57 / 173
1st season 第三章
056 結婚の誓い
しおりを挟む
「で、ヤッたの?」
「うっ・・・・・・おぅ」
「お、おかえりなさい・・・奥様」
開口一番、シリアがぶっ込んだ。
気を利かせてくれてるんだろうけど、なんだかなー。
「いい?あたし達がうまくやってく為に大事なことよ?」
「?」
「その奴隷の尻が揉みたくなったら、内だろうと外だろうと、あたしが隣にいようと居まいと、こそこそせずに好きなだけ揉んでいいわ」
「へっ?」
「遠慮されたらかえって気になって不安になるでしょ?」
「あー、そか。ハードル高いが頑張って揉む」
「あ、あたしは外じゃダメよ?」
「内ならいいのか?」
「決まってるでしょ!?その奴隷に遠慮したりしたら引っ叩くからねっ!」
「おう」
「で、あたしもアンタに甘えたい時は遠慮しない、横入りだってする、奴隷は・・・ごめん、これからはちゃんとユリアって呼ぶわ。ユリアは、メイドとして扱う事にする。自分から行っちゃダメ。そのルールなら、あたしはうまくやれると思う」
「ありがとな。おまえ、ほんとすげーいい女だ」
「知ってる・・・じゃ、行くわよ」
「あの・・・奥様、ありがとうございます。ほんとうに、ありがとうございます」
「たまに八つ当たりするかもしれないけど、それくらいは多目に見てね?あとその『奥様』っていうの?すごくいいわっ!」
俺たちは宿を引き払って、神殿に向かった。
結婚の誓いは普通ナザリア様の神殿でするらしいけど、俺たちは当然ホルジス様の神殿だ。
「あ、ちょっとその前に寄り道するわ」
「どこ行くんだ?」
「ユリアに服を買うのよ」
「いえ、わたしになんて・・・」
「あたしと服装かぶるの嫌なの。大体にしてその乳であたしのタンクトップとか、貴族街の娼婦が裸足で逃げ出すレベルよっ!安心しなさい、ダサいカッコさせて自分を引き立たせるようなセコイ真似はしないわ。メイドの枠内で、ちゃんとカインが興奮するようなの選んだげる」
シリアのチョイスは神だった。
アンミラ風の胸がボイーンってなる、ぶりぶりフリフリの濃紺ミニスカメイド服。
キャロラインっ!とか呼びたくなるような詰め襟ロング丈ワンピースの使用人服は深緑で、チャイナドレスばりに深い、重なりスリットが一本入っている。
俺的イチオシは白いワンピース。
膝上丈のフレアタイプで、胸の真ん中が上下に楕円形にくり抜かれている。
つまり、谷間の始まりから終わりまでが一望できるのだっ!
素晴らしいっ!
たぶんスルッと手が入っちゃう?
大興奮で喜んでいたら、下着を買うからと先に追い出された、悲しい。
「知らないほうが見せて貰うとき嬉しいでしょ?」と窘められた、嬉しい。
数日前までの地獄が嘘のような幸福。
まぁ、色ボケとも言う。
ああ、神に感謝せねば!
あっ、神殿行くんだった。
この世界の結婚に大掛かりな式は無い。
新郎新婦が勝手に神殿で誓うだけだ。
人頭税がある国では色々手続きがあるようだが、各種ギルドが徴税するこの国には無い。
ただし、妻の所有を証明できるように、証人を連れて所属ギルドや村長に記録してもらいに行くことはする。
俺の場合は一応貴族なので、帰ったら寄り親のクルスタット子爵に挨拶に行く事になる。
シリアと二人でホルジス様の神殿に跪く。
「ほら、ユリアも来なさい。結婚の誓いはさせてあげられないけど、ロックハウス家への忠誠なら誓わせてあげるわ」
やばい、シリアがいい女すぎて生きるのがつらい。
もう絶対頭が上がらない。
「私、カイン・ロックハウスは、この女シリアを妻とし、生涯庇護す事をホルジス様に誓います」
「私シリアは、これよりシリア・ロックハウスを名乗り、夫カインに生涯の貞節を誓います」
「私ユリアは、主たるカイン・ロックハウス様とシリア奥様に、生涯の忠誠を誓います」
「また、私カイン・ロックハウスは、奴隷ユリアをロックハウス家の名の元に庇護する事を誓います」
「いやぁ、カインさん、おめでとう。驚いたよ」
「ホルジス様、ありがとうございます」
「「えっ!!!」」
「あー、奥様、おめでとう。ユリア嬢、はじめまして。カインさんと懇意にさせてもらっている、ホルジスと言います。今後とも宜しく」
「あ、あ、あの・・・守護神様なのですか?」
「そうですよー、ナザリアみたいに人気は無いですけどね?」
「ちょ、ちょ、ちょっとアンタ、どうすんのよ?」
「あ、実はお詫びしないといけない事がありまして・・・エクスカリバー、早くも売ってしまいました」
「ええええええ!? まっ、いっか。アレは大金になったでしょ?」
「えぇ、急ぎだったもので、相場の2割でしたが、おかげでユリアを買い戻すことが出来ました」
「・・・あっ、そういう事でしたか。こちらのユリアさんがあのユリアさんだとはひと目でわかったんですが、でも、そういう使われ方だったなら、上司への報告もしやすいですね。いやぁ、良かった。フレーネさんが言ってたのはきっとこういう事だったんですね」
「そこで、ついでと言ってはアレなんですが、ユリアの奴隷紋、普通では消せないものらしくて、ホルジス様なら消せたりしないでしょうか?」
「どれどれ、んー、消すことは可能なんだけど、ちょっとまずいかな」
「ホルジス様、どうか消さないでっ!これが無かったら、わたしはカインと居られませんっ!お願いです、消さないでください」
「ユリア・・・」
「本当に辛い目にあったのだね。皮肉なことに、奴隷紋の複雑な呪いによって雁字搦めにされる事で、ユリア嬢の心はなんとか正常を保てているんだ。その支えが無くなれば、人の身では到底耐えられるものでは無い。だから消すことは出来ても、それではユリア嬢が廃人になってしまうんだ」
「そんな・・・」
「カイ、ご主人様。その方が良いです。わたしはご主人様の性奴隷であることを、世界中に叫んで知らせたいくらい幸せです。カイン・ロックハウスの名が刻まれた奴隷紋は私の宝物、どうか取り上げようと考えないで下さい」
「ユリア・・・」
「うんうん。それにしても『聖剣を売って性奴隷を買った』・・・そこだけ聞くとカインさん、かなりのクズに聞こえますね?」
「でも俺は、胸を張ってそう言いますよ。もしも元の世界の担当さんに会うことがあったら、ホルジス様達のおかげでどれほど幸せになったか、小一時間は熱弁をふるうくらい感謝してます」
「いやぁ、上司にいい報告ができるなぁ。おっと、今日はあまりのんびりして居られないんですよ。王都にはいつまで?」
「明日にはエルダーサへ出立つしようかと」
「そうですか、また神殿のある街へ寄ったら是非お会いしましょう」
「はい、色々とありがとうございました」
「それでは奥様もユリア嬢も、カインさんとお幸せにね」
「「ありがとうございます」」
「ねぇ、今の何だったの?」
「何だったのってホルジス様?」
「そういう事言ってるんじゃないわよっ!あたしら、今、ここで、神託を頂いたのよっ!」
「私、神様と話したの初めてです・・・ご主人様はホルジス様と親しかったのですか?」
「あー、ユリアに話した時はかいつまんでだったから、ホルジス様の事まで話してなかったね。試練の洞窟に行った話はしたろ?」
俺たちは無事、結婚の誓いと、エクスカリバーを売り払うという暴挙の報告を終えた。
「うっ・・・・・・おぅ」
「お、おかえりなさい・・・奥様」
開口一番、シリアがぶっ込んだ。
気を利かせてくれてるんだろうけど、なんだかなー。
「いい?あたし達がうまくやってく為に大事なことよ?」
「?」
「その奴隷の尻が揉みたくなったら、内だろうと外だろうと、あたしが隣にいようと居まいと、こそこそせずに好きなだけ揉んでいいわ」
「へっ?」
「遠慮されたらかえって気になって不安になるでしょ?」
「あー、そか。ハードル高いが頑張って揉む」
「あ、あたしは外じゃダメよ?」
「内ならいいのか?」
「決まってるでしょ!?その奴隷に遠慮したりしたら引っ叩くからねっ!」
「おう」
「で、あたしもアンタに甘えたい時は遠慮しない、横入りだってする、奴隷は・・・ごめん、これからはちゃんとユリアって呼ぶわ。ユリアは、メイドとして扱う事にする。自分から行っちゃダメ。そのルールなら、あたしはうまくやれると思う」
「ありがとな。おまえ、ほんとすげーいい女だ」
「知ってる・・・じゃ、行くわよ」
「あの・・・奥様、ありがとうございます。ほんとうに、ありがとうございます」
「たまに八つ当たりするかもしれないけど、それくらいは多目に見てね?あとその『奥様』っていうの?すごくいいわっ!」
俺たちは宿を引き払って、神殿に向かった。
結婚の誓いは普通ナザリア様の神殿でするらしいけど、俺たちは当然ホルジス様の神殿だ。
「あ、ちょっとその前に寄り道するわ」
「どこ行くんだ?」
「ユリアに服を買うのよ」
「いえ、わたしになんて・・・」
「あたしと服装かぶるの嫌なの。大体にしてその乳であたしのタンクトップとか、貴族街の娼婦が裸足で逃げ出すレベルよっ!安心しなさい、ダサいカッコさせて自分を引き立たせるようなセコイ真似はしないわ。メイドの枠内で、ちゃんとカインが興奮するようなの選んだげる」
シリアのチョイスは神だった。
アンミラ風の胸がボイーンってなる、ぶりぶりフリフリの濃紺ミニスカメイド服。
キャロラインっ!とか呼びたくなるような詰め襟ロング丈ワンピースの使用人服は深緑で、チャイナドレスばりに深い、重なりスリットが一本入っている。
俺的イチオシは白いワンピース。
膝上丈のフレアタイプで、胸の真ん中が上下に楕円形にくり抜かれている。
つまり、谷間の始まりから終わりまでが一望できるのだっ!
素晴らしいっ!
たぶんスルッと手が入っちゃう?
大興奮で喜んでいたら、下着を買うからと先に追い出された、悲しい。
「知らないほうが見せて貰うとき嬉しいでしょ?」と窘められた、嬉しい。
数日前までの地獄が嘘のような幸福。
まぁ、色ボケとも言う。
ああ、神に感謝せねば!
あっ、神殿行くんだった。
この世界の結婚に大掛かりな式は無い。
新郎新婦が勝手に神殿で誓うだけだ。
人頭税がある国では色々手続きがあるようだが、各種ギルドが徴税するこの国には無い。
ただし、妻の所有を証明できるように、証人を連れて所属ギルドや村長に記録してもらいに行くことはする。
俺の場合は一応貴族なので、帰ったら寄り親のクルスタット子爵に挨拶に行く事になる。
シリアと二人でホルジス様の神殿に跪く。
「ほら、ユリアも来なさい。結婚の誓いはさせてあげられないけど、ロックハウス家への忠誠なら誓わせてあげるわ」
やばい、シリアがいい女すぎて生きるのがつらい。
もう絶対頭が上がらない。
「私、カイン・ロックハウスは、この女シリアを妻とし、生涯庇護す事をホルジス様に誓います」
「私シリアは、これよりシリア・ロックハウスを名乗り、夫カインに生涯の貞節を誓います」
「私ユリアは、主たるカイン・ロックハウス様とシリア奥様に、生涯の忠誠を誓います」
「また、私カイン・ロックハウスは、奴隷ユリアをロックハウス家の名の元に庇護する事を誓います」
「いやぁ、カインさん、おめでとう。驚いたよ」
「ホルジス様、ありがとうございます」
「「えっ!!!」」
「あー、奥様、おめでとう。ユリア嬢、はじめまして。カインさんと懇意にさせてもらっている、ホルジスと言います。今後とも宜しく」
「あ、あ、あの・・・守護神様なのですか?」
「そうですよー、ナザリアみたいに人気は無いですけどね?」
「ちょ、ちょ、ちょっとアンタ、どうすんのよ?」
「あ、実はお詫びしないといけない事がありまして・・・エクスカリバー、早くも売ってしまいました」
「ええええええ!? まっ、いっか。アレは大金になったでしょ?」
「えぇ、急ぎだったもので、相場の2割でしたが、おかげでユリアを買い戻すことが出来ました」
「・・・あっ、そういう事でしたか。こちらのユリアさんがあのユリアさんだとはひと目でわかったんですが、でも、そういう使われ方だったなら、上司への報告もしやすいですね。いやぁ、良かった。フレーネさんが言ってたのはきっとこういう事だったんですね」
「そこで、ついでと言ってはアレなんですが、ユリアの奴隷紋、普通では消せないものらしくて、ホルジス様なら消せたりしないでしょうか?」
「どれどれ、んー、消すことは可能なんだけど、ちょっとまずいかな」
「ホルジス様、どうか消さないでっ!これが無かったら、わたしはカインと居られませんっ!お願いです、消さないでください」
「ユリア・・・」
「本当に辛い目にあったのだね。皮肉なことに、奴隷紋の複雑な呪いによって雁字搦めにされる事で、ユリア嬢の心はなんとか正常を保てているんだ。その支えが無くなれば、人の身では到底耐えられるものでは無い。だから消すことは出来ても、それではユリア嬢が廃人になってしまうんだ」
「そんな・・・」
「カイ、ご主人様。その方が良いです。わたしはご主人様の性奴隷であることを、世界中に叫んで知らせたいくらい幸せです。カイン・ロックハウスの名が刻まれた奴隷紋は私の宝物、どうか取り上げようと考えないで下さい」
「ユリア・・・」
「うんうん。それにしても『聖剣を売って性奴隷を買った』・・・そこだけ聞くとカインさん、かなりのクズに聞こえますね?」
「でも俺は、胸を張ってそう言いますよ。もしも元の世界の担当さんに会うことがあったら、ホルジス様達のおかげでどれほど幸せになったか、小一時間は熱弁をふるうくらい感謝してます」
「いやぁ、上司にいい報告ができるなぁ。おっと、今日はあまりのんびりして居られないんですよ。王都にはいつまで?」
「明日にはエルダーサへ出立つしようかと」
「そうですか、また神殿のある街へ寄ったら是非お会いしましょう」
「はい、色々とありがとうございました」
「それでは奥様もユリア嬢も、カインさんとお幸せにね」
「「ありがとうございます」」
「ねぇ、今の何だったの?」
「何だったのってホルジス様?」
「そういう事言ってるんじゃないわよっ!あたしら、今、ここで、神託を頂いたのよっ!」
「私、神様と話したの初めてです・・・ご主人様はホルジス様と親しかったのですか?」
「あー、ユリアに話した時はかいつまんでだったから、ホルジス様の事まで話してなかったね。試練の洞窟に行った話はしたろ?」
俺たちは無事、結婚の誓いと、エクスカリバーを売り払うという暴挙の報告を終えた。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる