大精霊に愛されて

鬼灯

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イザヤはサーシャを抱きしめる。
全てを手にしたいと、サーシャを抱きしめる。




「精霊の子供は………どうやって」



サーシャの声にイザヤは笑う。



「人間と変わらぬ、女性の腹から生まれる」



「そうなのですね」



ふわりと笑うサーシャにイザヤは、唇を寄せる。軽く口吻られ、恥ずかしそうにサーシャは頷いた。それに気を良くしたイザヤは、サーシャを抱きしめる。サーシャはおずおずと抱きしめ返した。そんなサーシャを抱き上げて、ベッドに運ぶと、イザヤはサーシャを優しくベッドに横たえる。目を見開くサーシャに笑い、イザヤは乗り上げる。



「あの………」



戸惑うサーシャに笑みを深める。イザヤはサーシャの頬を撫でながら、口吻る。そっと手のひらを滑らせて、サーシャの服を脱がしていく。
サーシャは口吻に翻弄され、されるままになっている。何度も深く口吻されて、意識が曖昧になっている。




「あ、やぁ」



肌にイザヤの熱を感じて、サーシャが声をあげる。それに拒絶の色がないのを感じ、イザヤは口吻をほどき、首筋に顔を移す。
サーシャの息が熱くなる。
それにイザヤは笑うと、更にサーシャの躰に手を伸ばした。サーシャはイザヤの愛撫に翻弄され、
夜はふけていったのである。














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