領主にお姫様抱っこされていた。
頭が追いつかない。
口をはくはくとさせていた。
抗おうにも身体は疲弊して力が出ない。
そして領主の顔が笑ってるけど、目が怖い…
**********
ユエが城に住み込むようになって彼女の様子を毎日見ていた。
俺にはそっけないが、ミコトや母には敬意を持って接してくれている。面倒くさがりなとこはあるが、仕事面も真面目で正直来てもらって助かっている。根は真面目なのだろう。
浄化をするとユエは力を使うたびに、疲れていることが多い。
1回の浄化がそんなに身体に負担を及ぼすものなのかと思い、隠れて見に行ったことがある。
そして見たのは、彼女の力だけでなく、命を削っているのではないかと思うような光景だった。
どうしてそんなに複数回の浄化を繰り返しているのか。これでは身体の回復が追いつかないのも頷けた。
そんな彼女にイライラする。まるで自分を犠牲にしているようではないか。
それからユエの調子を見ては監視をするために同行することにした。俺が一緒に行くと、世話になりたくないと思うのか、無理はしないでいてくれる。抑止力になってくれるならそれでいい。
無理をされてユエを失うわけにはいかないのだ。
**********
そのまま城に連れて帰られて、部屋に放り込まれた。取り敢えず寝ろと言うことらしい。
まぁ今は何もできないので、そうさせてもらうけどね…
「ユエ…」
ミコトにも心配かけてしまった。
「ごめん。今回は無理しすぎた…」
「わかってるなら次は気をつけて。私にはユエしかいないんだよ。」
「わかってる。でも生身の人間では限界があるね…いっそ「今のままでできることしよう。」」
ミコトが被せてきた。それは言うなと言うとこらしい。
「そうだね。今できることを…
」
領主がついてくる時はわたしの体調が悪い時についてくるのだ。
別に体調不良を指摘されたことはないので、たまたなんだろうが…
浄化を毎日行えるようになったとは言っても、もうちょっと回数や力を入れなければ追いつかない。そうでもしないと、溜まっている50年分の穢れが浄化できない。
昨日は少し頑張りすぎてしまい、回復が追いついていない。
正直領主は、帰ってほしい…
「ミコト今日のリクエストは?」
「ねぇ…今日はやめない?ユエ疲れてるよね?」
「…今日は…この1回だけさせて。お願い…」
「……」
ミコトは無言で御神体の中に入る。了解してくれたようだ。
わたしは歌う。
思い出してしまったミコトの事、あなたの事。もう知らない時には戻れないのだ。ミコトを苦しませたくはないのだ。
歌が終わりほっとしたせいなのかその場でへたり込んでしまった。
力が入らない…無理しすぎか…
すると急に身体が浮いた。
「⁈⁈っ」
「やっぱり無理してたんだね。全く…」
わたしは領主にお姫様抱っこされていた。
頭が追いつかない。
口をはくはくとさせていた。
抗おうにも身体は疲弊して力が出ない。
そして領主の顔が笑ってるけど、目が怖い…
**********
ユエが城に住み込むようになって彼女の様子を毎日見ていた。
俺にはそっけないが、ミコトや母には敬意を持って接してくれている。面倒くさがりなとこはあるが、仕事面も真面目で正直来てもらって助かっている。根は真面目なのだろう。
浄化をするとユエは力を使うたびに、疲れていることが多い。
1回の浄化がそんなに身体に負担を及ぼすものなのかと思い、隠れて見に行ったことがある。
そして見たのは、彼女の力だけでなく、命を削っているのではないかと思うような光景だった。
どうしてそんなに複数回の浄化を繰り返しているのか。これでは身体の回復が追いつかないのも頷けた。
そんな彼女にイライラする。まるで自分を犠牲にしているようではないか。
それからユエの調子を見ては監視をするために同行することにした。俺が一緒に行くと、世話になりたくないと思うのか、無理はしないでいてくれる。抑止力になってくれるならそれでいい。
無理をされてユエを失うわけにはいかないのだ。
**********
そのまま城に連れて帰られて、部屋に放り込まれた。取り敢えず寝ろと言うことらしい。
まぁ今は何もできないので、そうさせてもらうけどね…
「ユエ…」
ミコトにも心配かけてしまった。
「ごめん。今回は無理しすぎた…」
「わかってるなら次は気をつけて。私にはユエしかいないんだよ。」
「わかってる。でも生身の人間では限界があるね…いっそ「今のままでできることしよう。」」
ミコトが被せてきた。それは言うなと言うとこらしい。
「そうだね。今できることを…
」
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