勇者の俺は鬼畜魔王と旅をする

空谷

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はじまりの町は淫虐の町

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プライベートはつまらないし、仕事はしんどい。現実逃避に旅行する時間も金もない。

深夜の4時44分ちょうどに眠りにつくと異世界に行ける。そんな都市伝説を耳にした俺は、さっそく試してみることにした。



目が覚めると、俺は草原で寝っ転がっていた。

どうやら異世界転生に成功したらしい。

あたりを見渡す。ここは小高い丘の上で、麓に村があるらしい。

村にたどり着くと、若い女がスライムをあそこにあててクリオナニーをしていた。俺に気がつくと、定型文のようにこう言った。

「こんにちはぁ。ここはファスツ。はじまりの町。勇者伝説が有名よ。あんっ」

俺は奥にある1番大きい家を目指す。たいていのことは長老に聞けばいいとゲームの相場はきまっている。

長老もまた、スライムを手につけてオナニーをしていた。

「あなたが長老ですか?」
「おや、あなた様はもしや、伝説の勇者様では?」

布の服一枚の俺を見て勇者と言うとはさすが異世界の長老である。

「あの、この村は一体どうしてこう、乱れているのですか」
「いや実は、この村に勇者が現れるという言い伝えがあって、魔王が直々に見張っているのです」
「魔王?」
「はい。魔王はかわいらしい見た目の反面、鬼畜エロの極みのような人間でして、こうして常にモンスターを使って、その、エロいことをするよう強要されているのです」
「それは許せん。倒してしまわなければな」

その時、後ろの扉が開いた。

「ま、魔王様!?」

長老が俺の後ろを見て慌てる。
なるほど女みたいな顔をしたショタ野郎だ。

「魔王様!こいつが勇者に違いありません!」

俺は速攻で売られた。クソジジイめ!

魔王は俺の横を素通りし、長老の金タマを蹴り上げる。

「君ははじまりの町の長老でしょ?ちゃんと、役になりきってよ」

「も、申し訳ございません。ええと」
長老は脂汗をふいて俺に向き直る。

「貴方様、名前はなんと?」
「塔矢だ」
「塔矢様、どうか魔王からこの村をお救いください。この村は魔王さまの監視により、常に魔物とのセックスを強要されておりますゆえ、どうか、魔王を倒してください」
「よし、わかった。しかし俺は丸腰で挑むのか!?魔王はショタだが、立派なローブを着て杖のような武器も持っているぞ」
「それは、伝説の武器はですね。旅の途中でお集めになっていただいて」

ですよねー!知ってた。

「魔王、決着をつけたいのはやまやまだが、俺は丸腰だ。戦うまでちょっと待ってくれ」
「いいよ?でも、僕も旅に連れて行ってよね」
「なんで?」
「道中危ないから、俺が護衛してあげる」

魔王は屈託のない笑みを向ける。

「え?なんで?」
「塔矢、僕の好みだなぁ。そのイケメンな顔がモンスターによって歪められるのを身近で見ていたいよ」

このショタ、顔はかわいいが変態だ。

「魔王様と一緒ならば道中も安全ということで、よろしいのではないかと」
「おいジジィ!」

俺は長老に掴みかかった。長老は小声で言う。

「あなたが魔王を連れて行ってくれるというだけで、この町は救われるというものです。とにかくレベル1じゃぁ話になりません。幸い魔王はあんたを気に入っているし、多少食われることはあっても殺されることはないでしょう」

長老は魔王にも聞こえるように言った。

「えー。勇者を送り出すことがわしの勤めじゃ。100Gの支度金をやろう。みなりをととのえて進むと良い」

こうして俺と魔王の旅は始まった。

早速、町の武器屋へ行く。

「んー。こんぼうが50Gだけど、少しお金をためて、130Gのどうの剣を買いたいな。モンスターを倒してお金を稼ぐ。そんな感じでいいか?魔王」
「ふーん。まぁいいけど、まずはアレなんとかしたら?」

宿屋の前で男がスライムに犯されていた。

宿屋が使えないのは厄介だ。早めになんとかしないとな。でも武器もないのにどうやってスライムを倒すんだ?

迷っていると、スライムがこちらに向かってきた。

「魔王、頼む。護衛だろう?」
「僕が倒したら君の経験値にならないでしょ。自分でなんとかしなよ」

スライムがペニスにまとわりつく。気色悪いけど気持ちいい。

「くそっ、スライムでイッちまう!おい魔王!経験値にならなくていい、助けてくれ」

魔王は近くでニコニコしながら俺の痴態を観察している。

「そりゃ呪文一発で退治できるけど、やりたくないからやらない。命に別状はないんだしいいんじゃない?」

くそっ!役に立たずめ!

俺はスライムを手で細かくちぎって叩きつけ、それを繰り返してやっと1匹退治した。
俺は三発射精して、息も絶え絶えだった。

勇者は1Pの経験を得た。
「くそっレベルも上がらないのか!」

俺は拳を地に打ち付けた。まったく割りに合わない。

このとき俺はヤケになっていて、魔王の誘いに乗ってしまった。

「ねえ、早くレベル上げたい?」
「当たり前だろ!」
「手伝ってあげようか?」
「バッチコイだ!」

思い返せばこのとき俺はヤケになっていた。
手伝ってくれるのが魔王なのだ。ロクなことにならないのは目に見えていたのに。

次回、スライムとの戦闘は命がけ
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