太郎と花子

澤村 通雄

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商売

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「若けぇの、名前はナンてんだ。」

「太郎、太郎ってんだ。」

「太郎な、さっきのハナシ、もっと詳しく話せ。」


「今、進駐軍がビールの買い手をさがしてるんや。
ワシが仲介役やるけん、トラック1台、回してくれんか。
ブツは、ワシが運ぶ。
取り分は、6:4。
アンタが6で、ワシは4や。」

「8:2やな。」
尾津は言った。

「わかった。7:3で頼む。」

「モノは、どんだけあるんだ。」

「トラック1台分。
50ダースは、用意するけん。」


「わかった、受け取りの日取りは。」


「今、先方と商談中や。
尾津の親分さんに、ハナシ通してからのハナシや。
アンタがケツモチしてくれたら、100人力や。
おおきに。また細かい事決まり次第来るで!7:3な、忘れたらかんで!」


さぁ、ハナシはついた。
後は、進駐軍やな。
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