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第1話 彼女になってあげる
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「す、好きです……付き合ってください!」
俺、早見春時は、ついにクラスメイトの仲里エリカさんを校舎の屋上へと呼び出して告白をした。
仲里さんの髪はミルクティーベージュのサラサラとしたロングヘアで、夏の陽を浴び教室で見るよりも一層、美しく輝いている。
その美髪と長いまつ毛、目鼻の整った小顔がさらに際立つ色白でスラリとした体型。
俺は、そんな学年で一番の美少女である仲里さんに今日まで憧れ続けてきたんだ。
明日からはうちの高校も夏休み。
なんとしても二年生のあいだに彼女を……。
――くん。
「早見くん?」
「は、はい⁉︎」
ま、まずい! 緊張のあまり仲里さんへの想いが脳裏を駆け巡り、一人の世界に入り込んでしまった。
返事まだだよな? まさか聞き逃したなんてことは……。
「早見くん。その……ごめんなさい」
目の前の彼女は深々と頭を下げると、逃げるように走り去って、そのまま校舎へと戻っていってしまった。
「え……ちょっ!」
ウソ、だろ? 終わり? これで終わり? 俺の恋は終わった、のか……。
「ハハ、俺のような冴えない奴は、教室の隅で彼女を見つめているのが正解だったかもな……」
けれど――告白したのが、一学期の終わりであるこのタイミングで良かった。しばらく顔を合わせるのは気まずいし……。
うぅ……。
「うぁあああっ! フラれてしまったぁああ!」
「うるさーい!」
「おわっ!」
どこからともなく聞こえてきた声に辺りを見渡すと、塔屋の上に黒縁メガネの女子が一人立っているのを見つけた。
ヒラヒラと青いチェク柄のスカートを風になびかせ、セミロングの黒髪をかきあげている。
あれは、うちのクラスの――。
真宮葵だ……あんな高いところで、いったいなにをしているんだ。
「声がするから様子を見ていたら、なによフラれたくらいで大声あげて! おかげで集中できないじゃないの!」
俺と目があった彼女はこちらを指差し言い放ってきた。
見られていた――⁉︎
仲里さんへの告白を聞かれてしまったのか……こ、これは恥ずかしい。
「そ、そっちだって、盗み見に盗み聞き、あまり良い趣味とは思えないけど」
「は? 仕方ないじゃない、聞こえてしまったんだもの! まあ、いいわ。早見くん、ちょっとこっちに来なさいよ」
彼女は言いながら、手のひらを上に向け手招きをして見せた。
塔屋の上から見下ろされているのもあって、偉そうな態度がかんに障る。
「なんだよ? 俺に用があるなら、そっちが降りてきたらいいだろ」
「そんなことをしたら、ハシゴを降りるときにスカートの中、あなたに見られちゃうでしょ? 変態なの?」
人を変態扱いか……十分、今も下から見えそうだっつーの。
「ねえ、聞こえてる? 早く、こっちにきてよ」
うーん、あまり気は乗らないけれど告白のことは口止めしておきたいし、ここは素直に言うことを聞いておいた方が良いかもしれないな。
「はいはい、わかったよ。とりあえずそっちに行けばいいんだよな」
「そうよ。早くしなさいよね」
正直、俺は彼女のことが苦手だ。ちょっと主張が強めというかなんというか、とにかく合わない。だから普段こうして話すことは滅多にない。
「まったく……こんな塔屋の上でなにをしていたんだよ」
ハシゴを登りきると、黒縁メガネの女子はツカツカと歩み寄ってくる。
「で? 俺になにか用でもあるの? 悪いけど、今は人と話す気分じゃないんだ」
「あ、フラれた直後だものね」
「酷い……」
真宮さんはさらっと俺に精神攻撃を加えると、なぜかメガネを外してみせた。
「ええっと……それ……」
「なによ?」
「いや、メガネ外して見えるのか?」
「いいのよ。どうせ伊達メガネだし、これをつけていると集中できないのよね」
「お、おう……?」
あのメガネは伊達だったのか……なんで、わざわざそんなものを掛けているんだ。おしゃれ?
それにしても、メガネを外した顔を直視するのは初めてだけれど、目がくりっとしているし、意外にも可愛らしい顔をしているんだな。
「風が止んだわね。始めるわ」
彼女は凛とした態度で言うと制服のポケットからキラキラとしたチェーンのようなものを出してみせた。
その先端には小さく無色透明の綺麗な石がついている。
「その先についているのは水晶か?」
「そうだけど。少し黙っていて、集中できないわ」
「集中できないって、なにがだよ」
「大人しくしてて!」
「は、はい……」
真宮さんは急に真剣な表情をしたかと思うと、チェーンの先についた水晶を目の前に掲げたまま、微動だにしなくなった。
数瞬――水晶は静かに揺れ出し、ゆっくりと右回りに円を描きはじめると、徐々に回転が速まっていく。
おお……水晶が勝手に動いてる。見たところ腕は動いていないし、自分で回しているわけじゃなさそうだ。
回転が止まる気配はない……。
その動きを見た彼女は深く頷き、黒目がちな瞳で俺の顔を真っ直ぐと見つめてきた。
真宮さんの唇が静かに開く――。
「あたし、早見くんと付き合ってあげる」
ん?
「つき、あう?」
ハッ! もう昼だし、腹も減ってきた頃だ。まさか告白のことを秘密にする条件として昼飯を奢らせるつもりでは……。
最悪だ! なんとか、ごまかさなければ。
「えーと、昼飯なら妹と一緒に食べる約束をしてるんだ。ごめんな」
「アホなの? なんでお昼ご飯の話になっているのよ。そうじゃなくて、あたしが早見くんの彼女になってあげるって言っているの」
「彼女っ⁉︎」
彼女にって……も、もしかして俺は告白されているのか? まてまて、なにこの流れ。
「ごめん、頭の整理がつかなくて。えーと、告白?」
「はっ? 告白ぅ? 違うわよ。あたしが付き合ってあげるって言っているの」
「それを告白って言うんじゃないのか?」
「ぜんっぜん! 違うわよ! 付き合って下さいなんて言っていないでしょう? 付き合ってあげるのよ」
うーん、よく分からないけれど俺と付き合いたいってことだよな。ということは……。
「ちょっとまってくれ。その、なんていうか俺のことがす、すす、好きなのか?」
「なに、どもっているのよ気持ち悪いわね……いい? このアイテムが、あたしたち二人の相性は抜群だって教えてくれたのよ!」
真宮さんは真っ直ぐに腕を伸ばし、水晶のついたチェーンを俺に見せつけてきた。光が反射して眩しい。
「さっきから言っていることが滅茶苦茶だな。そのネックレスみたいなので、なにがわかるんだ?」
「いい着眼点だわ。さすが、あたしの彼氏ね」
「いやいや、俺たち付き合ってないだろ」
「これはペンデュラムよ。振り子のようにして使う道具なの。ダウジングって聞いたことない?」
ダウジング……。
聞いたことはある。もっとも俺が知っているのはL字をした棒のようなものを握って、なにかを探し出すみたいなやつだけど。
「占いみたいなもの?」
「占いと一緒にしないで! ペンデュラムはそんな曖昧なものじゃないんだから。というわけで付き合おうよ」
「ちょっとまて、なんでそうなる……言っている意味がわからないんだけど。付き合うって、そんなもので決めるようなことじゃないだろ」
「後悔するわよ。それに、彼女いないんでしょ?」
「うっ、ま、まあ、いないけど……」
本気で言っているのだろうか? そうだとしても、この流れで、はい、お願いしますとは普通ならないだろ。
フラれちゃったけれど俺はまだ仲里さんのことが好きなんだ。
フラれちゃったけど……。
「なに死にそうな顔してるのよ。はや……春時。今日からあたしがあなたの彼女になったわ。よろしくね」
伊達メガネを掛け直したその子は可愛らしい笑顔をつくり、手を差し出してきた――ので、その手を払う。
「ちょっと、なにするのよ!」
「あのさ、今は本当そういう気分じゃないんだよ。冗談なら他を当たってくれないかな」
俺は、一言だけ伝えると彼女を置いて屋上を後にした。
いったいなんなんだよ……やっぱり俺は真宮さんが苦手だ。フラれたからって、簡単に気持ちを切り替えることなんて出来るわけないじゃないか……。
俺、早見春時は、ついにクラスメイトの仲里エリカさんを校舎の屋上へと呼び出して告白をした。
仲里さんの髪はミルクティーベージュのサラサラとしたロングヘアで、夏の陽を浴び教室で見るよりも一層、美しく輝いている。
その美髪と長いまつ毛、目鼻の整った小顔がさらに際立つ色白でスラリとした体型。
俺は、そんな学年で一番の美少女である仲里さんに今日まで憧れ続けてきたんだ。
明日からはうちの高校も夏休み。
なんとしても二年生のあいだに彼女を……。
――くん。
「早見くん?」
「は、はい⁉︎」
ま、まずい! 緊張のあまり仲里さんへの想いが脳裏を駆け巡り、一人の世界に入り込んでしまった。
返事まだだよな? まさか聞き逃したなんてことは……。
「早見くん。その……ごめんなさい」
目の前の彼女は深々と頭を下げると、逃げるように走り去って、そのまま校舎へと戻っていってしまった。
「え……ちょっ!」
ウソ、だろ? 終わり? これで終わり? 俺の恋は終わった、のか……。
「ハハ、俺のような冴えない奴は、教室の隅で彼女を見つめているのが正解だったかもな……」
けれど――告白したのが、一学期の終わりであるこのタイミングで良かった。しばらく顔を合わせるのは気まずいし……。
うぅ……。
「うぁあああっ! フラれてしまったぁああ!」
「うるさーい!」
「おわっ!」
どこからともなく聞こえてきた声に辺りを見渡すと、塔屋の上に黒縁メガネの女子が一人立っているのを見つけた。
ヒラヒラと青いチェク柄のスカートを風になびかせ、セミロングの黒髪をかきあげている。
あれは、うちのクラスの――。
真宮葵だ……あんな高いところで、いったいなにをしているんだ。
「声がするから様子を見ていたら、なによフラれたくらいで大声あげて! おかげで集中できないじゃないの!」
俺と目があった彼女はこちらを指差し言い放ってきた。
見られていた――⁉︎
仲里さんへの告白を聞かれてしまったのか……こ、これは恥ずかしい。
「そ、そっちだって、盗み見に盗み聞き、あまり良い趣味とは思えないけど」
「は? 仕方ないじゃない、聞こえてしまったんだもの! まあ、いいわ。早見くん、ちょっとこっちに来なさいよ」
彼女は言いながら、手のひらを上に向け手招きをして見せた。
塔屋の上から見下ろされているのもあって、偉そうな態度がかんに障る。
「なんだよ? 俺に用があるなら、そっちが降りてきたらいいだろ」
「そんなことをしたら、ハシゴを降りるときにスカートの中、あなたに見られちゃうでしょ? 変態なの?」
人を変態扱いか……十分、今も下から見えそうだっつーの。
「ねえ、聞こえてる? 早く、こっちにきてよ」
うーん、あまり気は乗らないけれど告白のことは口止めしておきたいし、ここは素直に言うことを聞いておいた方が良いかもしれないな。
「はいはい、わかったよ。とりあえずそっちに行けばいいんだよな」
「そうよ。早くしなさいよね」
正直、俺は彼女のことが苦手だ。ちょっと主張が強めというかなんというか、とにかく合わない。だから普段こうして話すことは滅多にない。
「まったく……こんな塔屋の上でなにをしていたんだよ」
ハシゴを登りきると、黒縁メガネの女子はツカツカと歩み寄ってくる。
「で? 俺になにか用でもあるの? 悪いけど、今は人と話す気分じゃないんだ」
「あ、フラれた直後だものね」
「酷い……」
真宮さんはさらっと俺に精神攻撃を加えると、なぜかメガネを外してみせた。
「ええっと……それ……」
「なによ?」
「いや、メガネ外して見えるのか?」
「いいのよ。どうせ伊達メガネだし、これをつけていると集中できないのよね」
「お、おう……?」
あのメガネは伊達だったのか……なんで、わざわざそんなものを掛けているんだ。おしゃれ?
それにしても、メガネを外した顔を直視するのは初めてだけれど、目がくりっとしているし、意外にも可愛らしい顔をしているんだな。
「風が止んだわね。始めるわ」
彼女は凛とした態度で言うと制服のポケットからキラキラとしたチェーンのようなものを出してみせた。
その先端には小さく無色透明の綺麗な石がついている。
「その先についているのは水晶か?」
「そうだけど。少し黙っていて、集中できないわ」
「集中できないって、なにがだよ」
「大人しくしてて!」
「は、はい……」
真宮さんは急に真剣な表情をしたかと思うと、チェーンの先についた水晶を目の前に掲げたまま、微動だにしなくなった。
数瞬――水晶は静かに揺れ出し、ゆっくりと右回りに円を描きはじめると、徐々に回転が速まっていく。
おお……水晶が勝手に動いてる。見たところ腕は動いていないし、自分で回しているわけじゃなさそうだ。
回転が止まる気配はない……。
その動きを見た彼女は深く頷き、黒目がちな瞳で俺の顔を真っ直ぐと見つめてきた。
真宮さんの唇が静かに開く――。
「あたし、早見くんと付き合ってあげる」
ん?
「つき、あう?」
ハッ! もう昼だし、腹も減ってきた頃だ。まさか告白のことを秘密にする条件として昼飯を奢らせるつもりでは……。
最悪だ! なんとか、ごまかさなければ。
「えーと、昼飯なら妹と一緒に食べる約束をしてるんだ。ごめんな」
「アホなの? なんでお昼ご飯の話になっているのよ。そうじゃなくて、あたしが早見くんの彼女になってあげるって言っているの」
「彼女っ⁉︎」
彼女にって……も、もしかして俺は告白されているのか? まてまて、なにこの流れ。
「ごめん、頭の整理がつかなくて。えーと、告白?」
「はっ? 告白ぅ? 違うわよ。あたしが付き合ってあげるって言っているの」
「それを告白って言うんじゃないのか?」
「ぜんっぜん! 違うわよ! 付き合って下さいなんて言っていないでしょう? 付き合ってあげるのよ」
うーん、よく分からないけれど俺と付き合いたいってことだよな。ということは……。
「ちょっとまってくれ。その、なんていうか俺のことがす、すす、好きなのか?」
「なに、どもっているのよ気持ち悪いわね……いい? このアイテムが、あたしたち二人の相性は抜群だって教えてくれたのよ!」
真宮さんは真っ直ぐに腕を伸ばし、水晶のついたチェーンを俺に見せつけてきた。光が反射して眩しい。
「さっきから言っていることが滅茶苦茶だな。そのネックレスみたいなので、なにがわかるんだ?」
「いい着眼点だわ。さすが、あたしの彼氏ね」
「いやいや、俺たち付き合ってないだろ」
「これはペンデュラムよ。振り子のようにして使う道具なの。ダウジングって聞いたことない?」
ダウジング……。
聞いたことはある。もっとも俺が知っているのはL字をした棒のようなものを握って、なにかを探し出すみたいなやつだけど。
「占いみたいなもの?」
「占いと一緒にしないで! ペンデュラムはそんな曖昧なものじゃないんだから。というわけで付き合おうよ」
「ちょっとまて、なんでそうなる……言っている意味がわからないんだけど。付き合うって、そんなもので決めるようなことじゃないだろ」
「後悔するわよ。それに、彼女いないんでしょ?」
「うっ、ま、まあ、いないけど……」
本気で言っているのだろうか? そうだとしても、この流れで、はい、お願いしますとは普通ならないだろ。
フラれちゃったけれど俺はまだ仲里さんのことが好きなんだ。
フラれちゃったけど……。
「なに死にそうな顔してるのよ。はや……春時。今日からあたしがあなたの彼女になったわ。よろしくね」
伊達メガネを掛け直したその子は可愛らしい笑顔をつくり、手を差し出してきた――ので、その手を払う。
「ちょっと、なにするのよ!」
「あのさ、今は本当そういう気分じゃないんだよ。冗談なら他を当たってくれないかな」
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