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2nd season 第二章
120 伝説の神器
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ロックハウスの女たちは皆、神殿にそれぞれの部屋を持っている。
ローテーションごとに、カインはその部屋を渡り歩く生活だ。
そして今夜もその中の一つ。
「カイン君・・・こういうのは私には似合わないのでは無いか?その・・・私みたいなゴツゴツした躰では、見ても面白くなかろう?」
カインと肌を重ねるようになって、ほんの僅かではあるが、アベルにはコンプレックスが生まれていた。
ユリアには透けるような白い肌、シリアの躰もスレンダーで美しい、だが、自分は・・・女としてはやや筋肉質に仕上がりすぎてしまっている。
「まっ!本気で言ってる?俺?それ見つけた瞬間から『絶対アベルに着せるっ!』って決めてたぞ?どう考えてもアベル専用服だろ?」
「そっ、そうか?私が着ても嬉しいか?」
「当たり前じゃんっ!今だって、この美しい映像を脳内ハードディスクにガリガリ書き込みまくってるっ!」
聖都を散策中に発見した神器、前世の世界では『童貞キラー』として崇められた、かのセーターが、この世界にも存在したのだ!
イエスッ! アイム女神視姦中なうっ!
「ふふふ、意味はわからないが少し安心する・・・私ももう三十になってしまった・・・同情で抱いてくれてるのでは無いかと、不安なのだ」
「なるほど、それは俺が怠慢だったな・・・アベルの躰にどれほど欲情しているか、ネットリと判らせてあげよう」
「その・・・あまり恥ずかしいのは・・・ダメだぞ?」
ソファーに深く腰掛け、膝の間にアベルを招く。
おうふ、ギンギンの愚息に押し付けられる、引き締まった尻の弾力が心地よい。
ノースリーブだけでは飽き足らず、襟だけを残してヒップまでざっくりと開いた毛糸のワンピ・・・っていうか既に前掛けでしょ、これ?
そうか、デザイナーさんは裸エプロンをセーターで表現したかったのですね?すばらしい。
キリリと引き締まった背幅からはみ出してしまうヨコチチに視線を奪われつつも、左右から腰のくびれにそっと指を這わせる。
「んふっ」
くすぐったいのか、アベルが僅かに身を捩ると、豊満な横乳がブルンと震えた。
セーターの中に手を突っ込んで揉みしだきたい衝動を抑えつけながら、ツツツと指を滑らせる。
決してすばやく動かしてはいけない。
素早く動かしてはくすぐったくなるだけだ。
サワサワと毛を逆立てる静電気のような刺激がアベルの素肌を繰り返し撫ぜる。
つつーっ つつーっ つつーっ
次第にアベルの吐息が大きくなり、静電気から甘い痺れに変化した刺激にうっとりし始める。
リシェルを虜にした性感プレイだ。
つつーっ つつーっ つつーっ
俺の指先がアベルに触れると、一瞬ビクリと腰が逃げるが、すぐ元の位置に戻ってくる。
刺激が欲しくてせつなくなるのだ。
十本の指でゾクゾクと快感を与えながら、腰のくびれをなぞってゆく。
肋骨を通り、膨らみの麓を越え、人差し指がわずかに乳輪をかすめると、アベルが可愛い鳴き声を聞かせてくれる。
「んぁっ」
指先はその頂に触れること無く、再び麓へと下り、腰骨をスッと撫ぜて折返し、背骨にそって肩甲骨までを辿らせる。
「っんはっ っっっ んはっ っっっ」
初めは皮膚の表面だけだった感覚が、次第に内部に浸透し、指が触れるだけで骨の髄まで痺れてしまうようになる。
そして、トドメ。
乳房を這い上がって来た指先が、また乳輪をかすめて遠ざかると予感した瞬間、ぐにゅりと乳首をつままれて、そのまま指先でしつこく舐られる。
「んあっ んあっ あんっ ああんっ」
射精直前の様な快感が次々と与えられ、女の子みたいな喘ぎ声をあげさせられる。
トラストミー・・・エマにやられたからわかる。
こうなるともはや全身全てが性感帯。
逃げ場は無い。
満を持してアベルの豊満な巨乳を揉みしだく。
モミモミ モミモミ モミモミ
この快感の恐ろしいところは『射精して終わり』とはならないところだ・・・リシェルが言うには、膣イキとクリイキの中間くらいの感覚らしい。
胸を揉まれただけでイッてしまう・・・同人誌みたいなエロい事態がリアルに起こる。
性感マッサージおそるべし!
「カインクンっ、もっ、だめっ、もっ、だめっ」
唇を涎でドロドロにした艶めかしい熟女。
とうぜんここで止めるわけがない。
かぷっ
ポニーテールで露わになったうなじを甘噛してやる。
脳髄から尾てい骨までを快感が奔り抜ける。
「っんんんんー」
動物の体は不思議だ、急所を押さえられると抵抗できなくなる。
脳内分泌液過多で朦朧とする囚われのアベル。
左手で乳房を揉みしだいたまま、右手をマイクロビキニの中に滑り込ませると、その小さな布切れの中はヌルヌルとした体液でグジュグジュに濡れていた。
「お漏らししたみたいになってるよ?」
「いやっ・・・言わないでくれ・・・」
羞恥心を刺激してあげることも大事。
女のカラダは恥ずかしければ恥ずかしいほど興奮するんだ。
クリトリスをしごきながらトロトロにとろけた表情を視姦する。
「ほら、アベル、イキたいの?クリでイカせてほしいの?」
「カインクン・・・イカせて・・・クリでイカせて・・・」
コスコス コスコス コスコスコスコスコスコスコスコス
「あんっ あんっ イクッ イクッ クリイクッ クリイっ・・・・・・・・んふぁぁぁ」
太ももをぎゅっと硬直させ、首筋を震わせながらアベルがオーガズムに達する。
当然、追撃だ。
ソファーに座ったままズボンを脱ぎ捨てると、クリイキの余韻に浸るアベルの尻を持ち上げ、ガチガチのペニスの上に降ろしてやる。
「っんあ・・・・まっ、まってくれ・・・まだ、ダメだ、まだ、んあっ」
ぬちゅ ぬちゅ ぬちゅ ぬちゅ
ゆっくりとペニスを上下させるだけで膣壁のしこりが固くなり、アベルがイキそうなのがわかる。
このタイミングで乳首を引っ張ると・・・
「んぁぁぁぁ あーーーーっ あーーーーっ」
快楽の荒波にもみくちゃにされるアベル、ぎゅっと抱きしめて耳の穴に舌を押し込みながらそっと囁く。
「愛してるよ、アベル・・・」
「んふぅー んふぅー んふぅー」
アベルの頬を涙がつたう。
でも俺もそろそろ限界だ。
ぐったりとしたアベルをソファーの上で四つ這いにさせ、尻をわしずかみにして押し広げる。
蜜壺から溢れた粘液が糸を引き、その向こうにはセーターからこぼれ落ちた巨乳がブラブラと揺れた。
にゅるんっ
たて続けにイカされて、アベルの膣内はズブズブに出来上がってる。
手加減なしに最初から全開で腰を打ち付けた。
ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ
もはやアベルは『あーっ』としか言えない。
ぶるんぶるん揺れる乳袋を見据えながらたっぷりとザーメンを注ぐ。
「アベル、出るっ・・・ドプッ ドプッ ドプッ ドプッ・・・っんん」
ヌチャッ ヌチャッ ヌチャッ ヌチャッ
膣壁でペニスをこすって、射精後の余韻をしばし味わったら、アベルを仰向けにソファーに寝かせる。
一度出したくらいではLV50オーバーは萎えたりしない。
ドロリと白濁液を垂れ流す膣に、ガチガチの肉棒を再び押し込む。
ぬぷっ ぬぷっ ぬぷっぬぷっ ぬぷっぬぷっ
繋がって、見つめ合いながら、互いの舌を絡め合い、アベルの中に何度も注いだ。
~~~~~
「しかし、この暮らしは素晴らしいな。大切な仲間に囲まれて、飢える者たちに職を探し、こうして惚れた男に可愛がって貰える。僅か三年前には、想像することすら無かった暮らしだ」
腕枕にしなだれ、少し復活したアベルがしみじみと言った。
「うん、確かに想像してなかった・・・そのネックレスをもう一度見る日が来るとも、思ってなかったな・・・」
アベルの胸元には今も、あの日の白い石がぶら下がってる。
きっとずっと付けてくれていたんだろう、革紐は新しいものに変わっていた。
「ふふふ、皆には散々からかわれたがな」
「きっと二度と会えないから、本当は形が残るものなんて渡しちゃいけないって思ったんだ。でも、どうしても渡したかった・・・こういう言い方は変かもしれないけど、俺にとってアベルは、初めて出来た親友だったんだ」
「それは光栄だ・・・・・カイン君、その・・・お願いがあるのだ・・・私が歳をとって、女として愛せない姿になっても・・・たまにで良いんだ・・・こうして・・・腕枕をしてもらえるだろうか?」
「言っとくが、俺の性欲は半端ない。最近自覚した。お婆ちゃんになってシワシワになって、アベルが『恥ずかしいから嫌だ』って言っても、俺は問答無用で犯しまくるからな?覚悟しといてよ?」
「ぷっ・・・カイン君なら、本当にそうしてくれそうだ・・・私は幸せものだ」
「あのさ?俺もようやっと安定した仕事についたじゃん?順番的にシリアを最初にすべきだろうから、まだ先の話になると思うけど、アベルも子供とか、欲しかったりする?」
「・・・そんな事、言ってよいのか?本気にするぞ?」
「あっ、でも俺、子供キライだから、いいお父さんとかは期待しないでね?ギリギリ追い出されないくらいのダメ親父な感じで勘弁してください」
ムギュウウウウ
「本当に、本当に私は幸せものだ・・・」
今日も俺はしあわせだった!
ソファーのお掃除は貧乏くじを引いた明日のメイドさんにおまかせするが、神器のセーターは俺自らの手で、丁寧に手揉み洗いのち陰干ししようと思う。
俺たちは深夜まで語り合って、最後に軽く再戦して眠りについた。
##### 作者コメント #####
今日もちょっと情熱が足りなかった(汗
ローテーションごとに、カインはその部屋を渡り歩く生活だ。
そして今夜もその中の一つ。
「カイン君・・・こういうのは私には似合わないのでは無いか?その・・・私みたいなゴツゴツした躰では、見ても面白くなかろう?」
カインと肌を重ねるようになって、ほんの僅かではあるが、アベルにはコンプレックスが生まれていた。
ユリアには透けるような白い肌、シリアの躰もスレンダーで美しい、だが、自分は・・・女としてはやや筋肉質に仕上がりすぎてしまっている。
「まっ!本気で言ってる?俺?それ見つけた瞬間から『絶対アベルに着せるっ!』って決めてたぞ?どう考えてもアベル専用服だろ?」
「そっ、そうか?私が着ても嬉しいか?」
「当たり前じゃんっ!今だって、この美しい映像を脳内ハードディスクにガリガリ書き込みまくってるっ!」
聖都を散策中に発見した神器、前世の世界では『童貞キラー』として崇められた、かのセーターが、この世界にも存在したのだ!
イエスッ! アイム女神視姦中なうっ!
「ふふふ、意味はわからないが少し安心する・・・私ももう三十になってしまった・・・同情で抱いてくれてるのでは無いかと、不安なのだ」
「なるほど、それは俺が怠慢だったな・・・アベルの躰にどれほど欲情しているか、ネットリと判らせてあげよう」
「その・・・あまり恥ずかしいのは・・・ダメだぞ?」
ソファーに深く腰掛け、膝の間にアベルを招く。
おうふ、ギンギンの愚息に押し付けられる、引き締まった尻の弾力が心地よい。
ノースリーブだけでは飽き足らず、襟だけを残してヒップまでざっくりと開いた毛糸のワンピ・・・っていうか既に前掛けでしょ、これ?
そうか、デザイナーさんは裸エプロンをセーターで表現したかったのですね?すばらしい。
キリリと引き締まった背幅からはみ出してしまうヨコチチに視線を奪われつつも、左右から腰のくびれにそっと指を這わせる。
「んふっ」
くすぐったいのか、アベルが僅かに身を捩ると、豊満な横乳がブルンと震えた。
セーターの中に手を突っ込んで揉みしだきたい衝動を抑えつけながら、ツツツと指を滑らせる。
決してすばやく動かしてはいけない。
素早く動かしてはくすぐったくなるだけだ。
サワサワと毛を逆立てる静電気のような刺激がアベルの素肌を繰り返し撫ぜる。
つつーっ つつーっ つつーっ
次第にアベルの吐息が大きくなり、静電気から甘い痺れに変化した刺激にうっとりし始める。
リシェルを虜にした性感プレイだ。
つつーっ つつーっ つつーっ
俺の指先がアベルに触れると、一瞬ビクリと腰が逃げるが、すぐ元の位置に戻ってくる。
刺激が欲しくてせつなくなるのだ。
十本の指でゾクゾクと快感を与えながら、腰のくびれをなぞってゆく。
肋骨を通り、膨らみの麓を越え、人差し指がわずかに乳輪をかすめると、アベルが可愛い鳴き声を聞かせてくれる。
「んぁっ」
指先はその頂に触れること無く、再び麓へと下り、腰骨をスッと撫ぜて折返し、背骨にそって肩甲骨までを辿らせる。
「っんはっ っっっ んはっ っっっ」
初めは皮膚の表面だけだった感覚が、次第に内部に浸透し、指が触れるだけで骨の髄まで痺れてしまうようになる。
そして、トドメ。
乳房を這い上がって来た指先が、また乳輪をかすめて遠ざかると予感した瞬間、ぐにゅりと乳首をつままれて、そのまま指先でしつこく舐られる。
「んあっ んあっ あんっ ああんっ」
射精直前の様な快感が次々と与えられ、女の子みたいな喘ぎ声をあげさせられる。
トラストミー・・・エマにやられたからわかる。
こうなるともはや全身全てが性感帯。
逃げ場は無い。
満を持してアベルの豊満な巨乳を揉みしだく。
モミモミ モミモミ モミモミ
この快感の恐ろしいところは『射精して終わり』とはならないところだ・・・リシェルが言うには、膣イキとクリイキの中間くらいの感覚らしい。
胸を揉まれただけでイッてしまう・・・同人誌みたいなエロい事態がリアルに起こる。
性感マッサージおそるべし!
「カインクンっ、もっ、だめっ、もっ、だめっ」
唇を涎でドロドロにした艶めかしい熟女。
とうぜんここで止めるわけがない。
かぷっ
ポニーテールで露わになったうなじを甘噛してやる。
脳髄から尾てい骨までを快感が奔り抜ける。
「っんんんんー」
動物の体は不思議だ、急所を押さえられると抵抗できなくなる。
脳内分泌液過多で朦朧とする囚われのアベル。
左手で乳房を揉みしだいたまま、右手をマイクロビキニの中に滑り込ませると、その小さな布切れの中はヌルヌルとした体液でグジュグジュに濡れていた。
「お漏らししたみたいになってるよ?」
「いやっ・・・言わないでくれ・・・」
羞恥心を刺激してあげることも大事。
女のカラダは恥ずかしければ恥ずかしいほど興奮するんだ。
クリトリスをしごきながらトロトロにとろけた表情を視姦する。
「ほら、アベル、イキたいの?クリでイカせてほしいの?」
「カインクン・・・イカせて・・・クリでイカせて・・・」
コスコス コスコス コスコスコスコスコスコスコスコス
「あんっ あんっ イクッ イクッ クリイクッ クリイっ・・・・・・・・んふぁぁぁ」
太ももをぎゅっと硬直させ、首筋を震わせながらアベルがオーガズムに達する。
当然、追撃だ。
ソファーに座ったままズボンを脱ぎ捨てると、クリイキの余韻に浸るアベルの尻を持ち上げ、ガチガチのペニスの上に降ろしてやる。
「っんあ・・・・まっ、まってくれ・・・まだ、ダメだ、まだ、んあっ」
ぬちゅ ぬちゅ ぬちゅ ぬちゅ
ゆっくりとペニスを上下させるだけで膣壁のしこりが固くなり、アベルがイキそうなのがわかる。
このタイミングで乳首を引っ張ると・・・
「んぁぁぁぁ あーーーーっ あーーーーっ」
快楽の荒波にもみくちゃにされるアベル、ぎゅっと抱きしめて耳の穴に舌を押し込みながらそっと囁く。
「愛してるよ、アベル・・・」
「んふぅー んふぅー んふぅー」
アベルの頬を涙がつたう。
でも俺もそろそろ限界だ。
ぐったりとしたアベルをソファーの上で四つ這いにさせ、尻をわしずかみにして押し広げる。
蜜壺から溢れた粘液が糸を引き、その向こうにはセーターからこぼれ落ちた巨乳がブラブラと揺れた。
にゅるんっ
たて続けにイカされて、アベルの膣内はズブズブに出来上がってる。
手加減なしに最初から全開で腰を打ち付けた。
ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ
もはやアベルは『あーっ』としか言えない。
ぶるんぶるん揺れる乳袋を見据えながらたっぷりとザーメンを注ぐ。
「アベル、出るっ・・・ドプッ ドプッ ドプッ ドプッ・・・っんん」
ヌチャッ ヌチャッ ヌチャッ ヌチャッ
膣壁でペニスをこすって、射精後の余韻をしばし味わったら、アベルを仰向けにソファーに寝かせる。
一度出したくらいではLV50オーバーは萎えたりしない。
ドロリと白濁液を垂れ流す膣に、ガチガチの肉棒を再び押し込む。
ぬぷっ ぬぷっ ぬぷっぬぷっ ぬぷっぬぷっ
繋がって、見つめ合いながら、互いの舌を絡め合い、アベルの中に何度も注いだ。
~~~~~
「しかし、この暮らしは素晴らしいな。大切な仲間に囲まれて、飢える者たちに職を探し、こうして惚れた男に可愛がって貰える。僅か三年前には、想像することすら無かった暮らしだ」
腕枕にしなだれ、少し復活したアベルがしみじみと言った。
「うん、確かに想像してなかった・・・そのネックレスをもう一度見る日が来るとも、思ってなかったな・・・」
アベルの胸元には今も、あの日の白い石がぶら下がってる。
きっとずっと付けてくれていたんだろう、革紐は新しいものに変わっていた。
「ふふふ、皆には散々からかわれたがな」
「きっと二度と会えないから、本当は形が残るものなんて渡しちゃいけないって思ったんだ。でも、どうしても渡したかった・・・こういう言い方は変かもしれないけど、俺にとってアベルは、初めて出来た親友だったんだ」
「それは光栄だ・・・・・カイン君、その・・・お願いがあるのだ・・・私が歳をとって、女として愛せない姿になっても・・・たまにで良いんだ・・・こうして・・・腕枕をしてもらえるだろうか?」
「言っとくが、俺の性欲は半端ない。最近自覚した。お婆ちゃんになってシワシワになって、アベルが『恥ずかしいから嫌だ』って言っても、俺は問答無用で犯しまくるからな?覚悟しといてよ?」
「ぷっ・・・カイン君なら、本当にそうしてくれそうだ・・・私は幸せものだ」
「あのさ?俺もようやっと安定した仕事についたじゃん?順番的にシリアを最初にすべきだろうから、まだ先の話になると思うけど、アベルも子供とか、欲しかったりする?」
「・・・そんな事、言ってよいのか?本気にするぞ?」
「あっ、でも俺、子供キライだから、いいお父さんとかは期待しないでね?ギリギリ追い出されないくらいのダメ親父な感じで勘弁してください」
ムギュウウウウ
「本当に、本当に私は幸せものだ・・・」
今日も俺はしあわせだった!
ソファーのお掃除は貧乏くじを引いた明日のメイドさんにおまかせするが、神器のセーターは俺自らの手で、丁寧に手揉み洗いのち陰干ししようと思う。
俺たちは深夜まで語り合って、最後に軽く再戦して眠りについた。
##### 作者コメント #####
今日もちょっと情熱が足りなかった(汗
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