百年越しの求愛譚【R18】政略結婚〜白い結婚歴100年 王妃への嫌がらせに始めた性行為に沼る王様【主人公は沢山の苦難あってこそ!】

玉龍堂

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第23章 四男の帰還

23-2 暴力表現R12

 ※

 つつがなく、公開判決も終えた。

 公開処刑日は、日程を分けてする事を公言していた。

 貴族の残党の襲撃を回避する為、
 当日になって、反逆した貴族一派の一斉火刑に踏み切ることが公示された。

 呪いをかけないよう。
 魔術使える者が刑に処される時は、
 例も漏れず、

 目を潰され、
 舌を切られ、
 手足、指先に至るまで全ての関節も、外すか全て折られている。
 
 
 追い詰められると、視線魔樹を獲得するものがいる為。
 舌を切るのは呪詛を吐けないように、声を奪う為。
 手足が動くと、魔術を構成できる可能性がある為。 
 
 マナが使用できないよう、点穴に針を打ち込まれている。

 桟敷席の特等席から、処刑を眺めている龍王夫婦。


 この貴族の反逆計画は、先代龍王時代に発足されていた。
 それほど、先代龍王は恨まれていた事になる。

「アーウィス、先代龍王は何をやらかしたんだ?」
 雪華は、処刑される貴族を眺めながら言葉を漏らす。
「先代の龍王の事は大嫌いだが、
 先代も王妃と子と国を守る為に、事を起こし貴族の恨みをかっていた。
 今ならわかる。
 私も雪華がいれば、満足だ」
 アーウィスは雪華を抱き込むと、視線は逸らさず処刑を待つ者を見ている。
 
「私が求婚したばかりに、すまない」
 今回の騒動には雪華を聖女と仰ぐカルル教団が関係していたのを含め、雪華が謝罪する。

「雪華のいない人生など必要ない。
 出会いの最初は印象悪かったが、雪華を知った後は悪くはない。
 雪華と婚姻したのも、最後の決定は私の意思だ。
 気に病むな」
 アーウィスは自身のマントで王妃雪華を覆うと、
「ちょっと、こんな時になにをしてる!」
「こんな時だからこそだ」
 マントの中でアーウィスの手は雪華のドレスの隙間から侵入して、胸やマナ壺を同時に弄りはじめる。
 雪華はアーウィスのマントの中から顔だけ出したまま、眼下の死刑執行を待つ人を見届ける羽目になる。
 龍王夫婦の半径5メートルには誰もいない。
 龍王自ら結界を張っているので、侵入できる隙間もない。
 
「今は、これ以上はしないから安心しろ雪華」
「いやいや、おかしいだろう。
 こんなんで興奮とか、末期だぞ」
 雪華は突っ込みを入れるが返答はない。
 
 雪華はため息をつくと、アーウィスに身を預ける。
 緊張しない訳がない。
 アーウィスで反逆した貴族300人を火刑に処すのだ。
 前例のない。

 反逆計画が実行されていたとしたら、地下迷宮の魔物の死体の数ををみればゾッとする計画だ。
 あんなものを王都に放たれていたら、民を守りようがない。
 
 計画で発覚したのは運が良かったに過ぎない。

 責任ある立場である龍王夫婦には、死刑執行を見届ける義務があった。
 
 


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