百年越しの求愛譚【R18】政略結婚〜白い結婚歴100年 王妃への嫌がらせに始めた性行為に沼る王様【主人公は沢山の苦難あってこそ!】

玉龍堂

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第15章

15-11

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 周囲のテーブルには聞こえない音量でのチトと雪華のコソコソ話を終えると、
「明日早いから、お先に失礼するね。」
 トレイを持ってチトは立ち上がる。
「じゃあ、またね!」
 雪華もチトに返事を返すと、女子会は解散となる。
 雪華も立ち上がって、自分のトレイと龍王のトレイを返却する。
 
 雪華がトレイを返している中、

 チトは、口パクで執事に扮した龍王に、
『ライバルはたくさんいるからね!』
 メイドのセツがモテていることをチトは口パクで伝えて
 
 全部は見えないが、メイドのセツも。
 分厚いメガネが雪華の顔を全て隠し切るわけではない。

 身長の高い男からだと、隙間から雪華の美貌が盗み見える。
 そうじゃなくても、メイド服着てても腰のくびれや大きな胸は見て取れる。
 そう言う視点で見てなかったが、
 メイドのセツで何もなかったのも、ある意味奇跡的な話だ。

 逃げ切るだけの脚力も、腕力もあるだろうから大きな心配はしていないが、
 やはり、1人で放つのは危険すぎると結論づけ、まだ戻ってこない雪華を見やる。
 知らない男に話しかけられていた。
 ナンパとは知らず、セツは律儀に話を聞いていた。
 
  ため息を吐くと、雪華の背後に立つと腰を掴んで抱き込み、
「私のフィアンセに何か?」
 執事に扮した龍王は、虫を祓う。

「ありがとう。
 連れがいるから断ったのだが、しつこかったから助かった。」
 雪華は執事に扮した龍王の顔を見ると、
 龍王アーウィスは大きくため息を吐くと、
 サラリと、雪華の髪をかきあげ首筋を晒す。
「ッいッアッ!?」
 雪華が突然の痛みに声が漏れる。
 食堂の公衆の面前で、
 独占欲マックスのアーウィスが、
 雪華の首筋に歯を立てて、血が滲む程噛みついていた。

 目が離せない事実の認識をしっかりと刻まれ、、
 独占を誇示する為にセツを噛んだやばい人認定された事に気づいていない。
 
 雪華は首筋を抑えて、相方を睨む。
 痛みで目元が潤んで、睨めておらずもう一度噛んでこようとするので揉めながら食堂を後にする2人だった。
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