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第一章
11.和解と
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目が覚めた。唐突だけど、そんな感覚があったのだ。
「あれ…?」
見えたのは、覚えのない天井。二度、三度と瞬きを繰り返して、私はゆっくりと身を起こした。そこはやはり覚えのない部屋だった。今私が横たわっているベッドや部屋の中央に置かれている机など、生活に必要な家具は一通り揃っており、どれも高級品なことが分かる。ベッドのシーツも非常に手触りが良い。右に首を曲げると、窓から月明りが差し込んでいるのが見えた。光源はそれだけで、ぼんやりと室内を照らしている。
「ここは…」
「俺の家ですよ」
返事があることに驚く。慌てて声の方、左へと振り返ると。
「アレク様…?」
「目が覚めて良かったです」
椅子に座って、腕を組んだ彼がそこにいた。その顔は険しい。
そこで私は理解した。
「ああ、これ夢か。私、溺れて死んだはずだもんね」
「………は?」
「いや死んだときにみるのって、夢って言うの? 走馬灯…は違うか。ていうか前世に死んだときはこんなの見なかった気がしたんだけど…あー、覚えてないだけかな?」
「………あの」
「ちょうどアレク様…いや夢なら様付けなくて良いか。最期、アレクのこと考えながら死んだもんねぇ。それでこんな都合の良い夢見てるのかな」
「………」
「あ、いつまでこの夢が続くか分からないし、伝えたいことはさっさと言っちゃった方が良いか。夢な以上、自己満足でしかないけど」
私はベッドの上で正座した。ついでに頭を下げる。土下座とまでは言わないけど、謝罪の姿勢である。
「あなたの言うことを聞かなくて、それにきつい言い方してごめんなさい。あと家宝も、湖に沈めちゃってごめんなさい。私の死体と一緒に回収してもらえると良いんだけど…そこはお祈りしておこう」
「………」
「出会った頃のアレク、ものすごく胡散臭かったし、性格悪いとも何度も思ったけど。私の前世の話を信じてくれて、友達になってくれて、とても嬉しかった。―――あなたにだいぶ救われたよ。どうもありがとう」
お礼は目を見て言った方が良いよね。いや夢なんだけどさ。
そう思って顔を上げようとしたのだが、それよりも早く伸びてきた腕に抱きしめられてしまった。相手は当然ひとりしかいない。
「…夢じゃありませんよ」
温かい。なんてサービス精神旺盛な夢だろうか。
そう思っていた私の耳元で、そんな言葉が聞こえた。
「んえ?」
「あなたは生きています」
「へ? え? いや、でも私、溺れたはずで…」
「溺れていません。助けました」
「あ、あの状況からどうやって…」
ふと、意識を失う寸前の光景が脳裏に浮かんだ。彼がこちらに手を伸ばして、腕を掴まれたと思ったら引き寄せられて、そのまま顔が…
「っ!?」
「…弁明しておきますが、救命措置ですからね。あの時、直接酸素を吹き込みました」
顔が熱い。おそらく耳まで真っ赤になっていると思う。そして私が何を思ったのか正確に理解したのだろう彼が、少し早口でそう言った。救命措置…な、なるほどね。
とりあえず理解したから放してほしい。その意思でもって右手で彼の肩を押してみたが、びくともしなかった。いっそ腕の力が強まった気がするのは気のせいかな。
「あ、あの、アレク様、ちょっと離れ…」
「アレク」
「はい?」
「先ほど、そう呼んだでしょう」
「よ、呼びましたけど、あれは夢だと思ったからで…」
「これからアレクと呼んでくれるのであれば、放しますよ」
「いや、そんな無茶な…」
「じゃあこのままですね」
ぎゅー、とさらに力を強められて、心の中で悲鳴を上げた。やめろ、前世でも今世でも異性に耐性ないんだ! しかもその相手が必要に迫られてとはいえ、き、キスした相手だと思うと余計に緊張するってば!
「分かりました! ちょっと、本当に放してくださいアレク!」
「…やっぱり、敬語もなしで」
「後だしやめてくれない!?」
敬語なし、様付けなしで話しかけるまで、アレクは本当に放してくれなかった。
「―――つまりアレクは、ジルニアがあの湖で私とアライト嬢を始末するつもりだって分かっていたってこと?」
「流石にそこまでは分かりませんでしたよ。ただジルニア・アルマースがスフレ・アライトを脅して、あなたに嫌がらせをさせているのは知っていました。だから嫌がらせが悪化している中、人気のない場所へ呼び出しされたと聞いて、嫌な予感がしたんです」
事前に「放課後、アライト嬢と湖で決着付けてきます。いつもの練習はその後にさせてください」とアレクに話しておいて良かった。それがあったからこそ、不審に思ったアレクはこっそりと湖まで付いて来て、私を助けてくれたのだから。
私が意識を失う前後に何が起こったのか、彼が話してくれた内容をまとめるとこうだった。
アレクは私の手出しをするなという言いつけを守り、ギリギリまで見守っていたらしい。ただ私が湖に落ちたことで、いよいよ取り返しがつかなくなると飛び出してくれたのだ。なんとあのジルニアを気絶させて無力化したという。彼曰く、「不意打ちだったので何とかなりました」とのことだ。ジルニアをどうにかできる時点で、彼も大概おかしいと思う。
そうして安全を確保してから、湖に自ら飛び込んで私を助けてくれたそうだ。
ちなみにアライト嬢は無事に逃げおおせたらしい。
「ひとまずあなたを我が家に運んで、腕の良い治療師を呼びました。だいぶ弱っていたので」
「それで痛みも何もないのか…」
つい夢だと錯覚してしまうくらいには、健康体そのものである。そしてこの見覚えのない部屋はクリゾベリル邸であるらしい。道理でお高そうな物ばかりなわけだ。
「その後は色々後始末に追われていました。家に戻ってこられたの、ついさっきですよ。学園の責任者、アルマース公爵家、アライト伯爵家、それぞれに報告や事実確認をして…アルマース公爵に事件を握りつぶされないよう、持てる権力全部使いましたね」
「うわぁ…」
「スフレ・アライトが正直に話してくれたので助かりました。彼女、あなたに恩を感じているようですよ。人が変わったようにあなたの心配ばかりしていました」
「え、どちらかというと彼女を助けたのはアレクなんじゃ?」
「あなたが命懸けで盾になったことに、心打たれたのでしょう」
アライト嬢は被害者でもあり加害者でもあるとして、自宅で謹慎。
ジルニアは事件の首謀者として、同じく自宅に謹慎中。ただし殺人未遂と無視できない内容のため、クリゾベリル家の関係者―クリゾベリルが不正や事件の調査を担当しているからだ―監視の元、らしい。
「それは、感謝してもしきれないことで…」
「…お礼を言われるような資格、ありませんよ」
椅子に座っているアレクの手が伸びてきて、私の首にかかっている指輪を掬った。突然の接触に心臓が跳ねる。
「ジルニア・アルマースが何か仕掛けてくること、気付いていたというのに、あなたに『関係ない』と言われて俺も意地になっていました。助けを求められるまで、何もしてやるもんかって」
「ご、ごめんなさい…」
「あなたを責めているわけではないんです。むしろ、自分自身が許せない」
「どうして? アレクは何も悪くないよ」
「…もう少しであなたは死ぬところでした。俺の、つまらない意地のせいで」
「私が死にかけたのは、ジルニアのせいでしょ」
彼は何も悪くない。もしジルニア以外に責任を問うとしたら、忠告を無視した私自身だろう。しかしアレクの顔はやはり曇っている。
「アレク…」
「―――ジルニア・アルマースの近くにいたら、またあなたの命が危ない。だから俺、決めたんです」
「え?」
何を?
そう問おうとしたのだが、彼の手が再び伸びてきて、挙句首に回されたことで言葉が引っ込んだ。しかし何もやましいことはなく、その手はネックレスを外して離れていく。
何でこのタイミングかは全く分からないが、どうやらクリゾベリルの家宝とやらを回収したようだ。何事もなくほっとして息をついていたのだが、今度は左手が掬われて。
「へ…?」
左手の薬指。そこに、指輪がはめられた。緑色に輝くそれは、先ほど私の首元から消えたクリゾベリルの家宝である。
「俺と結婚してください。ディアリア」
真っ直ぐこちらを見つめる赤い瞳を眺めて、私は呆けることしかできなかった。
「あれ…?」
見えたのは、覚えのない天井。二度、三度と瞬きを繰り返して、私はゆっくりと身を起こした。そこはやはり覚えのない部屋だった。今私が横たわっているベッドや部屋の中央に置かれている机など、生活に必要な家具は一通り揃っており、どれも高級品なことが分かる。ベッドのシーツも非常に手触りが良い。右に首を曲げると、窓から月明りが差し込んでいるのが見えた。光源はそれだけで、ぼんやりと室内を照らしている。
「ここは…」
「俺の家ですよ」
返事があることに驚く。慌てて声の方、左へと振り返ると。
「アレク様…?」
「目が覚めて良かったです」
椅子に座って、腕を組んだ彼がそこにいた。その顔は険しい。
そこで私は理解した。
「ああ、これ夢か。私、溺れて死んだはずだもんね」
「………は?」
「いや死んだときにみるのって、夢って言うの? 走馬灯…は違うか。ていうか前世に死んだときはこんなの見なかった気がしたんだけど…あー、覚えてないだけかな?」
「………あの」
「ちょうどアレク様…いや夢なら様付けなくて良いか。最期、アレクのこと考えながら死んだもんねぇ。それでこんな都合の良い夢見てるのかな」
「………」
「あ、いつまでこの夢が続くか分からないし、伝えたいことはさっさと言っちゃった方が良いか。夢な以上、自己満足でしかないけど」
私はベッドの上で正座した。ついでに頭を下げる。土下座とまでは言わないけど、謝罪の姿勢である。
「あなたの言うことを聞かなくて、それにきつい言い方してごめんなさい。あと家宝も、湖に沈めちゃってごめんなさい。私の死体と一緒に回収してもらえると良いんだけど…そこはお祈りしておこう」
「………」
「出会った頃のアレク、ものすごく胡散臭かったし、性格悪いとも何度も思ったけど。私の前世の話を信じてくれて、友達になってくれて、とても嬉しかった。―――あなたにだいぶ救われたよ。どうもありがとう」
お礼は目を見て言った方が良いよね。いや夢なんだけどさ。
そう思って顔を上げようとしたのだが、それよりも早く伸びてきた腕に抱きしめられてしまった。相手は当然ひとりしかいない。
「…夢じゃありませんよ」
温かい。なんてサービス精神旺盛な夢だろうか。
そう思っていた私の耳元で、そんな言葉が聞こえた。
「んえ?」
「あなたは生きています」
「へ? え? いや、でも私、溺れたはずで…」
「溺れていません。助けました」
「あ、あの状況からどうやって…」
ふと、意識を失う寸前の光景が脳裏に浮かんだ。彼がこちらに手を伸ばして、腕を掴まれたと思ったら引き寄せられて、そのまま顔が…
「っ!?」
「…弁明しておきますが、救命措置ですからね。あの時、直接酸素を吹き込みました」
顔が熱い。おそらく耳まで真っ赤になっていると思う。そして私が何を思ったのか正確に理解したのだろう彼が、少し早口でそう言った。救命措置…な、なるほどね。
とりあえず理解したから放してほしい。その意思でもって右手で彼の肩を押してみたが、びくともしなかった。いっそ腕の力が強まった気がするのは気のせいかな。
「あ、あの、アレク様、ちょっと離れ…」
「アレク」
「はい?」
「先ほど、そう呼んだでしょう」
「よ、呼びましたけど、あれは夢だと思ったからで…」
「これからアレクと呼んでくれるのであれば、放しますよ」
「いや、そんな無茶な…」
「じゃあこのままですね」
ぎゅー、とさらに力を強められて、心の中で悲鳴を上げた。やめろ、前世でも今世でも異性に耐性ないんだ! しかもその相手が必要に迫られてとはいえ、き、キスした相手だと思うと余計に緊張するってば!
「分かりました! ちょっと、本当に放してくださいアレク!」
「…やっぱり、敬語もなしで」
「後だしやめてくれない!?」
敬語なし、様付けなしで話しかけるまで、アレクは本当に放してくれなかった。
「―――つまりアレクは、ジルニアがあの湖で私とアライト嬢を始末するつもりだって分かっていたってこと?」
「流石にそこまでは分かりませんでしたよ。ただジルニア・アルマースがスフレ・アライトを脅して、あなたに嫌がらせをさせているのは知っていました。だから嫌がらせが悪化している中、人気のない場所へ呼び出しされたと聞いて、嫌な予感がしたんです」
事前に「放課後、アライト嬢と湖で決着付けてきます。いつもの練習はその後にさせてください」とアレクに話しておいて良かった。それがあったからこそ、不審に思ったアレクはこっそりと湖まで付いて来て、私を助けてくれたのだから。
私が意識を失う前後に何が起こったのか、彼が話してくれた内容をまとめるとこうだった。
アレクは私の手出しをするなという言いつけを守り、ギリギリまで見守っていたらしい。ただ私が湖に落ちたことで、いよいよ取り返しがつかなくなると飛び出してくれたのだ。なんとあのジルニアを気絶させて無力化したという。彼曰く、「不意打ちだったので何とかなりました」とのことだ。ジルニアをどうにかできる時点で、彼も大概おかしいと思う。
そうして安全を確保してから、湖に自ら飛び込んで私を助けてくれたそうだ。
ちなみにアライト嬢は無事に逃げおおせたらしい。
「ひとまずあなたを我が家に運んで、腕の良い治療師を呼びました。だいぶ弱っていたので」
「それで痛みも何もないのか…」
つい夢だと錯覚してしまうくらいには、健康体そのものである。そしてこの見覚えのない部屋はクリゾベリル邸であるらしい。道理でお高そうな物ばかりなわけだ。
「その後は色々後始末に追われていました。家に戻ってこられたの、ついさっきですよ。学園の責任者、アルマース公爵家、アライト伯爵家、それぞれに報告や事実確認をして…アルマース公爵に事件を握りつぶされないよう、持てる権力全部使いましたね」
「うわぁ…」
「スフレ・アライトが正直に話してくれたので助かりました。彼女、あなたに恩を感じているようですよ。人が変わったようにあなたの心配ばかりしていました」
「え、どちらかというと彼女を助けたのはアレクなんじゃ?」
「あなたが命懸けで盾になったことに、心打たれたのでしょう」
アライト嬢は被害者でもあり加害者でもあるとして、自宅で謹慎。
ジルニアは事件の首謀者として、同じく自宅に謹慎中。ただし殺人未遂と無視できない内容のため、クリゾベリル家の関係者―クリゾベリルが不正や事件の調査を担当しているからだ―監視の元、らしい。
「それは、感謝してもしきれないことで…」
「…お礼を言われるような資格、ありませんよ」
椅子に座っているアレクの手が伸びてきて、私の首にかかっている指輪を掬った。突然の接触に心臓が跳ねる。
「ジルニア・アルマースが何か仕掛けてくること、気付いていたというのに、あなたに『関係ない』と言われて俺も意地になっていました。助けを求められるまで、何もしてやるもんかって」
「ご、ごめんなさい…」
「あなたを責めているわけではないんです。むしろ、自分自身が許せない」
「どうして? アレクは何も悪くないよ」
「…もう少しであなたは死ぬところでした。俺の、つまらない意地のせいで」
「私が死にかけたのは、ジルニアのせいでしょ」
彼は何も悪くない。もしジルニア以外に責任を問うとしたら、忠告を無視した私自身だろう。しかしアレクの顔はやはり曇っている。
「アレク…」
「―――ジルニア・アルマースの近くにいたら、またあなたの命が危ない。だから俺、決めたんです」
「え?」
何を?
そう問おうとしたのだが、彼の手が再び伸びてきて、挙句首に回されたことで言葉が引っ込んだ。しかし何もやましいことはなく、その手はネックレスを外して離れていく。
何でこのタイミングかは全く分からないが、どうやらクリゾベリルの家宝とやらを回収したようだ。何事もなくほっとして息をついていたのだが、今度は左手が掬われて。
「へ…?」
左手の薬指。そこに、指輪がはめられた。緑色に輝くそれは、先ほど私の首元から消えたクリゾベリルの家宝である。
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