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11章 SとМ
②晴天の霹靂
しおりを挟む礼子の命令に従わない山田麻希、彼女に待ち受ける運命は既定事項であり、従わぬ者には…
◆ ◆ ◆
次の瞬間には…炸裂音と同時に麻希の体が数メートル吹っ飛び、地面の上でピクピクと痙攣していた。
その凄まじいビンタに恐怖する者や、あれが二年のトップだった清美を沈め、裸撫汁巣を撃退したビンタかと憧れに似た視線を送る者、様々な視線とヒソヒソ話でギャラリーはざわついている。
…礼子は四つん這いで待機していた唯に命令する。
「ハムちゃん!麻希を剥いちゃって♪」
「ハイ♪礼子様♪」
唯は喜々とし礼子に従う、遠慮や躊躇など微塵も無い。
唯は時と場合に寄って、SにもМにもなれる。
礼子のお気に入りの愛玩動物で有り、小間使いでもあり。
時として無慈悲に命令を執行する猟犬でもある。
地獄の獄吏の如く、嬉々として麻希の制服を…下着を…強引に剥ぎ取って行く姿は、その小柄な姿も相まって【小鬼】…とでも言った方がしっくり来るだろうか?
中学時代からこの手の制裁はお手の物、元々遊びで、他者に対して性的な虐めを繰り返して居た娘である。
中学生当時は、千里や澄子を焚き付けて楽しんでいた。
今は礼子のペットとして。
出会った頃の瑞稀に悪魔の小猿と評されていたが、その評価は概ね正しい。
今はまさに小さな小鬼、この地方に伝わる伝説の天の邪鬼の様な、卑小で悪辣な小さな悪鬼。
ただ、最近は家族愛であるとか、瑞稀や加代子、詩織への仲間意識、勿論礼子への歪んだ愛慕も…或いは、今や趣味となった料理や仕事へのやり甲斐の様な物に目覚め、新たな性癖、虐められるのも快感…女の子とするのも悪く無い、そう、今では同性にさえ性欲を感じている。
そんな新しい価値観を得てはいたが、だからと言って昔からやって来た事を、否定も忌避も一切しているわけでは無い。
悪名高い三中の三悪女の一人。
快楽主義のヤンキー娘としての彼女は、依然として健在である。
確かに以前とは違い、愛や仲間意識、大切な人や大切な関係が出来、それが増えはしたが、他は一切変わっていないし変わるつもりも無い。
今の唯の中には愛や善意、友情、そして邪悪さと酷薄さが同居し、混ざり合い、齟齬をきたす事無く渾然一体となった…
言うなれば…新たな栗原唯を形成していた。
唯一の後悔は、礼子の美しい肌に傷をつけてしまった事、それだけが唯の後悔であった。
麻希は弱々しい抵抗はしたが…全く意味は無かった。
あっと言う間に全裸に剥かれ、膝を折り曲げ、身体を出来る限り隠し、シクシクと嗚咽を漏らしている。
そんな姿を見れば、唯のドSな部分がムクムクと表層に滲み出る。
だが、それは礼子と出会う前の彼女とは少し違う…麻希の耳元で唯が囁く…
「…お前…私の事…笑ってたんだってぇ?……お礼に…気持ち良くさせてやんよ♡」
そう告げ…酷薄に…ニヤニヤと嗤う。
何故か少しうっとりして瞳も潤んでいるのだが、その些細な唯の状態は、麻希には分からない。
ただその言葉に、ひたすら怯えるのみ。
「ヒィッ!そ、そんなつもりじゃ…」
麻希が何か言い訳を言おうとするがそれを気に留めず、唯は礼子に進言する。
「あのぉ♡…礼子様、ちょっと良いですかぁ?」
「どうしたのハムちゃん?」
いたずらっ子の様な表情で礼子のに近づき、礼子が唯の背の高さに膝を曲げる。
唯はその耳元で囁く…
「……から…加代子は…戦力で……詩織も…反省…加代子に…麻希は…わからせ…私が…キッチリ調教…」
「ふぅ~ん♪イイわ…麻希はハムちゃんに任せてあげる♪面白そうだし…♡」
今の進言に関係した事だろう、礼子が裸のまま立ち尽くす、加代子の方を向いて唐突に告げる。
「加代子!アンタはそこまでで良いわ!一応レディース三人やっつけたしね…戦力にもなるし…だから…今日からグループのNo.2にしてあげる♪」
「はいぃ?!」
加代子にしてみれば青天の霹靂、訳がわからない。
確かに自分の立ち位置やポジションにやたらと固執する娘だが、流石にこの大所帯のNo.2は少々重すぎる。
そこそこの立ち位置で、悠々と楽しく…男の子達と遊び過ごせれば良いだけなのだ。
焦る加代子の内心を知ってか知らずか、礼子がギャラリーに向かって宣言する。
礼子が加代子をNo.2にしたのは唯の言う事にも一理あると思ったのと、単純に加代子が赤くなったり青くなったりしている様子が面白いから…である。
それにグループ内の細々とした連絡事項、グループ内の揉め事を加代子に押し付ける事が出来る。
人が増えたせいで、そんな話も度々礼子の元まで上がってきつつ有る。
…正直面倒臭い…
これ迄は、唯がしゃしゃり出て処理してはいたのだが、全部礼子の元に行っていたら、多分ブチ切れ始めて、制裁の嵐になっていたに違いない。
唯は三年生である、年明けからは、グループの活動に参加するのも難しくなるだろう。
だから唯は、秘密を共有する仲間でもある…森加代子を推薦したのだ、勿論レディースの三人をぶちのめした実績も加味しての推薦ではある。
「みんな!わかったぁ!今日から加代子がこのグループのNo.2!副ヘッドよ!これからはそう思って接しなさい!…ほら!拍手!」
取り囲むギャラリーから全裸で立ち尽くす加代子に、盛大な拍手が送られる。
新参メンバーから良くも悪くも…様々な呟きが漏れる。
「はぁ?かよぴー?!なんで???」
「妥当じゃね?アンタはレディース三人相手に喧嘩出来ねぇっしょ?かよぴーは三人相手でも…ううん違うね…もう…かよぴーなんて呼べない…森さんにはその実力があんのさ…」
「森先輩…良く見ると細い割に筋肉質で…ちょっと格好良いかも♡引き締まったお尻…肩の筋肉…ふぅ♡…」
確かに、他の娘と比べれは女の子らしい柔らかいフォルムでは無いかも知れない。
だがその分引き締まっており、加代子の裸を見て別の欲望を刺激される娘もチラホラと…
加代子は赤くなったり青くなったりと、感情の抑制に忙しい。
ふと唯の方を見るとニヤニヤしながら、ウィンクを飛ばして来た。
(あっ!この人が!…何よ!?この状況!?…せめて…服は着てたかったな…)
「加代子!遅刻の罰は裸で勘弁してあげる。だから、そのまま詩織のお仕置き任せるわ…そうね…」
そう告げると、詩織に歩み寄り命令する。
「詩織!四つん這い!みんなにお尻を向けてね!ほら…あぁ!もっとお尻突き出して!皆にビチョビチョのあそこ見せてあげなさい!」
「は、はぃ!こ、こうで…すか?」
命令されるままに、慌てて四つん這いになり、ギャラリーの見ている前で裸の尻を突き出す…
詩織の窄まった肛門が露わになり、薄い陰毛が割れて分泌液でヌラヌラと鈍く輝くピンク色の秘唇が姿を現す…それまで太腿を伝っていた愛液が滴り落ちる。
ぱっくり広がり、充血した詩織の女性器から直接ポタポタと…芝を濡らす。
「ひぇ!あの一年…完璧発情してんじゃん…洪水みたいな…凄っ!…あっ…垂れてる…汚な!」
「マジかよ!…変態じゃんねぇ…この状況でさ…終わってんじゃん女として…マジに…いやマジでマジに…」
「うわぁ…可哀想…この人数の前であんな制裁受けたら人生終わっちゃう…」
「だ…だよねぇ!…ハハッ…んっ♡……ふぅ…ハァ…ハァ♡」
ギャラリーもざわついている。
中には妙にモゾモゾして身体を揺する娘も…
礼子は自分のセーラーのリボンを外し、胸元を広げ乳房の上に薄っすらと残る傷跡を指さしながら、詩織に声をかける。
「へぇ…♪あんたのやった事を考えれば、もっと酷い目に合わせてやらなきゃ気が済まないんだけど…この傷見えるかしら?…アンタを助ける為に付いた傷…ねぇ詩織…今どんな気分?」
「ご、ごめんなさぃ…あ、え、は、ずかしぃ…です…」
だが…礼子が聞きたい返事は謝罪や礼などでは無い。
「ふぅ~ん…正直に言いなさいよね…アソコからそんなに涎を垂らして…もう一度聞くわね…今どんな気分?」
「うぅっ♡…ちょっと…だけ…気持ち良い…です♡」
その言葉を聞き、礼子は艶やかに微笑む。
「フフッ♪正直じゃないの…良いわ…そうねぇ…お尻十回…それで許してあげるわ…やるのは…加代子!アンタが詩織のお尻叩くのよ!背中に乗って…平手でいいわ、じゃあ始めなさい!…でも詩織は…物足りないかもね?…フフ♪その時は…」
「えぇ!何で…私が…そんなのもう…」
四つん這いで尻をギャラリーに突き出し頬を赤く染め、荒い吐息を吐いて、時々ブルっと震える詩織を見る。
(私も裸のままだし…そんなの…もうSMプレイじゃん!)
加代子の反応を見て、不満と捉えたのか、礼子が脅しを掛ける。
「ん~?…嫌なの?…じゃあ麻希と変わる?あの子ちょっと生意気だから分からせないといけないんだけど…コッチが嫌なら…」
横目で麻希の方を見ると、いつも礼子が唯に付けている首輪とリードを、唯が抵抗する麻希の首に無理矢理装着させている最中だった。
「!?やる!やるからぁ!もう喜んで!詩織のお尻が腫れるまで叩く!」
ただの脅しだが、礼子は加代子の扱いを心得ている。
加代子は、覚悟を決め詩織の背中に馬乗りになる。
加代子の裸の尻の感触が、詩織の少し汗ばんだ背中にピッタリと張り付き、その感触を肌で感じたのか…詩織の身体が興奮でブルッと震える。
「せ、先ぱぁい…」
それを恐れと思った加代子は、安心させる様に詩織に言い聞かせる。
「大丈夫よ、十回で終わりだから…ちょっと我慢してて…詩織!ごめん!」
そして…詩織の尻を平手で打つ。
一回…二回…三回…
ペチン、ペチンと森の中に尻を叩く平手打ちの音が響く。
残暑の日差しが詩織の徐々に赤くなる尻、衝撃で飛び散る分泌液に、残暑の太陽の光が降り注ぎキラキラと輝く。
「い、いたいよぉ♡うぅっ…」
「もうちょっとだから…少し我慢してて…」
そう言いながらもどちらも反応がおかしい、加代子の頬も上気し顔が赤みを帯びている。
詩織にしても口では痛いと言いながら、恥部からは更に分泌液が溢れ出し、目は虚ろで…口の端からは涎が糸を引いている。
(あれ?何で?お尻が痛いのにアソコが…熱い…はぁん♡…ああ…もう終わっちゃう♡かよ先輩…)
痛みを感じつつも、名残惜しそうな詩織。
そして、加代子も…陰核と乳首が硬くなり、胸の鼓動が早くなる。
人を打つ快感に浸る。
(違う…これは仕方が無いの…篠田さんの命令で仕方無く…そんな筈無い…そんな筈…あぁぁぁ…泣いてる…詩織の反応が可愛いよぉ…もっと叩きたい…反応を見たい…クリが疼く…そんな…私が…私は……)
当人は気づいていなかったが、あのレディースとの喧嘩でも興奮し、加代子の性器は濡れていたのだ。
殴られても痛みは感じ無かった、人を殴るたびに乳首は固く尖り、性器は濡れていた。
もう一度言おう、臆病で世間体を気にし、自分の立ち位置を異常に気にする小者…
そう言った人間にこそ、S気質の者が多い。
十回目…
「ハァハァ♡…嗚呼…これで終わり?…ん…十回だよね……」
何故か残念そうに詩織の背中から腰を上げる。
加代子の恥部から滲み出た粘液が、詩織の背中の上で糸を引いている。
「せんぱぁい…もっと♡もっと♡お仕置き…くださァい♪」
加代子の理性は強固な筈だが…今は頭に霞がかかっている。
そして、また自分を誤魔化す。
「え、あっ…そう…だよね…篠田さんも胸に傷が出来たし、私も暫く打傷で痛かった。あんたを守る為に青痣だって、もう少し反省させなきゃ、駄目だよね…うん駄目…だからお尻が腫れ上がるまで♡」
「はいぃ♡痛いけど…反省させて下さぃぃ♪…私…悪い子だから…もっと…ハァハァ♡」
そんな二人の様子を見るギャラリーの中には、荒い息を吐き顔を赤くし胸を揉みしだきながらうずくまる者が若干名。
「……ハァ♡ハァ♡…アレ?アタイ…どうしちゃったの?!あの子見てたら…何だか…あそこがきゅんきゅんするよぉ♡」
そんな友人の姿を見て、青い顔をしながら目を見開く者も…
「アンタ、まさか!嘘でしょ?!」
ただひたすらに、この異常な光景に口をあんぐり開けて放心する者。
「ひぃ…あ……あ…酷い…」
そんなグループメンバーの様子を見て、礼子はクスクスと静かに忍び笑いを漏らすのであった。
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