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1st season 第一章
007 ユリアの計画
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合同訓練から一ヶ月。
カイン達はエルベの森へとその狩場を移していた。
「今日もビッグボアとれるかなぁ?」
「一頭倒せば230レアは嬉しいよな~」
1レアは日本円に換算すれば200円といったところ、16歳の二人にとって一日4万6千円の収入は魅力的だ・・・が、そのリターンの為に毎日命をベットしていると考えれば、とても高いとは言えない金額だ。
「少し危ないけど、一日も早くカインと結婚したいし・・・・」
ユリア達が目標とする結婚資金の金貨100枚はざっくりと2千万円に相当する。
勿論この結婚資金は日本式に豪勢な挙式に充てられるわけでは無く、冒険者を辞めて何かしらの商いを始める為の開業資金だ。
エルベの森へ狩場を移したのもユリアのアイデアだった。
「俺も・・・早く結婚したい・・・」
二人は決して冒険者という職業を嫌がっているわけでは無い。
閉鎖的な村社会で貞淑さのみを教えられてきたユリアには婚前交渉という発想が無かった。
カインへの献身行為を繰り返すうちに、ようやっと遅咲きの性に目覚め始めたユリア。
四六時中カインと共に育ったせいで、自身で慰める為の知識すら無く、悶々とした肉体の衝動がそのまま結婚願望へと直結していた。
「ビッグボアのおかげで残り金貨89枚だよ~」
「よしっ、じゃあ今日も安全第一、浅めのところでコツコツ探そう」
駆け出しからの一年、倹約に倹約を重ねてもカイン達の貯えは金貨7枚がやっとだった。
それがこの一ヶ月で4枚も増えたのだ。
実際のところ、二人は少し浮足立っていたのかも知れない・・・
~~~~~
「見つからないね・・・」
「野営地より向こうなら結構居そうだけど、さすがに二人じゃ・・・な?」
全てが自己責任の冒険者、F級であってもエルベの森へ入るのは禁止されていない。
それでも精々が入り口から数キロ、それ以上奥に行けば、自分たちの実力では生きて戻ることが困難な事をカインたちも自覚していた。
「ねっ、カイン。奥じゃなくて少し横に入ってみようか?」
「・・・うん。道の上よりも森の中の方が突進力が落ちていいかも知れない」
カイン達の予想は当たっていた。
林道から1kmほど分け入ったところで手頃なビッグボアを発見、いつものようにわざと投石で怒らせ、突進したところを氷壁からのコンボでなんなく仕留める事ができた。しかし・・・
「っていうかコレ、どうやって運ぼう?」
カインのレベルは12でユリアが13。
1t近いビッグボアであっても二人がかりでズルズルと街まで引きずる事が出来るのだが、平坦な林道と本格的な森の中では話が違う。
太く張り巡らされた木の根が数十センチおきに段差を作り、踏み固められていない地面に足をとられる。
地道に引きずっていけば、やがては林道に出られるだろうが、日が落ちるまでに街まで戻れるか微妙なところだ。
「いいこと思いついた!カイン、盾を地面において」
「・・・こうか?」
「で、そっち持って・・・よいしょっ!」
ユリアの考えた作戦はこうだ。
裏返しにしたタワーシルドにビッグボアを横たえ、落ちないように縄で括り付ける。
ソリの要領でタワーシールドも縄で引けば、凸凹があっても随分とマシに進めるはずだ。
「うんしょ。うんしょ」
「なんとかなりそうだな」
その時であった。
あれだけ探しても見つからなかったビッグボアがもう一頭現れたのだ。
距離100m、障害物が多すぎて完全に見落とした。
カインは左手を構えようとして冷や汗が流れる。
「くっ、盾が・・・」
「アっ、氷壁!!!」
二人が冷静であれば大木や、それこそ仕留めたばかりのビッグボアの骸を盾にして、逃げ回りながら返り討ちにすることも出来ただろう。
しかし、盾が無いという非常事態は二人をパニックに陥れるに充分すぎた。
時間の流れが緩慢となり、コマ送りのように映像だけが進む。
最初に波紋が2つ、氷壁に生まれた。
ビッグボアの下顎から突き出た二本の牙がその中心にある。
やがてそれは蜘蛛の巣状のヒビとなって、一瞬で爆散した。
カインと突進者を隔てるものはもう何も無い。
後ろにはユリア、回避行動は許されない。
一瞬の逡巡の後、カインは戦斧を振り上げた!
乾坤一擲!
毎朝の鍛錬のままに、垂直に獲物を打ち下ろす。
「ふんっ!」
『バギンッ!』
頭蓋骨が割れる音と同時に、交通事故のような轟音が鳴り響く。
ビッグボアの巨体がカインに突き刺さる。
目を見開いたユリアが2つの塊によって弾き飛ばされ『ズンッ!』という低音が背後の大木から発生した。
カインの意識はそこで途切れた。
~~~~~
「ぐっ・・・くぅぅ」
時間にすれば1分も経っていないだろう。
カインの意識がリブートする。
ざっくりと割れたビッグボアの頭部が視界に入る。
「ぐはっ・・っ」
吐き出されたのはカインの真っ赤な血液だった。
視線を下げれば直径7cm程の牙がカインの腹部に突き立っている。
左腕は肘関節がありえない方向に曲がっており、右手といえば手首から骨が突き出していた。
「ユ、ユリアっ!ユリアっ!無事なのか!?」
カインの叫びに答える者は居ない。
周囲を見渡すと、5m先にユリアが倒れている。
「っっっくしょぉおおおお!」
ビッグボアの牙はカインの腹部を突き抜けて背後の大木に突き刺さっている。
体幹の筋肉だけでビッグボアを押し返すと、ぐじゅぐじゅと掻き回された内蔵から血が吹き出す。
不思議と痛みは感じないが、全身が燃えるように熱い。
「ユリア・・・ユリア」
横たわるユリアの元に膝を着く。
呼吸音を確認したいが耳鳴りが酷く聞きとれない。
脈を取るにも両手が使えない。
首筋に頬を当ててみると、かすかに生命が感じられた。
「良かった・・・とにかく、ここを離れなきゃ」
両の目から涙が溢れ出す。
どうにかしてユリアを連れ帰らなければならない。
動かない両腕が恨めしい。
ユリアの横に寝そべると肘までが可動する右腕をユリアの下に押し込んでいく。
激痛が走っているが「痛みがそこにある」と認識しているだけで、無視すれば問題ない。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ」
なんとかユリアの下まで肩を差し込んだカイン、額から脂汗が吹き出している。
「よしっ・・・起き上がるぞ」
昏倒する負傷者を不用意に動かせば突然死する事もあるとギルドで習った。
肘の動く右腕でユリアを支えながら、血を吹き出しながら悲鳴をあげる腹筋のみで、可能な限りゆっくりと身を起こす。
くの字に折れたユリアがなんとかうまく肩にのってくれた。
少しずつ姿勢をかえながら、ゆっくりと、ゆっくりと立ち上が・・・・ぐらりと視界がゆれた。
絶対に、倒れ込むわけにはいかない。
失血により意識が朦朧としはじめている。
急がなければ。
折れるほどに奥歯を噛み締めながら一歩、腹孔からドロリと血の塊を吐き出して一歩、気の遠くなるほどそれを繰り返し、なんとか林道まで辿り着く。
カインの我が身を省みぬ行動が女神の琴線に触れたのか、このとき奇跡が起きた。
エルベの森から戻る冒険者の一団が偶然通りかかったのだ。
「おいっ、お前、その女をどうするつもりだ」
遠目には、人攫いか何かに見えたのだろう。
「・・・・・・」
「おいっ、答えろ!」
武器を構えた冒険者たちが近づいてくる。
既にカインの目は霞み、滲んだ人影しか見えていない。
「・・・・・・」
「えっ・・・カイン君???怪我してるの???」
「・・・・・・・・・・」
意識の無いユリアをザックが受け取ると、かすれるような願いを最後にカインは崩れ落ちた。
カイン達はエルベの森へとその狩場を移していた。
「今日もビッグボアとれるかなぁ?」
「一頭倒せば230レアは嬉しいよな~」
1レアは日本円に換算すれば200円といったところ、16歳の二人にとって一日4万6千円の収入は魅力的だ・・・が、そのリターンの為に毎日命をベットしていると考えれば、とても高いとは言えない金額だ。
「少し危ないけど、一日も早くカインと結婚したいし・・・・」
ユリア達が目標とする結婚資金の金貨100枚はざっくりと2千万円に相当する。
勿論この結婚資金は日本式に豪勢な挙式に充てられるわけでは無く、冒険者を辞めて何かしらの商いを始める為の開業資金だ。
エルベの森へ狩場を移したのもユリアのアイデアだった。
「俺も・・・早く結婚したい・・・」
二人は決して冒険者という職業を嫌がっているわけでは無い。
閉鎖的な村社会で貞淑さのみを教えられてきたユリアには婚前交渉という発想が無かった。
カインへの献身行為を繰り返すうちに、ようやっと遅咲きの性に目覚め始めたユリア。
四六時中カインと共に育ったせいで、自身で慰める為の知識すら無く、悶々とした肉体の衝動がそのまま結婚願望へと直結していた。
「ビッグボアのおかげで残り金貨89枚だよ~」
「よしっ、じゃあ今日も安全第一、浅めのところでコツコツ探そう」
駆け出しからの一年、倹約に倹約を重ねてもカイン達の貯えは金貨7枚がやっとだった。
それがこの一ヶ月で4枚も増えたのだ。
実際のところ、二人は少し浮足立っていたのかも知れない・・・
~~~~~
「見つからないね・・・」
「野営地より向こうなら結構居そうだけど、さすがに二人じゃ・・・な?」
全てが自己責任の冒険者、F級であってもエルベの森へ入るのは禁止されていない。
それでも精々が入り口から数キロ、それ以上奥に行けば、自分たちの実力では生きて戻ることが困難な事をカインたちも自覚していた。
「ねっ、カイン。奥じゃなくて少し横に入ってみようか?」
「・・・うん。道の上よりも森の中の方が突進力が落ちていいかも知れない」
カイン達の予想は当たっていた。
林道から1kmほど分け入ったところで手頃なビッグボアを発見、いつものようにわざと投石で怒らせ、突進したところを氷壁からのコンボでなんなく仕留める事ができた。しかし・・・
「っていうかコレ、どうやって運ぼう?」
カインのレベルは12でユリアが13。
1t近いビッグボアであっても二人がかりでズルズルと街まで引きずる事が出来るのだが、平坦な林道と本格的な森の中では話が違う。
太く張り巡らされた木の根が数十センチおきに段差を作り、踏み固められていない地面に足をとられる。
地道に引きずっていけば、やがては林道に出られるだろうが、日が落ちるまでに街まで戻れるか微妙なところだ。
「いいこと思いついた!カイン、盾を地面において」
「・・・こうか?」
「で、そっち持って・・・よいしょっ!」
ユリアの考えた作戦はこうだ。
裏返しにしたタワーシルドにビッグボアを横たえ、落ちないように縄で括り付ける。
ソリの要領でタワーシールドも縄で引けば、凸凹があっても随分とマシに進めるはずだ。
「うんしょ。うんしょ」
「なんとかなりそうだな」
その時であった。
あれだけ探しても見つからなかったビッグボアがもう一頭現れたのだ。
距離100m、障害物が多すぎて完全に見落とした。
カインは左手を構えようとして冷や汗が流れる。
「くっ、盾が・・・」
「アっ、氷壁!!!」
二人が冷静であれば大木や、それこそ仕留めたばかりのビッグボアの骸を盾にして、逃げ回りながら返り討ちにすることも出来ただろう。
しかし、盾が無いという非常事態は二人をパニックに陥れるに充分すぎた。
時間の流れが緩慢となり、コマ送りのように映像だけが進む。
最初に波紋が2つ、氷壁に生まれた。
ビッグボアの下顎から突き出た二本の牙がその中心にある。
やがてそれは蜘蛛の巣状のヒビとなって、一瞬で爆散した。
カインと突進者を隔てるものはもう何も無い。
後ろにはユリア、回避行動は許されない。
一瞬の逡巡の後、カインは戦斧を振り上げた!
乾坤一擲!
毎朝の鍛錬のままに、垂直に獲物を打ち下ろす。
「ふんっ!」
『バギンッ!』
頭蓋骨が割れる音と同時に、交通事故のような轟音が鳴り響く。
ビッグボアの巨体がカインに突き刺さる。
目を見開いたユリアが2つの塊によって弾き飛ばされ『ズンッ!』という低音が背後の大木から発生した。
カインの意識はそこで途切れた。
~~~~~
「ぐっ・・・くぅぅ」
時間にすれば1分も経っていないだろう。
カインの意識がリブートする。
ざっくりと割れたビッグボアの頭部が視界に入る。
「ぐはっ・・っ」
吐き出されたのはカインの真っ赤な血液だった。
視線を下げれば直径7cm程の牙がカインの腹部に突き立っている。
左腕は肘関節がありえない方向に曲がっており、右手といえば手首から骨が突き出していた。
「ユ、ユリアっ!ユリアっ!無事なのか!?」
カインの叫びに答える者は居ない。
周囲を見渡すと、5m先にユリアが倒れている。
「っっっくしょぉおおおお!」
ビッグボアの牙はカインの腹部を突き抜けて背後の大木に突き刺さっている。
体幹の筋肉だけでビッグボアを押し返すと、ぐじゅぐじゅと掻き回された内蔵から血が吹き出す。
不思議と痛みは感じないが、全身が燃えるように熱い。
「ユリア・・・ユリア」
横たわるユリアの元に膝を着く。
呼吸音を確認したいが耳鳴りが酷く聞きとれない。
脈を取るにも両手が使えない。
首筋に頬を当ててみると、かすかに生命が感じられた。
「良かった・・・とにかく、ここを離れなきゃ」
両の目から涙が溢れ出す。
どうにかしてユリアを連れ帰らなければならない。
動かない両腕が恨めしい。
ユリアの横に寝そべると肘までが可動する右腕をユリアの下に押し込んでいく。
激痛が走っているが「痛みがそこにある」と認識しているだけで、無視すれば問題ない。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ」
なんとかユリアの下まで肩を差し込んだカイン、額から脂汗が吹き出している。
「よしっ・・・起き上がるぞ」
昏倒する負傷者を不用意に動かせば突然死する事もあるとギルドで習った。
肘の動く右腕でユリアを支えながら、血を吹き出しながら悲鳴をあげる腹筋のみで、可能な限りゆっくりと身を起こす。
くの字に折れたユリアがなんとかうまく肩にのってくれた。
少しずつ姿勢をかえながら、ゆっくりと、ゆっくりと立ち上が・・・・ぐらりと視界がゆれた。
絶対に、倒れ込むわけにはいかない。
失血により意識が朦朧としはじめている。
急がなければ。
折れるほどに奥歯を噛み締めながら一歩、腹孔からドロリと血の塊を吐き出して一歩、気の遠くなるほどそれを繰り返し、なんとか林道まで辿り着く。
カインの我が身を省みぬ行動が女神の琴線に触れたのか、このとき奇跡が起きた。
エルベの森から戻る冒険者の一団が偶然通りかかったのだ。
「おいっ、お前、その女をどうするつもりだ」
遠目には、人攫いか何かに見えたのだろう。
「・・・・・・」
「おいっ、答えろ!」
武器を構えた冒険者たちが近づいてくる。
既にカインの目は霞み、滲んだ人影しか見えていない。
「・・・・・・」
「えっ・・・カイン君???怪我してるの???」
「・・・・・・・・・・」
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