勇者の俺は鬼畜魔王と旅をする

空谷

文字の大きさ
3 / 19

賢者はエロを極めている

しおりを挟む
俺たちは仲間を探しに酒場に行った。

マスターに仲間を探していると告げると、銀髪の男を紹介してくれた。

「あの人はサードの町から来たんだ。用心棒になると思うよ」
「職業は?」
「賢者もやってたような」
「賢者も?本職は?」
「それは俺の口からは言えねえ。とにかく話してみたらどうだ?」

俺は魔王を連れて男の席に行く。男はこちらに気がついたようだ。

「あら、男の二人連れか。片方は随分小さいな」
「まぁね。訳あって仲間を探している」
「仲間ねぇ」

男は俺たちをジロジロと見た。

「戦士と魔法使いってとこか?僧侶をお探しなら教会に行ったらどうだ」
「世界を救う旅に興味はないか?」
「世界を?」
「あぁ、世界中をめぐる旅になる。危険もたくさんあるだろう。魔王の城にも行くかもしれない」
「魔王の城に行くのか?」

男は目を輝かせた。よし!乗ってきた。あと一押しだ!

「あぁ、魔物に支配されているこの世界を変えるんだ」
「俺はユータス。興味が湧いた。詳しく聞かせてくれ」

どうやらユータスは世界中のモンスターを見ることに興味があるらしく、俺の旅に興味を持ってくれた。

「ところでユータス、お前の特技を見せてくれ。職業も聞きたい」

ユータスの顔が緩んだ。
「君なら喜んで。でもここでは難しいな。あまり人に見られたくないんだ」

きっとすごい必殺技をもっているのだろう。俺は期待に胸を膨らませて、ユータスと共に宿屋に行った。

「じゃぁ、塔矢さんに掛けるから、いいというまで目をつぶってじっとしていてくれ」

さわさわと何かが体をつたう感触がある。賢者は一体どんな魔法をかけてくれるのだろう。

陰茎の周りを何かがつたう。

そうだな。変態モンスターや魔王から身を守る呪文がいいな。例えばアナルを保護する魔法とか……。

ギュッと全身を締め付ける感じがした。きっとこれは防御系の魔法に違いない。

「さ、完成だよ」
「おお、ユータスありがとう!ところでこの魔法にはどんな効果が?」
「縄の具合はどうだい?」

なんで?なんで、俺は亀甲縛りに縛られてるんだ?魔王はゲラゲラと笑っている。

「おい、ユータスお前の特技って…」
「次はこれだね♪」

ユータスはムチを取り出した。

「まて、話せばわかる!待ってくれ!」

ユータスは右乳首、左乳首と、ムチを的確に当ててくる。

「わかった!お前の特技は縄とムチだな!わかったから!」
「デカいマトが残ってるんで、当てますねぇ?♪」
「やめて!やめて!」

ムチで急所を打たれ、俺は悶絶した。あとで聞いたところによると、ユータスの職業は調教師らしい。

俺はベッドに横になり、休んでいる。

「なあ魔王、ユータスをどう思う?」
「なかなかいい趣味をしている。プレイの幅も広がるし、とても有能だ。仲間にしよう!」
「いやそうじゃなくてだ。あいつを仲間にすれば王様の愛人は倒せそうか?」

魔王は頬杖をついて答える。

「うん。ユータスはこの町にしては異様にレベルが高いし、賢者は使い勝手がいいからね。序盤で仲間にできるのはラッキーだよ」
「そうか。決まりだな」

そう、魔王を救い世界を救うには、縄がイヤとかムチが痛いとか言っているヒマはないのだ。自己犠牲に酔いながら、俺は部屋の外で待つユータスに声を掛けた。

「ユータス。俺は勇者で、魔王を倒すための旅をしている。仲間になってくれないか」
「もちろん、いいよ♪」

テレレッテレー♪
賢者ユータスが仲間になった。

「ところで魔王を倒すとなると魔王城までいくのかい?」
「あぁ。魔王自体はそこにいるがな」
「へぇ?」

賢者は魔王の方を向き直り、なにやら呪文を唱えた。

魔王に黒い稲妻が降りかかる。魔王はバリアも貼らずにそれを受け流した。

「なるほどこりゃ強い。勝ち目がないね♪」
「まぁ、賢者や魔法使いがいくらレベルを上げたところで、ボクには勝てないけどね」

なるほど、最強の魔法防御力をもつ最強の魔法使い。それが魔王というわけか。

翌朝、3人で城に潜入する。

ユータスのおかげで戦闘は格段に楽になった。城の隠し通路を行き、愛人の部屋に辿りつく。

そこにはまさしく傾国の美女と言っても差し支えないほどのセクシーな女がいた。

「きゃっ、私の部屋に入ってくるとは何者です!」
「しらじらしい演技はよせ!魔物め!」
「バレているなら仕方がないな」

愛人が、巨大なカエルのような姿になった。
魔獣ケロケロリーがあらわれた!ケロケロリーはこちらに襲いかかってきた!

俺は剣をもってつっこむ。カエルの舌に体を絡め取られた。

「くっ!助けろユータス!」

ユータスは、巨大な鏡を運んでいる。

「なにをやってるんだ!?」
「今の状況を自分で見せてあげようと思ってね♪」

本当に何をやってるんだ!?助けてくれよ!

ユータスは魔王と共にこちらを見ている。

鏡には衣服をはぎとられ、カエルの陰茎に犯されてる自分が映る。カエルはヌメヌメの前足でおれの乳首をしごき、ヌメヌメの後ろ足でおれの陰茎をしごいた。

剣をもってカエルの喉をつつくが、ぬるぬる滑って、攻撃が皮膚に通らない。

カエルがアナルの中に射精した。ゴロッとした感触が気持ち悪いのに気持ち良くて、俺は剣を手放した。

どのくらい犯されていただろうか。腹の中がカエルの卵でいっぱいになっている。

陰茎にふと痛みが走った。下手な手コキで痛くなるやつである。俺はカエルの皮膚のぬめりがなくなっていることに気づいた。剣を振り下ろす。

テッテレー!魔獣 ケロケロリーを倒した!
320の経験値を獲得!レベルアップ!

俺は疲れた。もういやだこんな変態パーティ。


次回、黄金の貞操帯を求めて
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

BLゲームの主人公に憑依した弟×悪役令息兄

笹井凩
BL
「BLゲーの主人公に憑依したら、悪役令息の兄が不器用すぎてメロかった」……になる予定の第一話のようなものです。 彼氏に遊ばれまくってきた主人公が性格終わっている男共を粛清してやろうとするのに、情が湧いてなかなか上手くいかない。 そんな中、一番嫌いであったはずの悪役令息、兄の本性を知って愛情が芽生えてしまい——。 となるアレです。性癖。 何より、対人関係に恵まれなかったせいで歪んだ愛情を求め、与えてしまう二人が非常に好きなんですよね。 本当は義理の兄弟とかにしたほうが倫理観からすると良いのでしょうが、本能には抗えませんでした。 今日までの短編公募に間に合わなかったため供養。 プロットはあるので、ご好評でしたら続きも載せたいなと思っております。 性癖の近しい方に刺されば、非常に嬉しいです。 いいね、ご感想大変励みになります。ありがとうございます。

【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件

白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。 最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。 いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

処理中です...