菩提樹の猫

無一物

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14章 エミリエンヌ嬢を捜索せよ

19 やせ我慢して凍える

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 馬車を呼ぶために先に建物の外に出ると、冷えた空気が頬を撫でていく。

「さむっ」

 レネは思わずぶるりと身体を震わせた。
 冷気によって酒で濡れた服が一気に冷やされる。
 御者たちの待合室は屋敷中のように暖房が入っていなかったので、バルトロメイたちもさぞかし寒い思いをしているだろう。

 しかし待合室に行くと、バルトロメイとヴィートの姿が見えない。

「あれ、はやかったな。兄ちゃんたち昼に行ったカフェへ行ってくるってさ。間に合わなかったら先に帰っていいって言ってたぞ」
 
「ええ!?」

(よりによってあのカフェだ)
 
 さっきカフェの名前がでてきて、もう一度店員に話を訊いた方がいいのではないかと思っていたところだ。
 バルトロメイたちはそんなこと知りもしないのに、どうしてまたあのカフェに行ったのだろうか?


 馬車を屋敷の前まで回し、アンドレイとデニスを乗せて、公爵家の屋敷へと戻る。
 カフェへ出かけた二人は仕方なく置いてきた。
 
 護衛のために御者席へ座っていたレネを見たデニスから、席を代わろうと申し出があったが、主の元には騎士がついているべきだと固く断った。
 
 しかし夜風をもろに受ける御者席は寒く、屋敷に着くころには身体の芯から冷え切っていた。
 自分から席を代わることを断ったので、今さらデニスたちに寒い素振りを見せるのも恥ずかしく、表面にはそれを一切出さないように努めた。
 
(そういえば……)

 屋敷に着いてアンドレイを部屋まで送り届りながら、レネは最悪のことを思い出す。
 すっかり失念していたが、使用人たちの使う風呂は今の時間もう水しか出ない。
 
 今の時期、そんなに汗もかかないので一日くらい風呂に入らなくとも問題はないと思うが、髪まで酒の匂いがプンプン染みついたままなのはよろしくない。
 一度綺麗に洗い流さないと髪の匂いは落ちないだろう。
 頭から水を被ることを想像しただけでガタガタを身体が震えそうになる。

 エントランスに馬車が着くと、ちょうど前にもう一台馬車が停まっていた。

(あれ?)

「伯父上たちの馬車だ」
「メビルス伯爵たちもどこかにお出かけだったのか」

 もしかしたら娘を探すために情報収集していたのかもしれない。
 初日にも暗い顔をしながら馬車から出てくる伯爵夫妻の姿を、レネは遠くから眺めていた。

「伯父様たちも今ですか」

「ああ。アンドレイ、君も夜会帰りかい?」

「ええ。エミリエンヌを一緒に行く予定だったので何かいい情報はないかと思って」

「……彼が、お義母様の仰ってた……?」

 伯爵夫人が見慣れない顔を見つけアンドレイに尋ねる。
 レネは初めて伯爵夫人と間近でまみえたが、懐かしさを覚えるのはどうしてだろうか?

「はい。彼はレネ。僕の命の恩人です」

 アンドレイの紹介に合わせて、レネは夫妻にペコリと頭を下げた。

「——レネ……」

 伯爵夫人が、薄紫色の瞳を見開いて、レネの顔を凝視する。
 
(あれ?)
 
 レネの身体に流れる血が、一斉にさざめきだす。

 同じように、伯爵夫人も自分のことが気になるみたいだ。
 二人はほんの一瞬の間だが見つめ合っていた。

「ほら、こんな所で立ち話しても仕方ないだろう。明日も早いから部屋に帰ろう」

 メビルス伯爵に促され、一同はそれぞれの部屋へと戻ることになった。
 寒い中で立ち話などされたら、ますます凍えそうだったのでレネとしては助かった。
 しかし伯爵夫人に感じたあの不思議な感覚はいったい何だったのだろうか?

 薄紫色の瞳がレネの両親と同じ色だったので、どこか懐かしさを感じたのかもしれない。
 ドロステアでは同じ瞳の色を持つ人物と逢ったことがなかったからよけいだ。
 
 
「じゃあ、今晩はこれでいいな」

 デニスが今日の用事は全て終わりだとばかりに告げる。
 アンドレイの部屋まで来ると、本人だけが自分の部屋に入る。

「うん、ありがとう。レネも早くお風呂に入ってあったかくして寝るんだよ。明日はもう一度あのカフェに行ってみよう。二人ともおやすみ」
 
(もうすっかり冷え切ってる風呂になんか入ったら、あったまるどころか凍えるだろ……)
 
 心の中ではそうぼやいていたが、レネはニッコリ笑って返事をする。
 
「うんわかった。おやすみ」
 
 自分たちの部屋とは違い、使用人の共同風呂はお湯が使えないことをアンドレイは知らないのだ。
 ペネロープから部屋を追い出された件も含めて、全て話してしまえば、アンドレイはレネたちが置かれている状況を改善してくれるに違いない。
 
 だが、アンドレイに黙っておくと決めたのは自分だ。
 こちら側の事情を察してもらえないからと不満をぶつけるのはお門違いだ。
 
 
(こうなるんだったら着替えを借りればよかった……)
 
 一度湧いてきた恨めしい気持ちはなかなか消えることなく、今度はマリユスの提案をレネの意見も聞かずに断ったデニスへ向かう。
 
(この人が余計なことを言ったから、濡れネズミのまま凍える羽目になったんだ……)
 
 レネは震える唇を噛みしめた。
 
 
「——来い」

 ふいにデニスから腕を引かれ、自分の部屋とは逆方向へと引っ張られていく。

「ちょっ……何ですか急にっ!?」

「もう遅い時間だから静かにしろ」

 そう言われたら黙るしかない。
 
 この騎士、言っては悪いが、いつもこんな不愛想な顔なので、なにを考えているのかさっぱりわからない時がある。
 今だってそうだ。
 夜会の時からずっと機嫌が悪そうに見えるが、いったいどうしたというのだろうか。

 ここに来てからというもの、レネは屋敷の住人に振り回されてばかりでフラストレーションがたまる一方だ。
 一度は自分なりの理由を見つけ、建設的な方向へ思考を向けることに成功していたが、一度調和が乱れると、全て負の方向へと感情が向かっていく。


 後悔ばかりが後になってやってくる。
 
 船に乗せてもらうために人捜しをする羽目になった。
 それもただの口約束でしかないので、本当に乗せてくれるかどうかもわからない。
 
 結局自分は公爵家の人間にいいように利用されているだけではないか……。
 夢で見た二千年前と全く変わらない。

(やっぱりここに来るんじゃなかった……)

 
 
「おい、着いたぞ。中に入れ」

 感情の渦に流されていたので、デニスに手を引かれて移動していたことなどすっかり忘れていた。
 連れてこられた部屋は、レネたちが最初に与えられていたところと造りはそんなに変わらない。
 だが備え付けのもの以外の私物がちょこちょこと置いてある。

「ここは?」

「俺の部屋だ」

 アンドレイとさっき別れたので、デニスは別の部屋に寝泊まりしているくらい思いつきそうなことなのに、すっかり失念していた。
 あの頃のように常に命を狙われているわけではないので、いくらお付きの騎士だといっても従者の様に控えの間にいなくてもよいのだ。

 デニスは再びレネの腕を引いて、部屋に備え付けの風呂場に連れて行き、バスタブの蛇口を捻った。
 当然ここは専用の窯で温められているので、熱いお湯が遅い時間でも出る。
 どうしていいかわからず脱衣所に突っ立ったままでいると、デニスが近付いて来た。
 
「もう共同風呂は水しか出ないんだろ? そんな濡れた服さっさと脱いで風呂に入れ」
 
 やっとレネはデニスの意図に気付く。

(あっ……風呂を貸してくれるのか)
 


 石鹸を泡立て酒を洗い落とし、熱いお湯に浸かると、寒さとともに凝り固まっていた感情も少しずつ解れていった。
 
 寒さから解放されジンジンと痺れる感覚までもが心地よい。
 レネはうっとりと目を細め、頑固なあの男には不似合いなバラの香りのする石鹸の匂いを、胸いっぱいに吸い込んだ。

 風呂から上がり、用意された服を着て部屋に戻ると、デニスが暖炉に薪をくべている最中だった。
 
「少しはあたたまったか? そこに座ってろ」
 
「はい、お陰様で。ありがとうございます」

 応接用の椅子に座るよう促され、レネは素直に言葉に従った。
 何か話したいことでもあるのかもしれない。

「お前はいつも、一人で抱え込んで無理をする。寒いなら寒いって言えよ」

「でも……デニスさんはマリユスさんからオレが着替えを借りるのをよく思ってなかったみたいだし、寒いだなんて言い辛いじゃないですか」

 あの場で身体を拭いて着替えていれば、レネもここまで凍えることはなった。
 返事をする時にデニスが上着の裾を引っ張って止めたので、濡れた服のまま帰って来たというのに。
 
「おい……気付いてないのか? 俺はちゃんと先に忠告したよな」

 デニスは自分も向かいの椅子に座りながら盛大な溜息を吐く。
 
(なんだ……オレは何か重大なことを聞き逃したのか?)
 
「何か言いましたっけ?」

「あのマリユス様はな……前にも似たような手口で、エミリエンヌ嬢の侍女に手を出してるんだよ」

「?」

「こう言ったらわかるか? 俺たちだけ先に帰らせて、お前にいかがわしいまねをしようとしていたんだ」

「はっ!? 噓でしょ? オレ?」

 全く気付かなかった。
 だからデニスはレネの上着を引っ張って行かないように教えてくれていたのか。


「お前の騎士になったあいつの気苦労が目に見えるな……」

 そう言うと、デニスは顔を斜めに傾げて息を吐いた。

 あんなに反目しあっていたといのに……今は同じ騎士としてバルトロメイに同情しているのだろうか?
 

「……どんな風に見えるんですか?」

 レネは、恐る恐ると尋ねてみる。

「あいつはお前に惚れてるだろ?」

「えっ……!?」

(おい、ドっ直球で言うなっ!)

 第三者にいきなり言われ、惚れられている自覚があるだけに、レネは咄嗟に赤面した。


「なんだ、お前もあいつのことが好きなのか?」
 
「……!?」

 レネはただ、目を見開くことしかできない。

 そんなこと初めて訊かれた。
 今までは自発的に湧いたこの思いに名前を付けぬまま放置していたのに、言葉にされると焦ってしまう。

 だからレネはこの時、デニスの表情など見る余裕はなかった。
 いつも自分のことでいっぱいいっぱいなのだ。


「……オレたち、ここまで色々あったんです。でも今は、優先させてやるべきことがあるので、それが終わるまでは何も考えないことにしています」

「そりゃあますます、苦行だな」

 息を吐きながら、デニスは肩を落とす。
 そのため息も、同じ騎士としてバルトロメイに同情しているのだろうとレネは思った。

 

「——レネっ、こんな所で何してんだよっ」

 急に扉が開いて、名を呼ばれる。

「……噂をすればなんとやらだ……。せめてノックぐらいしろ」

 突然部屋に入ってきたバルトロメイに、デニスが眇めた目を向ける。

「なんでそんな格好してるんだ?」

 デニスの苦言よりも、バルトロメイはレネの格好の方が気になるらしい。

 酒で濡れて着替えがなかったので、デニスが用意してくれたナイトガウンを羽織っていた。
 まだ髪も乾いないので、レネがここで風呂に入っていたことはすぐにわかるだろう。


「……えっと……」

 ヘーゼルの瞳に睨まれて、レネは自分が面倒臭い状況に陥ったことを認識した。




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