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2nd season 第一章
100 ニェリーザ
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「ホルジス様、めっちゃテンション高かったわね?」
「仕事が順調で御機嫌だったんだな、きっと」
神殿をあとにした俺達はギルドに向かっている。
王都に本部を持ってはいるものの、冒険者ギルドは世界組織、長期滞在するなら最寄りのギルドに報告する義務がある。
そしてついでにヴァルダークさんからの紹介状も提出しないといけない。
聖都のギルマスは恐らくまだ知り合いがやってるからとか言ってた。
うん、折角書いてもらった紹介状、出さなかったら拗ねちゃうかもしんないしな?
「ここよね?」
「ここだな」
「よしっ、みんなっ!いいわねっ!ビシッと決めるわよっ?」
「「「「「うっす!」」」」」
・・・なんか掛け声変わってるし。
エルダーサのギルドよりも幾分か小綺麗なドア。
ギィィィィ
併設された居酒屋エリアから一斉に視線が突き刺さる・・・うん、俺の後ろの集団にね?
「ヒューッ♪」
「だ、誰っ?」
「ヲイヲイマジカヨ・・・」
っていうか俺様空気っ!
完全スルーですわ!
注目を浴びてドヤ顔をヒクヒクさせる我が嫁・・・うん、聖都をエンジョイしてますね?
注目は浴びるものの、やはり黒装束の集団は警戒されるのか、ユリアと二人のときみたいに、絡まれたりすることはない・・・ゴンザ、元気か?
うん、とりあえず空いている窓口に向かう。
「・・・(じーっ」
「あー、いいですか?」
「あっ、はいっ!・・・お姉さまがた、カッコイイですね~♡」
「ありがと。シリアよ。よろしくねっ?」
よしっ!シリアたんご満悦っ!これでビキニパンツ無しバージョンに一歩近づいた!受付さんっ、褒美をとらすっ!
「あー、暫く滞在することになるので報告に来ました。王国から来たC級パーティー、ロックハウスのリーダーでカイン・ロックハウスです」
「おっ、王国貴族の方でしたかっ!」
「あー、そういうんじゃないんで、普通でお願いします、普通で」
あれ?個人のランクはギルドカードでわかるけど、パーティー・ランクって、詐称し放題じゃね?これ?
登録元のエルダーサに問い合わせるにも、行って来いで80日・・・うん、パーティー・ランクは信用しないことにしよう。
「びっ、B級・・・」
ざわっ ざわざわっ
おっ?聖都でもB級はそこそこ希少なのか?まっ、A級とか国に何人ってレベルだもんな。
「エルダーサのギルマスから紹介状を貰ってるんですが、こちらのギルマスは『ニェリーザさん』で合ってますか?」
「はい、お預かりしても?」
「あー、できれば直接お渡ししたい」
「わかりました。少々お待ち下さい」
名もない受付さんがかけてゆく・・・リサさん・・・は、たぶん元気だな、うん。
「お待たせしまた。お会いになられます」
受付さんに連れられ階段を登る。
ギルマス部屋は三階のようだ。
負けたな?ヴァルダークさん。
コンコンッ
「入れ」
「失礼します。王国から来たパーティーの皆さんをお連れしました」
「んっ?ヴァルダークめ!よりによってハーレム野郎か!」
なんかおっかない姉御エルフさん居たっ!
「どうもー、エルダーサからやってきたC級パーティー、ロックハウスのリーダーでカイン・ロックハウスですー」
「しかも貴族かっ!ケッ!」
うん、早めに退散しよう、そうしよう。
「こちらが紹介状です・・・」
「ふんっ!」
パラ・・・パラパラ・・・パラパラパラ・・・・・パラパラパラパラ・・・・・
長い。つーかヴァルダークさん何書いたっ!?
「あー、先程の非礼は詫びよう。ようこそ、聖都冒険者ギルドは諸君を歓迎する。・・・強く生きろよ?」
マジ何書いたっ!?
「ありがとうございます。何が書かれていたか伺っても?」
「それはダメだ。あー、して、おっかない嫁さんというのはどなたかな?」
ぶふぉっ! ケフケフッ ケフケフッ
「はじめまして。よく出来た嫁のシリア・ロックハウスです。お見知りおきを」
「くくくっ、油断すると尻の毛まで抜かれるとヴァルダークが書いていておってな?お手柔らかに頼む・・・しかし、人は見かけによらんな?王に逆らって性奴隷を護る顔には到底見えん」
バクンッ
「まぁ、そう警戒するな。ヴァルダークがそれだけ私を信用しているということだ」
「・・・ヴァルダークさんとの関係をお伺いしても?」
「なんだ、アイツはそんな事も教えてないのか?あのハナタレは昔の弟子だ」
「なるほど・・・ニェリーザさんのレベルを伺っても?」
「ははは、レディーに数字を訪ねてはいかんな?・・・しかしホルジス様か・・・私もお会いしてみたいものだ」
「えーと、手紙一枚で信じるんですか?」
「なに、アレには嘘をついたらどうなるか、しっかり教育してあるでな?」
うん、絶対勝てない。
怒らせないようにしよう。
「宜しければ今度ご一緒します?一緒に行けばたぶん大丈夫だと思うので」
「良いのかっ?ぜひお願いしたいっ!」
一時はどうなることかと思われたが、挨拶は円満に進行した。
「で、そのリサさんって受付嬢にすっかり尻にしかれてんですよー、あのおっちゃん!」
「ほんとかっ!?不器用なアレに女とはなぁ・・・どうやって口説いたのか想像できん」
「それがぁ~、リサさんがまんまと罠にかけたんですよ~!聞きます?詳細?」
うん、凄いな、ロックハウス家。
あっという間に取り込んだ。
・・・寂しい。
「シリアお姉ちゃん?お兄ちゃんが拗ねてるよ?」
「アリスちゃん、お兄ちゃんと遊んでてあげて?」
「はーい」
くっ、アリス・・・えぇ子やぁ!
ヴァルダーク今昔物語を中心に、延々繰り広げられた女子会は日の暮れる頃になってようやっとお開きとなった。
「それでは、神殿に行く際にはお誘いに寄りますんで、タイミングよかったらご一緒しましょう」
「あぁ、よろしく頼む。そちらも何か困ったことがあったら・・・まぁ、無くとも、また茶飲みに寄ってくれ」
うん、随分仲良くなったな、俺、空気だったけど。
「ニェリーゼさん、面白い人だったわね?」
「聖都には知り合い居ませんから、頼れるお姉さんが出来て安心ですねっ!」
「ふふふ、なんだか底の見えない方でしたわ~」
城門近くの冒険者宿まで戻り、遅めの夕食を取ることにする。
3LDK部屋貸しで銀貨五枚に、シリアが交渉して朝食を付けさせた。
個室はラティアとアリス、シリアとユリア、そして俺。
アベル隊はリビングになる。
「・・・おいしく・・・ないわね?」
「ラティアさんのご飯がいいですぅ・・・」
「まっ、明日からは昼夜外食だし、良しとしよう」
うん、ハズレだった。
明日にでもギルドでオススメ聞いてこよう。
さぁ、さっさと済ませてお部屋に戻って、土下座タイムだっ!
「・・・お風呂・・・無いわよね・・・」
「まぁ、王都の金貨八枚部屋ですら無かったしな」
「えっ、旦那様?あの部屋?金貨八枚もしたんですか?」
「うん・・・泊めてもらえそうな中で一番いい部屋頼んだが、その価値はあった!」
「・・・ご飯は折角だから食堂めぐりをするとして、明日から、夜は城門の外に出ましょ?」
(((((コクコク)))))
「さて、話も落ち着いたところで、折り入って頼みがある」
「何よ?あらたまって?」
「うむ・・・是非とも、是非とも、ビキニパンツ無しの制服姿が見たいっ!当方には土下座してでもオネダリする用意があるっ!」
「「「「「・・・・」」」」」
「アンタ・・・今日一日ソレ考えてたの?」
「おぅ!」
「「「「「・・・・」」」」」
「はぁぁぁぁ・・・まっ、いいわ。着替えてくるからまってなさい」
「いやっ、それには及ばないでござるっ!許可さえ貰えればホレ、ご覧の通り!」
収納。
「・・・・・」
うん、素晴らしかった。
新たなる絶対領域の顕現。
この世界とあの世界、どっちの神々にも心のそこから感謝出来た。
宗教家としての自覚が出てきたかもしれない。
「仕事が順調で御機嫌だったんだな、きっと」
神殿をあとにした俺達はギルドに向かっている。
王都に本部を持ってはいるものの、冒険者ギルドは世界組織、長期滞在するなら最寄りのギルドに報告する義務がある。
そしてついでにヴァルダークさんからの紹介状も提出しないといけない。
聖都のギルマスは恐らくまだ知り合いがやってるからとか言ってた。
うん、折角書いてもらった紹介状、出さなかったら拗ねちゃうかもしんないしな?
「ここよね?」
「ここだな」
「よしっ、みんなっ!いいわねっ!ビシッと決めるわよっ?」
「「「「「うっす!」」」」」
・・・なんか掛け声変わってるし。
エルダーサのギルドよりも幾分か小綺麗なドア。
ギィィィィ
併設された居酒屋エリアから一斉に視線が突き刺さる・・・うん、俺の後ろの集団にね?
「ヒューッ♪」
「だ、誰っ?」
「ヲイヲイマジカヨ・・・」
っていうか俺様空気っ!
完全スルーですわ!
注目を浴びてドヤ顔をヒクヒクさせる我が嫁・・・うん、聖都をエンジョイしてますね?
注目は浴びるものの、やはり黒装束の集団は警戒されるのか、ユリアと二人のときみたいに、絡まれたりすることはない・・・ゴンザ、元気か?
うん、とりあえず空いている窓口に向かう。
「・・・(じーっ」
「あー、いいですか?」
「あっ、はいっ!・・・お姉さまがた、カッコイイですね~♡」
「ありがと。シリアよ。よろしくねっ?」
よしっ!シリアたんご満悦っ!これでビキニパンツ無しバージョンに一歩近づいた!受付さんっ、褒美をとらすっ!
「あー、暫く滞在することになるので報告に来ました。王国から来たC級パーティー、ロックハウスのリーダーでカイン・ロックハウスです」
「おっ、王国貴族の方でしたかっ!」
「あー、そういうんじゃないんで、普通でお願いします、普通で」
あれ?個人のランクはギルドカードでわかるけど、パーティー・ランクって、詐称し放題じゃね?これ?
登録元のエルダーサに問い合わせるにも、行って来いで80日・・・うん、パーティー・ランクは信用しないことにしよう。
「びっ、B級・・・」
ざわっ ざわざわっ
おっ?聖都でもB級はそこそこ希少なのか?まっ、A級とか国に何人ってレベルだもんな。
「エルダーサのギルマスから紹介状を貰ってるんですが、こちらのギルマスは『ニェリーザさん』で合ってますか?」
「はい、お預かりしても?」
「あー、できれば直接お渡ししたい」
「わかりました。少々お待ち下さい」
名もない受付さんがかけてゆく・・・リサさん・・・は、たぶん元気だな、うん。
「お待たせしまた。お会いになられます」
受付さんに連れられ階段を登る。
ギルマス部屋は三階のようだ。
負けたな?ヴァルダークさん。
コンコンッ
「入れ」
「失礼します。王国から来たパーティーの皆さんをお連れしました」
「んっ?ヴァルダークめ!よりによってハーレム野郎か!」
なんかおっかない姉御エルフさん居たっ!
「どうもー、エルダーサからやってきたC級パーティー、ロックハウスのリーダーでカイン・ロックハウスですー」
「しかも貴族かっ!ケッ!」
うん、早めに退散しよう、そうしよう。
「こちらが紹介状です・・・」
「ふんっ!」
パラ・・・パラパラ・・・パラパラパラ・・・・・パラパラパラパラ・・・・・
長い。つーかヴァルダークさん何書いたっ!?
「あー、先程の非礼は詫びよう。ようこそ、聖都冒険者ギルドは諸君を歓迎する。・・・強く生きろよ?」
マジ何書いたっ!?
「ありがとうございます。何が書かれていたか伺っても?」
「それはダメだ。あー、して、おっかない嫁さんというのはどなたかな?」
ぶふぉっ! ケフケフッ ケフケフッ
「はじめまして。よく出来た嫁のシリア・ロックハウスです。お見知りおきを」
「くくくっ、油断すると尻の毛まで抜かれるとヴァルダークが書いていておってな?お手柔らかに頼む・・・しかし、人は見かけによらんな?王に逆らって性奴隷を護る顔には到底見えん」
バクンッ
「まぁ、そう警戒するな。ヴァルダークがそれだけ私を信用しているということだ」
「・・・ヴァルダークさんとの関係をお伺いしても?」
「なんだ、アイツはそんな事も教えてないのか?あのハナタレは昔の弟子だ」
「なるほど・・・ニェリーザさんのレベルを伺っても?」
「ははは、レディーに数字を訪ねてはいかんな?・・・しかしホルジス様か・・・私もお会いしてみたいものだ」
「えーと、手紙一枚で信じるんですか?」
「なに、アレには嘘をついたらどうなるか、しっかり教育してあるでな?」
うん、絶対勝てない。
怒らせないようにしよう。
「宜しければ今度ご一緒します?一緒に行けばたぶん大丈夫だと思うので」
「良いのかっ?ぜひお願いしたいっ!」
一時はどうなることかと思われたが、挨拶は円満に進行した。
「で、そのリサさんって受付嬢にすっかり尻にしかれてんですよー、あのおっちゃん!」
「ほんとかっ!?不器用なアレに女とはなぁ・・・どうやって口説いたのか想像できん」
「それがぁ~、リサさんがまんまと罠にかけたんですよ~!聞きます?詳細?」
うん、凄いな、ロックハウス家。
あっという間に取り込んだ。
・・・寂しい。
「シリアお姉ちゃん?お兄ちゃんが拗ねてるよ?」
「アリスちゃん、お兄ちゃんと遊んでてあげて?」
「はーい」
くっ、アリス・・・えぇ子やぁ!
ヴァルダーク今昔物語を中心に、延々繰り広げられた女子会は日の暮れる頃になってようやっとお開きとなった。
「それでは、神殿に行く際にはお誘いに寄りますんで、タイミングよかったらご一緒しましょう」
「あぁ、よろしく頼む。そちらも何か困ったことがあったら・・・まぁ、無くとも、また茶飲みに寄ってくれ」
うん、随分仲良くなったな、俺、空気だったけど。
「ニェリーゼさん、面白い人だったわね?」
「聖都には知り合い居ませんから、頼れるお姉さんが出来て安心ですねっ!」
「ふふふ、なんだか底の見えない方でしたわ~」
城門近くの冒険者宿まで戻り、遅めの夕食を取ることにする。
3LDK部屋貸しで銀貨五枚に、シリアが交渉して朝食を付けさせた。
個室はラティアとアリス、シリアとユリア、そして俺。
アベル隊はリビングになる。
「・・・おいしく・・・ないわね?」
「ラティアさんのご飯がいいですぅ・・・」
「まっ、明日からは昼夜外食だし、良しとしよう」
うん、ハズレだった。
明日にでもギルドでオススメ聞いてこよう。
さぁ、さっさと済ませてお部屋に戻って、土下座タイムだっ!
「・・・お風呂・・・無いわよね・・・」
「まぁ、王都の金貨八枚部屋ですら無かったしな」
「えっ、旦那様?あの部屋?金貨八枚もしたんですか?」
「うん・・・泊めてもらえそうな中で一番いい部屋頼んだが、その価値はあった!」
「・・・ご飯は折角だから食堂めぐりをするとして、明日から、夜は城門の外に出ましょ?」
(((((コクコク)))))
「さて、話も落ち着いたところで、折り入って頼みがある」
「何よ?あらたまって?」
「うむ・・・是非とも、是非とも、ビキニパンツ無しの制服姿が見たいっ!当方には土下座してでもオネダリする用意があるっ!」
「「「「「・・・・」」」」」
「アンタ・・・今日一日ソレ考えてたの?」
「おぅ!」
「「「「「・・・・」」」」」
「はぁぁぁぁ・・・まっ、いいわ。着替えてくるからまってなさい」
「いやっ、それには及ばないでござるっ!許可さえ貰えればホレ、ご覧の通り!」
収納。
「・・・・・」
うん、素晴らしかった。
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この世界とあの世界、どっちの神々にも心のそこから感謝出来た。
宗教家としての自覚が出てきたかもしれない。
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