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第01章 どういうこと?
08 いよいよ脱獄
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新年あけましておめでとうございます。
本日2話更新します。
1話目です。
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「それでルミア、この聖剣がどうしたんだ」
少し話がそれているが、この聖剣を見たルミアが一体何に納得したのかまだ聞いていない。
「ふむ、それなのだが、我が国には勇者に関する伝承が多く残っていたのだが聖剣に関しては失伝していてな」
「? なんでだ?」
勇者に関する伝承が多く残っている中、なぜ聖剣の伝承だけがないというのはどういうことだ。
「なに単純なことだ。聖剣はとても強力な武器だろう。だからそれを利用しようと考える者もいる。そこで、王のみに伝えられてきたのだが、6代前の王が王太子に伝える前に急逝され失伝に至ったというわけだ」
確かに単純な理由だった。
王のみが伝えているからその王が突然死すれば失伝するのは必至というもの。
なぜそんなことに気が付かなかったのかと思わなくもないが、俺も聖剣を持っているからわかるが、これは本当に強力な武器となり、もしこれが悪用でもされた日には目も当てられない。
「今思えば、失伝していてよかったのかもしれんが」
「ああ、確かにそうかもな」
ルミアも言うように、もし失伝していなかったら術式を奪われたときに聖剣も奪われていた可能性があるというルミアの懸念。まぁ、結局聖剣は勇者が亜空間に所持しているのでそれを奪われることはないのかもしれない。尤も、下手したら勇者を召喚して聖剣を取り上げるということもあり得た。そして、そうなると勇者なんてものは必要がない存在となり、結局ここに捨てられていた可能性が高い。
そして、俺としては失伝していたからこそあの王女は聖剣のことを知らなかった。だから、太郎が聖剣を持っていなくとも問題ないというわけだ。まぁ、知らなかったからこそ俺がここにいるのかもしれないがな。そう考えると俺としてはどっちが良かったのかわからないな。
でも、結果としてだがこうしてルミアを助けることができたのでよかったとしようか。
「まぁ、何にせよ。これで武器はあるということで、それでこれどうする。ルミアが使うか?」
「いや、そのようなものを使うわけにはいかんだろう」
「でも、ルミアも何かいるだろ、精霊魔法が使えないわけだし」
「うっ、た、確かにそうだが、しかし、いくら何でもそれで聖剣というのはあまりにも恐れ多い」
「気にする必要ないんだけどな」
ルミアにとっては信仰の対象的なものなのかもしれないが、俺にとっては普通の剣と同じ認識なのでルミアに貸すというのは特に気にもしない。
その後何度かやり取りをしたのち、結局脱獄の際はルミアが持つということになった。その理由として挙げたのが俺ではまだちゃんと扱えないというもの、というのも俺は勇者ではあるが戦闘訓練なんて受けたことがない。まぁ、一応ほんの僅かだけ教わったこともあるし、俺には剣を扱う才能がずば抜けてるらしいけど、必要もないものをしっかりと教わっても仕方ないということでさわりしか教わってないんだよな。ちなみに教えてくれたのは愛莉亜だったりする。
一方で、ルミアはエルフの王女であることから精霊魔法はもちろんだが、弓や剣の鍛錬を幼いころからしていたから間違いなく今の俺よりも圧倒的に剣をうまく扱える。
「あとは、この体をまとも動かせるようになるだけだな」
現在のルミアは俺の介助により起き上がって話してはいるが、手足はほとんど動かせない状態であり剣を振り回すことなんて到底できない。
「体事態はパーフェクト・ヒールで完全に治っているはずだから、動かそうと思えば普通に動くはずなんだけどな」
完全回復するようイメージをしてから使った魔法であるというのもあるが、何より俺の中では間違いなく治っていると確信している。
「治っているはずなのに、動かないか」
ルミアはそう言って悔しそうに手と足を見ている。
「うーん、もしかしたら精神的なものかもしれないな」
「精神? どういうことだ」
「ルミアは自分の手足を失ったことを理解していて、この世界でも失った手足が戻るなんてことは奇跡であり普通は起こらないのが常識、だろ?」
回復魔法というものがあるこの世界においても部位欠損は奇跡であり、勇者にしか扱えない魔法でのみ可能となっている。
「あ、ああその通りだ」
「その常識が邪魔をしているのかもしれない」
「どういうことだ?」
常識というものは時として人間の認識などを邪魔することだってあるからな。いわゆる常識にとらわれるなというところだろう。
「人間の思い込みって結構力があってな。俺の世界で別の国だけど昔、ある実験が行われたんだ。その実験は”ブアメードの血の実験”とか言ったかな。それは被験者に『自分が出血している』と思わせる演出をしたんだけど、その結果その被験者はショック死したという話があるんだ。つまり人間は思い込むだけで命を落とすことだってあるってことだ」
「ほぉ、そのようなことが、実験自体は非人道的ではあるが興味深いな。確かにそう考えると私のこれもそれが原因か」
「たぶんな。だから、ルミアはまず自分の手足をしっかり認識することから始めるといいかもしれないな。例えば、目の前で手を何度も握ってみるとか、それはできるだろ」
「ああ、ゆっくりではあるがな」
その後しばらくルミアは俺の言葉を信じ、目の前で手を何度も握っていた。
握った手を見つめながら、ルミアは小さく息を吐いた。
それは、痛みでも怒りでもない。
……ほんの少しだけ、希望の混じった息だった。
翌日夜、ルミアはあれからずっと手を握り開くということを繰り返した結果、手が戻ったという事実を認識し理解したようで、手を使った動作であれば大体できるようになっていた。そして、足も並行してちょっとずつ動かしていたことで、歩けるぐらいにはなっていた。
「まだゆっくりとではあるが、これで歩く分には問題ないようだ」
「そうみたいだな。よかったよ」
完全回復したという確信はあったが、ルミアの体がまともに動かないということで若干不安だった。しかし、どうやら杞憂だったみたいで、ほっとしている。
その後、ルミアはさらに回復していきその翌日にはすっかりと元通りに動けるようになっていた。
「ふんっ、はっ!」
そして現在は聖剣を振り回し剣の勘を取り戻している。ここまで来ると、俺たちの脱獄も近そうだ。
「ここまで回復すれば問題ないだろう、なるべく早いほうがいいからな。明日にでもここを出るのがいいだろう」
「俺もそう思ってた。次の見張りが来るのは6日後だろうしそれまでには余裕をもっておきたいしな」
「ふむ、そうだな。まぁどう脱獄しようが結局われらが脱獄したことはわかるだろうが」
「そうだな。でも、俺はともかくルミアは大丈夫じゃないか、看守だってまさかルミアが完全回復したなんて思わないからな。見つかったとしてもルミアだとは思わないはずだ。となると、この辺りに布の塊を置いておけば問題ないだろう」
俺が脱獄したということに関してはそこまで大事にはならない気がする。なにせ俺は奴らにとっては勇者召喚をしたという事実を知るだけでそもそもなぜここに入れられたのか分からないぐらいだ。
「確かにな。私がここに運ばれてきたのは間違いなくあの状態となってから。つまりここの看守にとって私はただの肉塊のようなものだろう」
「いや、肉塊って」
さすがに人間相手に肉塊はないと思うが、確かに手足がなく顔もすべてがボロボロだったルミアを見ればそう思っても無理はないかもな。
「それで明日だが、結構朝で構わないか」
「もちろんだ」
それから俺たちは具体的にどうやって脱獄するかということを詰めていったのだった。
新年あけましておめでとうございます。
本日2話更新します。
1話目です。
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「それでルミア、この聖剣がどうしたんだ」
少し話がそれているが、この聖剣を見たルミアが一体何に納得したのかまだ聞いていない。
「ふむ、それなのだが、我が国には勇者に関する伝承が多く残っていたのだが聖剣に関しては失伝していてな」
「? なんでだ?」
勇者に関する伝承が多く残っている中、なぜ聖剣の伝承だけがないというのはどういうことだ。
「なに単純なことだ。聖剣はとても強力な武器だろう。だからそれを利用しようと考える者もいる。そこで、王のみに伝えられてきたのだが、6代前の王が王太子に伝える前に急逝され失伝に至ったというわけだ」
確かに単純な理由だった。
王のみが伝えているからその王が突然死すれば失伝するのは必至というもの。
なぜそんなことに気が付かなかったのかと思わなくもないが、俺も聖剣を持っているからわかるが、これは本当に強力な武器となり、もしこれが悪用でもされた日には目も当てられない。
「今思えば、失伝していてよかったのかもしれんが」
「ああ、確かにそうかもな」
ルミアも言うように、もし失伝していなかったら術式を奪われたときに聖剣も奪われていた可能性があるというルミアの懸念。まぁ、結局聖剣は勇者が亜空間に所持しているのでそれを奪われることはないのかもしれない。尤も、下手したら勇者を召喚して聖剣を取り上げるということもあり得た。そして、そうなると勇者なんてものは必要がない存在となり、結局ここに捨てられていた可能性が高い。
そして、俺としては失伝していたからこそあの王女は聖剣のことを知らなかった。だから、太郎が聖剣を持っていなくとも問題ないというわけだ。まぁ、知らなかったからこそ俺がここにいるのかもしれないがな。そう考えると俺としてはどっちが良かったのかわからないな。
でも、結果としてだがこうしてルミアを助けることができたのでよかったとしようか。
「まぁ、何にせよ。これで武器はあるということで、それでこれどうする。ルミアが使うか?」
「いや、そのようなものを使うわけにはいかんだろう」
「でも、ルミアも何かいるだろ、精霊魔法が使えないわけだし」
「うっ、た、確かにそうだが、しかし、いくら何でもそれで聖剣というのはあまりにも恐れ多い」
「気にする必要ないんだけどな」
ルミアにとっては信仰の対象的なものなのかもしれないが、俺にとっては普通の剣と同じ認識なのでルミアに貸すというのは特に気にもしない。
その後何度かやり取りをしたのち、結局脱獄の際はルミアが持つということになった。その理由として挙げたのが俺ではまだちゃんと扱えないというもの、というのも俺は勇者ではあるが戦闘訓練なんて受けたことがない。まぁ、一応ほんの僅かだけ教わったこともあるし、俺には剣を扱う才能がずば抜けてるらしいけど、必要もないものをしっかりと教わっても仕方ないということでさわりしか教わってないんだよな。ちなみに教えてくれたのは愛莉亜だったりする。
一方で、ルミアはエルフの王女であることから精霊魔法はもちろんだが、弓や剣の鍛錬を幼いころからしていたから間違いなく今の俺よりも圧倒的に剣をうまく扱える。
「あとは、この体をまとも動かせるようになるだけだな」
現在のルミアは俺の介助により起き上がって話してはいるが、手足はほとんど動かせない状態であり剣を振り回すことなんて到底できない。
「体事態はパーフェクト・ヒールで完全に治っているはずだから、動かそうと思えば普通に動くはずなんだけどな」
完全回復するようイメージをしてから使った魔法であるというのもあるが、何より俺の中では間違いなく治っていると確信している。
「治っているはずなのに、動かないか」
ルミアはそう言って悔しそうに手と足を見ている。
「うーん、もしかしたら精神的なものかもしれないな」
「精神? どういうことだ」
「ルミアは自分の手足を失ったことを理解していて、この世界でも失った手足が戻るなんてことは奇跡であり普通は起こらないのが常識、だろ?」
回復魔法というものがあるこの世界においても部位欠損は奇跡であり、勇者にしか扱えない魔法でのみ可能となっている。
「あ、ああその通りだ」
「その常識が邪魔をしているのかもしれない」
「どういうことだ?」
常識というものは時として人間の認識などを邪魔することだってあるからな。いわゆる常識にとらわれるなというところだろう。
「人間の思い込みって結構力があってな。俺の世界で別の国だけど昔、ある実験が行われたんだ。その実験は”ブアメードの血の実験”とか言ったかな。それは被験者に『自分が出血している』と思わせる演出をしたんだけど、その結果その被験者はショック死したという話があるんだ。つまり人間は思い込むだけで命を落とすことだってあるってことだ」
「ほぉ、そのようなことが、実験自体は非人道的ではあるが興味深いな。確かにそう考えると私のこれもそれが原因か」
「たぶんな。だから、ルミアはまず自分の手足をしっかり認識することから始めるといいかもしれないな。例えば、目の前で手を何度も握ってみるとか、それはできるだろ」
「ああ、ゆっくりではあるがな」
その後しばらくルミアは俺の言葉を信じ、目の前で手を何度も握っていた。
握った手を見つめながら、ルミアは小さく息を吐いた。
それは、痛みでも怒りでもない。
……ほんの少しだけ、希望の混じった息だった。
翌日夜、ルミアはあれからずっと手を握り開くということを繰り返した結果、手が戻ったという事実を認識し理解したようで、手を使った動作であれば大体できるようになっていた。そして、足も並行してちょっとずつ動かしていたことで、歩けるぐらいにはなっていた。
「まだゆっくりとではあるが、これで歩く分には問題ないようだ」
「そうみたいだな。よかったよ」
完全回復したという確信はあったが、ルミアの体がまともに動かないということで若干不安だった。しかし、どうやら杞憂だったみたいで、ほっとしている。
その後、ルミアはさらに回復していきその翌日にはすっかりと元通りに動けるようになっていた。
「ふんっ、はっ!」
そして現在は聖剣を振り回し剣の勘を取り戻している。ここまで来ると、俺たちの脱獄も近そうだ。
「ここまで回復すれば問題ないだろう、なるべく早いほうがいいからな。明日にでもここを出るのがいいだろう」
「俺もそう思ってた。次の見張りが来るのは6日後だろうしそれまでには余裕をもっておきたいしな」
「ふむ、そうだな。まぁどう脱獄しようが結局われらが脱獄したことはわかるだろうが」
「そうだな。でも、俺はともかくルミアは大丈夫じゃないか、看守だってまさかルミアが完全回復したなんて思わないからな。見つかったとしてもルミアだとは思わないはずだ。となると、この辺りに布の塊を置いておけば問題ないだろう」
俺が脱獄したということに関してはそこまで大事にはならない気がする。なにせ俺は奴らにとっては勇者召喚をしたという事実を知るだけでそもそもなぜここに入れられたのか分からないぐらいだ。
「確かにな。私がここに運ばれてきたのは間違いなくあの状態となってから。つまりここの看守にとって私はただの肉塊のようなものだろう」
「いや、肉塊って」
さすがに人間相手に肉塊はないと思うが、確かに手足がなく顔もすべてがボロボロだったルミアを見ればそう思っても無理はないかもな。
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