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9章 転落と悪魔の囁き
⑤堕落の花園
しおりを挟む裸に剥かれ、手足を縛られ転がされたまま。
特攻隊長の姫夜叉は、仲間達への制裁…その一部始終を見せつけられ嗚咽を漏らしていた。
彼女も体中に擦り傷や打撲の跡が有り、それはは酷い物であったが、顔には青痰の一つとして無く、美しいままであった。
更に酷いのは総長含む紅夜叉のメンバー七人は、鉄船市各所の電話ボックスにマングリ返しの状態でガムテープで固定され押し込められているのを、翌朝…通勤で賑わう衆人環視の中で発見された。
性器や肛門には花やビール瓶が挿入された状態で放置され、電話BOXには張り紙が一枚あった。
【人に見せるのが趣味です、ほっといて】
これは鉄船市でちょっとした事件になったが、警察の質問に彼女達は誰一人として、何も答えなかった。
警察の担当者は、この陰惨な事件を解明すべく何度も質問攻めにしたが、何故か署の上層部から捜査の打ち切りの命令が有り、暴走族同士の抗争の一つとして有耶無耶になり収束した。
末端で捜査に当たっていた者たちの噂によれば県議会議員や市議会議員、はたまた四課の刑事や市のお偉方からの圧力があったとか無かったとか…
近隣の尾形市にある大手新聞社の支社も、何故かこの件に付いては一切の報道をしなかった。
唯一地元の鉄舟日報だけが小さく記事を載せたのだが、数日後にはその記事よりも二倍大きく訂正文と謝罪文を載せた。
……文面は……
【取材も無しに真偽不確かな噂話を紙面に掲載してしまい誠に申し訳御座いません】と…
紅夜叉のメンバーが、何故何も言わなかったのかと言えば、不良の意地も当然あったが、人質と言う名目で攫(さら)われたままの、特攻隊長がいた為でもある。
それから数カ月後に紅夜叉の総長、香菜の住む長屋に霧島と名乗る女から電話があった。
姫夜叉を引き取りに来い。…と
再び港湾都市、鉄船市に来るのは恐ろしかったが、恐怖を押し殺し友人を救うために指定の倉庫に一人で向かう。
通用口のブザーを押すと、副総長…瑠衣が出て来た。
香菜の貞操を、木刀の先で奪った女で有る。
「あ~~来たのねぇ、来ないかと思ってたのに…今取り込み中だからさぁ、ちょっと見学しながら中で待ってて?客も3号も興奮するだろうし…」
(3号って?興奮?…客…?…何?)
疑問は多いが従う事しか出来ない…何故なら…
「あ…あぁ…わかった…よ」
瑠衣は香菜を中に入れると通用口の鍵を閉める。
香菜の身体が染み付いた恐怖で一瞬強張る。
瑠衣と香菜の身長差はそれ程無い、瑠衣が少し高いが香菜の方が体格は良く骨も太い。
喧嘩だって素手では瑠衣は太刀打ち出来ない、しかし一度染み付いた恐怖は拭えない、心は既に折られて居る。
瑠衣には逆らえない…
誘導されるままに倉庫内部に入った。
そこで彼女が見た光景は…
変わり果てた姫夜叉のあられもない姿であった。
最初は本人だと思わなかった。
緩やかにウェーブ掛かった美しい黒髪は、ツルツルに剃り上げられスキンヘッドに変わり…
それどころか眉も無く、恥部の毛すら無い。
そして…香菜達が憎んでいた中年のオヤジに、両手で抱え上げけられ、突き入れられていた。
正面から見る事が出来れば、無毛の性器はぱっくりと開き、粘液で照り返っていただろう。
そう、突き入れられているのは尻の穴であった。
かつて…男勝りで、凛々しく美しかった顔と涼やかな目元は快感と羞恥で歪み、蕩け、濁っていた。
突き入れられるたびに艶めかしい嬌声を上げる、かつての右腕、元特攻隊長の無様な姿。
「アヒィ♡おじさん♪良いわ…もっと…もっと…出来れば…クリに当てて…痒いのぉよぉ…気が狂っちゃうぅ~♡」
「ごめんなぁ~三号ちゃん♪もっとって言われてもよぉ、瑠衣ちゃんが監視してっからよぉ、ケツ穴以外は使えネェのよ…条件厳しくてさぁ…金もそんなに持ち合わせ無いし…」
その相手は、彼女達が最も嫌っていた女を物としか思っていないであろう。
下卑た中年の港湾労働者。
「あ、あ、あ、の…これ…何?」
「あぁ~ね、お仕事、ああオ◯ン◯は使わせて無いから大丈夫よ♪妊娠の心配無し、私も監視してるから…客に許してるのはアナルと口だけだし…大丈夫よぉ~♪」
瑠衣は香菜の肩に手を回し、頬を近づけて囁く。
「ちょっと待っててねぇ、あぁ♪ほら見て♡今からぁ~お口でフィニッシュ♪」
姫夜叉は四つん這いでこちらに尻を向け、先程自分の尻から抜いたばかりの男根を手を使わずに口を開けて頬張ると、スキンヘッドを前後に動かしピストン運動を始めた。
「ああっ…もう少し…………うっ!……ふぅ…3号ちゃん、最後まで宜しく頼むぜ♪」
少しすると男が呻き…今度は姫夜叉が手を使って竿の根本から先の方へ何かを絞り出す様な仕草を始める。
最後に…何かを飲み込み、男に媚を売るように女の子座りで少し首を傾けて、何かを待つ仕草で待機する。
男はズボンを上げ、ジッパーを上げると財布を取り出し、万券二枚を姫夜叉に渡しツルツルのスキンヘッドをペチペチと軽く叩き…
「じゃあな三号ちゃん♪また来るからな♪」
姫夜叉はこくんと可愛らしく頷き…嬉しそうに媚びへつらう。
「うん♪ありがとうおじさん♡また来てね♪待ってる♪」
裸のまま、受け取った金を持ってウキウキと、倉庫の奥にある小箱の中に金を入れに向かった。
帰りかけた男は、香菜の存在に気付き瑠衣に声を掛ける。
「あれ、瑠衣ちゃん、この娘…新人さん?」
香菜の顔が不快感で引き攣る。
だが…瑠依もそれは否定する。
「あー違う違う、また余裕ある時に顔出してよ♪」
男は、香菜の地味な顔を一瞥して瑠衣に視線を戻す。
「ふーん、まぁ…良いか…今度は久々に瑠衣ちゃんが良いんだけど…」
「あ~ね、今度から私とヤリたいなら万券三枚は持って来てね♪一応今度から裏方に回る事にしたから…特別料金になったの♪」
「あ~?んだよぉ!値上げかよぉ!んじゃあ…パチンコで勝たなきゃ無理だなぁ…まぁ、いいやまた来る。誠司さんによろしくぅ~♪」
「まいど~」
瑠衣はニヤニヤ笑いながら港湾労働者を倉庫の外に送り出し、愕然として動けないでいる香菜の前で、大声を張り上げ奥で小箱の金を数える姫夜叉を呼んだ。
◆ ◆ ◆
「お~い!三号~アンタの保護者が迎えに来たから~こっちおいで~」
奥から姫夜叉が全裸のまま駆け寄り、かつての総長、香菜を見て複雑な表情になり、気まずそうに口を開く。
「……香菜…来たんだ…」
「お前…なんで坊主に?!…あの綺麗な髪が…その格好は…」
「……もう…来ないで……もう前の…前の…アタシの事思い出したく無いから…」
しかし…香菜は納得出来ない、恐怖を抑え込みながら友人の為にここまで来たのだ。
帰れるわけが無い。
「だって!アンタ…男にあんな事されて大人しくしてる様な女じゃっ!…」
瑠衣が口を挟む。
「え~と、アンタの保護者はこう言ってるけど…どうする?三号、何なら今日の取り分清算しようかねぇ?それとも…この娘が諦める様にさぁ…私らのプレイ見て貰っちゃう?」
瑠衣がそう告げると、姫夜叉の瞳が潤み、頬が上気し息が荒くなる。
「ああ…総長に…香菜の前で…はぁ♡はぁ♡なんて…惨めなの…」
それだけでブルっと震え、艶のある吐息を漏らす。
「見たぁ♡今のこの子…妄想だけでイッちゃったねぇ♪一号と二号はおかしくなって使い物にならなくなってさぁ、ちょっと手放すの惜しいんだよねぇ~すんごいスケベな子になったっしょ?3号~自分でしちゃっても良いよぉ~罰金になっちゃうけど…」
「あ、あ、…んで…こんな…」
怯えと衝撃で言葉も出ない香菜の前で、瑠衣の言葉に発情した三号が身を捩らせる。
「あンっ♡早く!何か命令ちょうだぃ♪…もう我慢…出来ないっ!クリちゃんが痒くて頭がおかしくなりそうよぉ♡触ってよぉ…掻き回してぇ…でも…自分で触りたくない…罰金は嫌だから…」
「あ…トロロあそこに塗ってたっけ♪アハハ♪でも…すっごい欲しがりさん♪じゃぁねぇ…意地悪しようかなぁ~頭の後ろで手ぇ組んでぇ~それから…えーと…あ、ガニマタでオ◯ン◯突き出しながら腰振ってぇ~総長さん、香菜ちゃんにぃ~オツユ飛ばせたらぁ~♪オ◯ン◯で遊んてあげる♪大丈夫!三号なら出来るから♪」
かつての姫夜叉、三号の美しい顔が屈辱と羞恥による快楽への期待で卑猥に歪む。
「あ~~ん♡留衣の意地悪ぅ♪なんて恥ずかしい…格好悪い…ゾクゾクしちゃう♡」
三号は命令通りに立ったままで足を開いて少し腰をおとし、そして濡れた無毛の性器を香菜に見せつける様にして前後に腰を振る。
「はぁ♡はぁ♡香菜が見てるぅ♪カッコ悪いよぉ~恥ずかしいよぉ~」
瑠衣が煽りを入れる。
「ヤダぁ~カッコ悪~い♪えっとぉ~公道の天使ぃ?憧れの姫夜叉様だっけぇ~~?」
「うぅ~それは言わないでよぉ~今のアタシは惨めな瑠衣のペット…奴隷三号で良いのぉ!」
なんとも惨めで滑稽な光景、バカバカしいお遊びである。
哀れな姿ではあるが、三号は屈辱と羞恥に歪んだ表情をしながらも、一心不乱に腰を勢いを付けて前後に振る。
最初は恥部から溢れた分泌液は上手く飛ばずに、足元の少し前に落ちるだけだった。
コンクリートの床に点々と三号の分泌液による染みが出来る。
「あーちょっと時間かかりそうねぇ…それじゃあ…」
そう呟くと、近くの棚に無造作に置いてあった洗濯挟みを二つ取り、三号に近づき乳首を挟む。
「ひぎぃ!痛~~ぁい♡」
呻きを上げながらもポーズは変えず、痛みに耐えて自らの女性器を突き出す。
劣情を刺激され、姫夜叉の女性器からはそれまで以上に粘度を増した体液が滴り、糸を引いて床に落ちる。
そして、とうとう長く糸を引いた粘液が勢い良く飛び、香菜に到達する。
ピチャリと小さな音を立てて白いダボッとしたナイロン製のジャージに粘液が付着し、タラリと床に落ちる。
その、小さな粘ついた音と三号の荒い吐息だけが響く静かな倉庫内に木霊する。
「うわぁっ!汚なっ!…あ…違うの!…」
香菜が思わず言い直したのは三号の顔が、少し泣きそうに歪んだから。
だが、それすらも快感に変わっているのか山号の恥部からは更に粘液が溢れ出し…
今や太股までテラテラと濡れ、妖しく鈍い光を反射する。
すかさず瑠衣が差し込む。
「え~香菜ちゃんたら…酷ぉ~い♪三号のラブジュースを汚いだなんて…でも私は♡」
そう言ってガニ股で立ったまま、頭の後ろで手を組んでいる三号の股の前で跪き、恥部から溢れ出る粘液を直接口をつけ奇麗に舐め取り、舌の上で味わい喉を通して嚥下する。
とろろを性器に塗られ、触る事も許されず長時間放置されていた三号から、快感の叫びが漏れる。
「アヒィッ♡もっとぉ~まだ痒いのぉ~全部舐めて落としてよぉ~」
瑠衣は香菜の方を振り向き、香菜の前で、溶けてギザギザになった歯を剥き出しにしてニヤリと嗤った。
「ぁぁ♡羞恥と快楽の味がする…香菜ちゃん♪分かるぅ?…じゃあ三号にもご褒美あげないとねぇ♡ホラ手で剥いて、私が舐めやすい様に…」
命令すると三号は顔に僅かな喜色を滲ませ、自らの下腹部に手を添えて包皮をずらして小さな…、れでも充血して多少は大きくなった陰核を自ら剥き出しにする。
「客には一切触らせない様にしてるからね、今日は六人?アナルだけで良く我慢したねぇ…あら?溝のところ…恥垢が溜まってる…ちゃんと洗って無いから…」
三号は、瑠衣にそう告げられ、ご褒美は無しか…と少し悲しそうな…物欲しそうな表情になる。
自慰を禁じられている彼女には高まった性欲を解消する術が無い、勝手に触ればお仕置きになってしまう。
と言うよりは、懐に痛い罰金が待っている。
取り分を減らされると云う事だ。
淫乱マゾに調教された彼女には、羞恥や苦痛を伴う大抵のお仕置きはご褒美でしか無い。
だが…金は別だ。
既に彼女は、この倉庫での生活にどっぷりと浸かり、調教済みで有る…その価値観さえも…
金の魔力は、不幸な生い立ちで周囲に認められず、他者からの承認を求め公道を暴走した彼女の価値観さえ塗り替えた。
両親を早くに事故で亡くしたが為に、親戚にたらい回しにされ、最終的に尾形市東区の遠縁の家に預けられ、東中学校を卒業後は高校進学を、許される筈も無く就職する事になり、早々に家を追い出され、中卒で西区に有る工場の独身寮に住みながら、男ばかりの職場でガサツなオヤジからの卑猥な言葉を掛けられ微々たる稼ぎを得る日々だった。
そんな中、工場の先輩であった香菜と立ち上げたレディース紅夜叉。
唯一の憂晴らしが紅夜叉の活動で、深夜の公道を暴走する事、暴れる事。
公道のアイドル姫夜叉の二つ名で呼ばれ、少なくない同世代や下の娘たちに憧れられ承認欲求は満たされたが、しかしそんな、細やか幸せと己の自尊心を破壊された結果、得た物は以前と比べ物にならない高収入だった。
「あら~そんな顔しないの♪ちゃんと舐めて綺麗にしてあげるから♪…なら…私も…」
スカジャンとその下のスポーツブラを脱ぎ、ジーンズをおろして下着を脱ぐ。
瑠衣も無毛であった。
三号に剃らせているからだが、小陰唇が大きいのか、割れ目の外にやや黒みががった襞(ひだ)がビラビラとはみ出している。
「アンタの汚れ、綺麗に舐めてあげるんだからさ、今日はまだシャワーも浴びて無いけど、良いよね?好きでしょ三号、私のオ◯ン◯も綺麗に舐めてよね…フフッ♪」
その言葉で直ぐに察した三号は足の方を、股間を見せ付ける様に香菜に向け、横になり股を広げ、粘液を溢れさせながら瑠衣を待つ。
瑠衣は三号の頭の上でしゃがむと、そのまま顔面の上に座り、三号はその蒸れた匂いを吸い込み、舌を突き出し瑠衣の肛門の周囲から始まり、その窄まりに少し舌を差し入れら丹念に舐めた後に人より分厚くぽってりとした小陰唇を、溜まっていた恥垢も舐め取り嚥下し、湯気が出る程しゃぶり尽くし、核心に迫る。
ある程度の暖房があっても、鉄とコンクリートで出来た倉庫である。
二月も終わり掛けているとはいえ雪の多い地域で、まだまだ刺す様な肌寒さを感じる日もある。
なのに…二人の女からは、少し湯気が立ち登ってるかの様にさえ見える。
「ぁぁ…良いよ…三号…気持ち良い♪あ…あ…ん…ん、ん、ハァん♡」
既に数年前に誠司によって開発済みの、瑠衣の恥部からも分泌液が染み出すのは早い。
少々小ぶりの乳房を揉みしだき、自分の指先で乳首を弄り恍惚とした表情で快感に浸る瑠衣に対して、私も忘れないで!とばかりに広げた足の指先を上に掲げ三号が催促する。
「ぁン!もう…ハァ、ハァ…分かってるわよ…ハイハイ、今からしてあげるから…」
やれやれと三号の恥部に唇を這わせ、陰核の包皮の部分に溜まっていた恥垢を舐め取りながら愛撫する。
「ふゃい!…ヒッ、ヒッ、ヒぅ♡」
クリニングスしながら妙な喘ぎ声を上げる三号に、愛撫を続けながら文句を述べる。
「…アンタの喘ぎ声って…本当に可笑しいわね、顔は可愛いんだけど…ング…」
そんな事を言いながらお互いの股間を舐め回す。
変わり果てた、かつての右腕であった姫夜叉と自分の処女を強引に奪った女、瑠衣の痴態を見せつけられ、固まったまま何も言えずに呆然としている事しか出来ない香菜。
瑠衣と姫夜叉は荒い吐息を着いてぐったりとしている。
不意に突っ伏していた瑠衣が起き上がり…
「あ~そうだ♪三号もこのままじゃ消化不良よねぇ、いつもみたいにワインボトルでも良いんだけど…今日は香菜ちゃん…ゲストがいるからぁ~…フフ♪」
立ち上がり、ピンクの改造バイクの前に進むと、その脇に差し込んである木刀を引き抜く。
「これでぇ~入れたら姉妹になれるねぇ、香菜ちゃんと…えーと他にも三人?姉妹になってるけど…良いよね?三号…ほら…」
「はぅ♡香菜に刺した剣先がアタシに…先にしゃぶらせて…あぁ…香菜のみんなの…お◯んこの…血の味…」
うっとりと呟き、木刀の剣先の部分に舌を這わせて舐め回し口に含み、瑠衣が取り出した時には薄っすらと湯気が立っていた。
そして瑠衣は剣先を三号の性器におもむろに突き立てるが、ヌルヌルで滑りが良くなっている拡張済みの性器と、ほぼツルツルで丸みを帯びた剣先では気分が盛り上がっていても、大した快感は得られない。
多少呻き声は上げたものの三号が微妙な表情になるのは仕方が無い。
「まぁ…だよねぇ~なら…逆ならどう…?」
今度は革製のザラ付いた柄の握りの部分を、挿入する。
「はぁん!こっちの方が良い!ザラザラしていて…ヒッ♡ヒッ♡ひぎぃ!」
瑠衣は木刀をそのまま少し上に傾け、ツバの部分で陰核をグリグリと責める。
「あひぃ!い、い、い、イグぅ♡」
三号は身をのけ反らせ、白目を剥き、つま先をピンと伸ばし小刻みに痙攣する。
香菜は木刀を取り出された瞬間に血の気が引き半年前の恐怖と屈辱を思い出し体が硬直し、この肌寒さにも関わらす変な汗が流れ出し、動悸が少し早くなる。
紅夜叉が壊滅したあの日、総長である彼女は最悪の場所に放置されていた。
深夜は人気が無いが朝は誰もが通る…駅の近くの電話BOX。
そこに全裸でまんぐり返しのまま、ガムテープでガッチリと固定され、晒された性器に洋酒の空き瓶の呑み口と肛門には菊の花が一輪…根本まで深く。
どこの誰とも知らない多くの通行人に、野次馬に、一体何人の人間に己の惨めな姿を…恥部を晒したのか?
今になってみれば、こんな頭がオカシイ女達に喧嘩を売るのでは無かったと後悔してもいる。
もし過去に戻れるのであれば全力でで自分を、仲間たちを殴ってでも止めたであろう事は疑いの余地もない。
気づけば二人は松葉崩しの体制で向かい合ながら、互いの股間をすり合わせ舌を入れながらディープキスをしていた。
そして紅夜叉の総長…香菜は…
「わ、分かった…もう…良い…もう良い…から…か、帰るよ…」
その声を聞き、チュポンと音を立て口を離した瑠衣が顎で三号に指図する。
三号は少し面倒そうに、或いは嫌そうだったかも知れないが、瑠衣の命令には逆らえない。
当初の予定通り立ち上がり、奥の小箱を抱え、香菜の前に駆け寄り、小箱の中身を取り出す。
「ねぇ香菜…帰る前にちょっと聞いて…ほら…これ…昨日と今日でアタシが稼いだの…」
姫夜叉の手には万券が扇の様に広がっている。
数えれば二十六枚はあっただろうか?
ヒュ…と香菜から息を飲む音が聞こえる。
「アタシの取分はこの半分だけど、あの工場じゃ一ヶ月でこの半分くらいだよね?ここじゃあ二日分よ…だから…」
姫夜叉は、香菜が勤めていた工場で働く後輩に当たる、似たような境遇にあった二人は直ぐに仲良くなれた。
日々安い賃金でこき使われ、同僚の男や上司に不躾な視線を投げかけられ。
時には尻を撫でられた事もある。
あんな場所で働かざるを得ない娘など昭和の時代にあってさえも珍しい、他の同世代の不良娘達は親の金で学校に通い、ダラダラと過ごしながら青春を謳歌していると言うのに…
かつての…中学時代の相棒も女子校で厳しい寮生活を余儀なくされているとはいえ、全員ロンスカで肩で風を切って歩く仏女の寮生の噂はこの地方の女子なら皆知っている。
しかもみんな裕福な家の娘ばかり、会えなかったのでは無い、敢えて会わなかった。
別々になりホッとすらしていた。
親友に嫉妬せずに済むから…
だから、香菜は紅夜叉を立ち上げた。
男達を脅かし、チャラついた同年代の不良娘に罰を与える為に…
熱に浮かされた様に、かつて姫夜叉と呼ばれた女は言葉を紡ぐ。
先程の性欲に潤んだ瞳では無く、今は…金銭欲…金の魔力に取り憑かれている。
そんな顔であった。
全裸のまま手に札束を持ち、目は見開き、口は薄ら笑いを浮かべながら浮ついたトーンで話を繰り返す…
「…………からね、あんな割に合わない仕事なんか辞めちゃってさ~………な所で尻触られても……円にも………ここなら…」
全裸のままの瑠衣が近づき、再び…青い顔をしている香菜の首に腕を回し…誘惑する。
「…そう言うこと…怖いのは…最初だけ…男も悪く無いよぉ♪…それに…アンタ、もう処女じゃ無いんだし…何を躊躇う事があるの?」
(私の好みじゃ無い、このブスでも港湾労働者にしてみれば若い娘…連中にあてがって稼ぐには丁度良い、金持ち連中には……無理ね…)
鳴き叫び、許しを請う香菜の性器に木刀を突っ込んだ女、その口で良く言えた物だと思うが瑠衣はこういう女である。
「あ、そうそう、三号♪あんたチ〇ポ解禁にしてあげる…オ〇ン〇使って稼いで良いわよ?…ピルも用意してあげる…港湾労働者のオヤジ連中じゃなくて…もっとお金持ちも回してあげるわ♡カツラ買っておいてね♪、それなりの服も…金持ち相手の時は…ね…」
また三号の表情が変わる。
「あぁ…チ〇ポ…おじさんのチ〇ポ…早く…早く…入れてみたいアタシのここに…ねぇ瑠衣…お客さん次は…いつ?…この後も来るの?…早く…チ〇ポが欲しいの…」
「ハア?…駄目よ…本当にスケベになったわね…折角だから準備が出来たらね、そうしたら紹介してあげる一晩二十万の客とか…ね」
金と性欲に歪んだ三号の顔は…
かつての涼やかな眼差しで黒髪を風になびかせ疾走する美しく凛々しい、姫夜叉と呼ばれた娘は…もう何処にもいなかった。
「で、どうなのアンタ…やるのやらないの?」
香菜は元右腕の特攻隊長の変わり果てた姿と、瑠衣の圧力に怯え、既に逃げ出したかったが、それでもあの金は…
姫夜叉に大金を見せつけられ、瑠衣に脅され、確かにそうだと思う自分もいる事に驚いてもいる。
ほんの少し我慢するだけ…
その言葉に心が揺れる…
「まぁ…返事は今日で無くてもいいわ…じゃあこれ、帰りの足代ね…さぁ…帰んなさい…」
そう言って三号の持つ金から一枚だけ抜き取ると、香菜の手に握らせる。
怯えながらも頷き、フラフラとした足取りで倉庫を後にする。
瑠衣はかつての敵を薄笑いを浮かべ見送る。
(一ヶ月…後…くらいかな?…紅夜叉ももう無いし…現実のストレスを解消する手段も無い…時間の問題…ね…)
予め三号からその辺の事情は聞いてある。
だから呼び出した。
他の紅夜叉のメンバーに比べれは多少はマシな容姿でも有り…化粧を施せばそれなりに見えるだろう。
そう…最初から三号を返すつもりは無かった。
三号にしても今更工場勤めなどしたくは無い、帰る事も無いと分かっていた。
その後…元紅夜叉総長の近藤香菜が倉庫のシャッターを叩いたのは、この日より二週間後の事だった。
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