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第1章 眠れるあいつの隠し事(基本壱輝目線)
24.A sudden smile is bad for my heart
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そんなこんなでいろいろあったが、その後は平穏な日々に戻った。
だが、その平穏はいつまでも続く訳……ない、よな…。
「やっと今日は花の金曜日だよ!!」
「…あ?」
いつにも増してテンションの高い彩兎に、やな予感が胸をよぎる。
「約束したじゃん!スイーツバイキング!」
「そ~だよ、よっしー。逃げようったってそうはいかないよ~?」
いつの間にか隣にいた利人がニヤリと笑う。
めんどくせぇ事になったな…。
「実隆は行くのか?あいつ、甘い物好きって訳じゃないだろ」
「あぁ、みっちゃんなら行くって。やっくんとよっしーも行くよ~って言ったら、普通に行くって言ってくれたよ?」
「なんで俺も行くことになってんだよ…」
「え、何だって?」
もう、拒否権っつーか人権すら危ういな…。
まぁでも、実隆も行くなら行ってもいいかな。常識人がいるって結構でかいよネ、うん。
「…しょうがねぇから行ってやるよ」
「やったー!前言撤回は無しだからね?」
満面の笑みで抱きついてきた彩兎に、少しドキッとす…。いやまてまてまてまて、俺は一体何を考えて…?
よーし、落ち着け。落ち着くんだ俺。
「よっしー?急にどったの…って、あれあれあれ?」
ニヤニヤした利人が俺を覗き込む。
こいつ…。
俺が違うからと目で訴えると、何を勘違いしたのか「皆には言わないどいてあげるヨ☆」と耳打ちしてきた。
あー…なんかもう…否定するのもめんどくせぇ。
「じゃあ、明日の午前10時くらいから、お昼ご飯も兼ねて行こう!」
「そうだね、それがいいと思う。よっしー逃げないでよ~?」
「…逃げねーよ」
「あ、みっちゃんにも時間伝えとくね」
「はい!あぁ~、楽しみだな~!!」
何着てこ~、と女子高生並にはしゃぐ彩兎を横目に、果たして自分がまともな私服を持っていただろうかと思い出していた。
だが、その平穏はいつまでも続く訳……ない、よな…。
「やっと今日は花の金曜日だよ!!」
「…あ?」
いつにも増してテンションの高い彩兎に、やな予感が胸をよぎる。
「約束したじゃん!スイーツバイキング!」
「そ~だよ、よっしー。逃げようったってそうはいかないよ~?」
いつの間にか隣にいた利人がニヤリと笑う。
めんどくせぇ事になったな…。
「実隆は行くのか?あいつ、甘い物好きって訳じゃないだろ」
「あぁ、みっちゃんなら行くって。やっくんとよっしーも行くよ~って言ったら、普通に行くって言ってくれたよ?」
「なんで俺も行くことになってんだよ…」
「え、何だって?」
もう、拒否権っつーか人権すら危ういな…。
まぁでも、実隆も行くなら行ってもいいかな。常識人がいるって結構でかいよネ、うん。
「…しょうがねぇから行ってやるよ」
「やったー!前言撤回は無しだからね?」
満面の笑みで抱きついてきた彩兎に、少しドキッとす…。いやまてまてまてまて、俺は一体何を考えて…?
よーし、落ち着け。落ち着くんだ俺。
「よっしー?急にどったの…って、あれあれあれ?」
ニヤニヤした利人が俺を覗き込む。
こいつ…。
俺が違うからと目で訴えると、何を勘違いしたのか「皆には言わないどいてあげるヨ☆」と耳打ちしてきた。
あー…なんかもう…否定するのもめんどくせぇ。
「じゃあ、明日の午前10時くらいから、お昼ご飯も兼ねて行こう!」
「そうだね、それがいいと思う。よっしー逃げないでよ~?」
「…逃げねーよ」
「あ、みっちゃんにも時間伝えとくね」
「はい!あぁ~、楽しみだな~!!」
何着てこ~、と女子高生並にはしゃぐ彩兎を横目に、果たして自分がまともな私服を持っていただろうかと思い出していた。
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