313 / 663
1章 君に剣を捧ぐ
19 決意
◆◆◆◆◆
レネはあれからどういう顔をしてメストに帰って来たのか、あまり覚えていない。
感情を抑えることでいっぱいいっぱいだったので、周りに気を遣う余裕などなかった。
本部に着くとシモンが待ち構えており、報告は全てバルトロメイに任せ、自分はすぐに応接室へと向かうバーラたちと別れたきりだ。
だから応接室でどんな話し合いが行われたかは知らない。
翌日。
本来なら非番だったのだが、欠員が出てレネは急遽メストでの仕事をこなし、たったいま本部に戻って来たところだ。
馬を使わない場合は、正門から出入りする。
正面玄関を真っすぐ進み階段を上ると、報告のため執務室へと向かった。
レネはリーパに入団して今年で五年目になる。もうベテランといっても差し支えない。
今日も、レネが一番の古株だったので、急遽入ったのにも関わらず現場責任者として任務をこなした。
重要な仕事ではない限り、団長への任務報告は責任者が行う。
「失礼します」
執務室の中に入ると、バルナバーシュがなんとも言えない歯切れの悪い顔をしていた。
「お前か。ちょうど入れ違いだったな。バルトロメイがいま退団届けを出しに来て、それを受理した」
(やっぱり……)
「……じゃあバルトロメイはもう団員ではないんですね」
こちらにとっても都合がいい。
胎の中で渦巻いている激情を抑えるために、レネの声は低く掠れていた。
バルナバーシュとルカーシュも、レネの様子がいつもと違うことに気付く。
今までこんな気持ちになったことはあるだろうか?
この身を焼き尽くすほどの、烈火のごときに激情が湧いてきたことなどなかった。
「レネっ!? どこへ行くっ!!」
報告もせず執務室を去ろうとする養子に、バルナバーシュが呼び止める。
今までレネが、こんな態度をとったことなどないので、さぞかし吃驚していることだろう。
「——獲物を狩りに」
振り返り、呪詛を吐き出すようにそう告げる。
怒りで視界が歪み、バルナバーシュの顔までもが奇妙に湾曲して見えた。
「…………」
養父は言葉をなくしているようだが、その後ろでカチャカチャと音がする。
「これを持って行け——特別に許可する」
ルカーシュがレネに向かってなにかを投げた。
(——あ……)
まさかそれを渡されるとは思わず、レネは目を瞠る。
剣士にとって命と同等の物を受け取り、掴んだ掌から自分以外の力が、身体の中に入り込んで来るのを感じた。
「——しばらくの間、借ります」
そう言うと、決意を新たに唇を噛み締めた。
たぶんルカーシュはレネになにがあったのか気付いている。
自分の身に起こったことは、できるだけ隠しているつもりだが、わかる者が見れば分かるのだろう。
以前師から教えてもらった方法で問題を解決しようとしている自分を、ルカーシュは後押ししているようにも感じた。
「暴れて来い」
レネはそれを受け取り腰に装着すると、ルカーシュはその姿を見てニヤリと嗤った。
「——はい」
再び階段を下り廊下を歩いていると、すれ違う団員たちが無言で道を開けていく。
この身から溢れ出す感情が、なんの関係もない団員たちまでもを威圧していた。
だがレネはそれを隠さない。
これから行うのは見世物だ。
相手にも、それを取り巻く連中にも全てに、自分を見せつけてやらないといけない。
自分が雄であるということを。
救護室の前を通り抜け、裏口の扉を開くと、冷たい風が熱く火照った頬を擽る。
一度息を吐き、心を静かに落ち着けた。
ぐにゃぐにゃと歪んでいた視界が正常に戻って来る。
その視線の先に、目的の人物がいた。
「——待て」
私邸の自分の部屋から荷物を纏め終え、裏門から出て行こうとしていた、シモンとバルトロメイを呼び止める。
「……レネ!?」
まさかレネとはもう会うとも思っていなかったのだろう。バルトロメイは後ろを振り返り、驚きを隠せない様子だ。
一緒にいたシモンも、なにごとだとレネに不審な目を向ける。
レネはゆっくりとした動作で着けていた皮の手袋の左を外し、バルトロメイの顔に思いっきり投げつけた。
「我が名はレネ・セヴトラ・ヴルク。——この身に受けた屈辱を晴らすため、貴様に決闘を申し込む」
音を立て頬を殴った革の手袋は、薄っすらと雪の残る地面へと落ちた。
◆◆◆◆◆
いきなり声をかけて来た青年が、孫に向かって手袋を投げつけた。
確か、バーラの護衛に付いていた青年だ。
しかしあの時とは別人のように様子が違う。
バルトロメイが、地面に落ちた手袋を拾う。
周りでこの様子を遠巻きに見ていた団員たちが、バルトロメイのその動作に一斉に騒ぎ出した。
手袋を拾うということは、この決闘を受け入れると言う意味を持つからだ。
『なにがあった?』
『猫とバートが決闘だって!?』
『おいっ、団長たちを呼んで来いッ!』
シモンには気になることがあった。この青年は『ヴルク』と名乗った。
狼の意味をもつ姓などそうないし、そもそもこの傭兵団に姓を持つ身分の者がどれだけいようか……。
十中八九、この青年がバルナバーシュの養子だと思って間違いないだろう。
改めて青年に目を向けると、とても護衛には見えないほどほっそりとした美貌の持ち主だ。
まさか、バルナバーシュに稚児趣味でもあったのかと嫌味の一つも言いたくなる。
自分が想像していた次期リーパ護衛団団長との乖離に、シモンは驚きを隠せないでいた。
だからと言ってはなんだが、バルナバーシュそっくりの実子が入団することで、この青年はさぞかし肩身の狭い思いをしていただろう。
だとすると、バルトロメイが去ることは、青年にとってもプラスになったのではないのか?
それなのにどうして決闘を申し込むのだ?
屈辱を晴らすとは、いったいどういう意味なのだ?
決意を込めた黄緑色の視線が一瞬だけシモンを掠めただけで、肌にビシビシと青年の威圧が伝わって来る。
『——あっ!? 団長たちが来たぞ』
その言葉につられてそちらを振り返ると、裏門から本部に繋がる扉からバルナバーシュと細身の副団長が出てこちらにやって来た。
「シモン卿、団員同士の決闘は禁止しておりますが、バルトロメイはもう団員ではありません。本人が了承した以上、私にはこの決闘を阻止することはできません」
なるほど。バルトロメイが退団したのを知って、レネという青年は決闘を申し込んで来たのか。
若い頃、血気盛んだったシモンも名誉を懸けて決闘したことは、一度や二度ではない。
まるでわが身に起こったできごとのように、老いた身体が興奮しているのを感じる。
この青年は本気だ。
バルトロメイも決闘を受諾した。
騎士として、ここはシモンが見て見ぬ振りはできないだろう。
「バルトロメイの立会人は儂でいいか?」
「ありがとうございます。では、対戦相手の立会人には私が。申し遅れましたが、対戦相手のレネは私の養子です」
いつもは感情を表に出さない男が、なんとも言えない表情を浮かべている。
「やはりそうであったか……」
実子と養子の決闘騒ぎに複雑な心境であることは間違いないだろう。
「立会人のお二人にもお尋ねしますが、互いの剣で真剣勝負をして、戦意喪失か戦闘不能になった方が負けとします。それぞれ剣の形状が違いますがよろしいですか?」
黙々と決闘の準備を始める二人に、ルールの確認をとっていた副団長が、こちらを振り返り訊いて来る。
「私はそれで構わん。シモン卿は?」
「ああ。それでいい」
除雪して綺麗に地面が見えている鍛練場の真ん中に二人が並ぶ。
本部に居合わせた団員たちがザワザワと、噂を聞きつけて集まって来た。
「準備はできたか?」
副団長が尋ねると、二人ともシャツ一枚になり、襟元を開き裾を上げて、剣以外の武器を他に隠し持っていないかを立会人や見学者に見せた。
「むっ……!?」
対戦相手の青年の白い肌に散る赤い痕に、シモンは言葉を失った。
それどころか、手袋を外していた片方の手首には縄で縛られた痕まで残っているではないか。
隣のバルナバーシュが落胆の溜息を漏らす音が聞こえる。
旅の途中、孫とバーラがいい仲にならないかと期待していた。
このリーパ護衛団を退団して、騎士として仕え主を探すと本人の口から聞き、バーラともいい雰囲気だったので安心していたのに。
まさかこちらの青年の方に手を出していたなんて、誰が想像できるだろうか。
バルトロメイもご多分に漏れず、騎士団の悪習に染まっていたのかと失望する。
一度は通る道とは言え、騎士団を退団した後もその趣味が抜けないとは問題ありだ。
それもどうやら合意の上ではない。
「——だから決闘を……」
(なんてことだ……)
レネはあれからどういう顔をしてメストに帰って来たのか、あまり覚えていない。
感情を抑えることでいっぱいいっぱいだったので、周りに気を遣う余裕などなかった。
本部に着くとシモンが待ち構えており、報告は全てバルトロメイに任せ、自分はすぐに応接室へと向かうバーラたちと別れたきりだ。
だから応接室でどんな話し合いが行われたかは知らない。
翌日。
本来なら非番だったのだが、欠員が出てレネは急遽メストでの仕事をこなし、たったいま本部に戻って来たところだ。
馬を使わない場合は、正門から出入りする。
正面玄関を真っすぐ進み階段を上ると、報告のため執務室へと向かった。
レネはリーパに入団して今年で五年目になる。もうベテランといっても差し支えない。
今日も、レネが一番の古株だったので、急遽入ったのにも関わらず現場責任者として任務をこなした。
重要な仕事ではない限り、団長への任務報告は責任者が行う。
「失礼します」
執務室の中に入ると、バルナバーシュがなんとも言えない歯切れの悪い顔をしていた。
「お前か。ちょうど入れ違いだったな。バルトロメイがいま退団届けを出しに来て、それを受理した」
(やっぱり……)
「……じゃあバルトロメイはもう団員ではないんですね」
こちらにとっても都合がいい。
胎の中で渦巻いている激情を抑えるために、レネの声は低く掠れていた。
バルナバーシュとルカーシュも、レネの様子がいつもと違うことに気付く。
今までこんな気持ちになったことはあるだろうか?
この身を焼き尽くすほどの、烈火のごときに激情が湧いてきたことなどなかった。
「レネっ!? どこへ行くっ!!」
報告もせず執務室を去ろうとする養子に、バルナバーシュが呼び止める。
今までレネが、こんな態度をとったことなどないので、さぞかし吃驚していることだろう。
「——獲物を狩りに」
振り返り、呪詛を吐き出すようにそう告げる。
怒りで視界が歪み、バルナバーシュの顔までもが奇妙に湾曲して見えた。
「…………」
養父は言葉をなくしているようだが、その後ろでカチャカチャと音がする。
「これを持って行け——特別に許可する」
ルカーシュがレネに向かってなにかを投げた。
(——あ……)
まさかそれを渡されるとは思わず、レネは目を瞠る。
剣士にとって命と同等の物を受け取り、掴んだ掌から自分以外の力が、身体の中に入り込んで来るのを感じた。
「——しばらくの間、借ります」
そう言うと、決意を新たに唇を噛み締めた。
たぶんルカーシュはレネになにがあったのか気付いている。
自分の身に起こったことは、できるだけ隠しているつもりだが、わかる者が見れば分かるのだろう。
以前師から教えてもらった方法で問題を解決しようとしている自分を、ルカーシュは後押ししているようにも感じた。
「暴れて来い」
レネはそれを受け取り腰に装着すると、ルカーシュはその姿を見てニヤリと嗤った。
「——はい」
再び階段を下り廊下を歩いていると、すれ違う団員たちが無言で道を開けていく。
この身から溢れ出す感情が、なんの関係もない団員たちまでもを威圧していた。
だがレネはそれを隠さない。
これから行うのは見世物だ。
相手にも、それを取り巻く連中にも全てに、自分を見せつけてやらないといけない。
自分が雄であるということを。
救護室の前を通り抜け、裏口の扉を開くと、冷たい風が熱く火照った頬を擽る。
一度息を吐き、心を静かに落ち着けた。
ぐにゃぐにゃと歪んでいた視界が正常に戻って来る。
その視線の先に、目的の人物がいた。
「——待て」
私邸の自分の部屋から荷物を纏め終え、裏門から出て行こうとしていた、シモンとバルトロメイを呼び止める。
「……レネ!?」
まさかレネとはもう会うとも思っていなかったのだろう。バルトロメイは後ろを振り返り、驚きを隠せない様子だ。
一緒にいたシモンも、なにごとだとレネに不審な目を向ける。
レネはゆっくりとした動作で着けていた皮の手袋の左を外し、バルトロメイの顔に思いっきり投げつけた。
「我が名はレネ・セヴトラ・ヴルク。——この身に受けた屈辱を晴らすため、貴様に決闘を申し込む」
音を立て頬を殴った革の手袋は、薄っすらと雪の残る地面へと落ちた。
◆◆◆◆◆
いきなり声をかけて来た青年が、孫に向かって手袋を投げつけた。
確か、バーラの護衛に付いていた青年だ。
しかしあの時とは別人のように様子が違う。
バルトロメイが、地面に落ちた手袋を拾う。
周りでこの様子を遠巻きに見ていた団員たちが、バルトロメイのその動作に一斉に騒ぎ出した。
手袋を拾うということは、この決闘を受け入れると言う意味を持つからだ。
『なにがあった?』
『猫とバートが決闘だって!?』
『おいっ、団長たちを呼んで来いッ!』
シモンには気になることがあった。この青年は『ヴルク』と名乗った。
狼の意味をもつ姓などそうないし、そもそもこの傭兵団に姓を持つ身分の者がどれだけいようか……。
十中八九、この青年がバルナバーシュの養子だと思って間違いないだろう。
改めて青年に目を向けると、とても護衛には見えないほどほっそりとした美貌の持ち主だ。
まさか、バルナバーシュに稚児趣味でもあったのかと嫌味の一つも言いたくなる。
自分が想像していた次期リーパ護衛団団長との乖離に、シモンは驚きを隠せないでいた。
だからと言ってはなんだが、バルナバーシュそっくりの実子が入団することで、この青年はさぞかし肩身の狭い思いをしていただろう。
だとすると、バルトロメイが去ることは、青年にとってもプラスになったのではないのか?
それなのにどうして決闘を申し込むのだ?
屈辱を晴らすとは、いったいどういう意味なのだ?
決意を込めた黄緑色の視線が一瞬だけシモンを掠めただけで、肌にビシビシと青年の威圧が伝わって来る。
『——あっ!? 団長たちが来たぞ』
その言葉につられてそちらを振り返ると、裏門から本部に繋がる扉からバルナバーシュと細身の副団長が出てこちらにやって来た。
「シモン卿、団員同士の決闘は禁止しておりますが、バルトロメイはもう団員ではありません。本人が了承した以上、私にはこの決闘を阻止することはできません」
なるほど。バルトロメイが退団したのを知って、レネという青年は決闘を申し込んで来たのか。
若い頃、血気盛んだったシモンも名誉を懸けて決闘したことは、一度や二度ではない。
まるでわが身に起こったできごとのように、老いた身体が興奮しているのを感じる。
この青年は本気だ。
バルトロメイも決闘を受諾した。
騎士として、ここはシモンが見て見ぬ振りはできないだろう。
「バルトロメイの立会人は儂でいいか?」
「ありがとうございます。では、対戦相手の立会人には私が。申し遅れましたが、対戦相手のレネは私の養子です」
いつもは感情を表に出さない男が、なんとも言えない表情を浮かべている。
「やはりそうであったか……」
実子と養子の決闘騒ぎに複雑な心境であることは間違いないだろう。
「立会人のお二人にもお尋ねしますが、互いの剣で真剣勝負をして、戦意喪失か戦闘不能になった方が負けとします。それぞれ剣の形状が違いますがよろしいですか?」
黙々と決闘の準備を始める二人に、ルールの確認をとっていた副団長が、こちらを振り返り訊いて来る。
「私はそれで構わん。シモン卿は?」
「ああ。それでいい」
除雪して綺麗に地面が見えている鍛練場の真ん中に二人が並ぶ。
本部に居合わせた団員たちがザワザワと、噂を聞きつけて集まって来た。
「準備はできたか?」
副団長が尋ねると、二人ともシャツ一枚になり、襟元を開き裾を上げて、剣以外の武器を他に隠し持っていないかを立会人や見学者に見せた。
「むっ……!?」
対戦相手の青年の白い肌に散る赤い痕に、シモンは言葉を失った。
それどころか、手袋を外していた片方の手首には縄で縛られた痕まで残っているではないか。
隣のバルナバーシュが落胆の溜息を漏らす音が聞こえる。
旅の途中、孫とバーラがいい仲にならないかと期待していた。
このリーパ護衛団を退団して、騎士として仕え主を探すと本人の口から聞き、バーラともいい雰囲気だったので安心していたのに。
まさかこちらの青年の方に手を出していたなんて、誰が想像できるだろうか。
バルトロメイもご多分に漏れず、騎士団の悪習に染まっていたのかと失望する。
一度は通る道とは言え、騎士団を退団した後もその趣味が抜けないとは問題ありだ。
それもどうやら合意の上ではない。
「——だから決闘を……」
(なんてことだ……)
あなたにおすすめの小説
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【完結】俺はずっと、おまえのお嫁さんになりたかったんだ。
ペガサスサクラ
BL
※あらすじ、後半の内容にやや二章のネタバレを含みます。
幼なじみの悠也に、恋心を抱くことに罪悪感を持ち続ける楓。
逃げるように東京の大学に行き、田舎故郷に二度と帰るつもりもなかったが、大学三年の夏休みに母親からの電話をきっかけに帰省することになる。
見慣れた駅のホームには、悠也が待っていた。あの頃と変わらない無邪気な笑顔のままー。
何年もずっと連絡をとらずにいた自分を笑って許す悠也に、楓は戸惑いながらも、そばにいたい、という気持ちを抑えられず一緒に過ごすようになる。もう少し今だけ、この夏が終わったら今度こそ悠也のもとを去るのだと言い聞かせながら。
しかしある夜、悠也が、「ずっと親友だ」と自分に無邪気に伝えてくることに耐えきれなくなった楓は…。
お互いを大切に思いながらも、「すき」の色が違うこととうまく向き合えない、不器用な少年二人の物語。
主人公楓目線の、片思いBL。
プラトニックラブ。
いいね、感想大変励みになっています!読んでくださって本当にありがとうございます。
2024.11.27 無事本編完結しました。感謝。
最終章投稿後、第四章 3.5話を追記しています。
(この回は箸休めのようなものなので、読まなくても次の章に差し支えはないです。)
番外編は、2人の高校時代のお話。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。
めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。
その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。
⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる
⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない
※全四話、予約投稿済み。
本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。
※後日談を3/25に投稿予定←しました。Rを書くかはまだ悩み中
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。