夢で逢いましょう

待井 月

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夢は夢のまま

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目を閉じるたび、私は“そこ”に行く。
目を開けるたび、“ここ”に戻ってくる。

“ここ”は現実。灰色の空と、湿ったアスファルト。
教室の窓から見える景色は、いつだって色を失っている。
誰の声も届かないし、私の声も誰にも届かない。

だけど、“そこ”はちがう。
風は花の匂いがして、空は深くて広くて、どこまでも澄んでいた。
誰も私を否定しない。
そして——先生がいる。
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