ジュンの世直し剣舞録〜最強オカマ戦士の清廉な旅路〜

消すラムネ

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第二十一話:魔導士アルゼンとの決戦! オカマ剣士、全力の一撃

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 砦の広間に響く魔法陣の唸りと、紫色の光が闇を照らす。ジュンは剣を構え、アルゼンの前に立ちはだかっていた。背後には、魔物たちを懸命に押さえ込む若い騎士たちの姿がある。

「随分派手な演出ね。魔導士ってのはいつもこんなに見栄を張るの?」

 ジュンが挑発するように口元を歪めると、アルゼンは冷笑を返した。

「愚かな剣士が。貴様ごときがこの力を理解できるはずもない。だが、その傲慢な態度、すぐに後悔させてやる。」

 アルゼンが杖を振ると、魔法陣から巨大な火球が生み出され、ジュン目掛けて放たれた。火球は轟音とともに空気を裂き、迫り来る。だがジュンは冷静だった。

「派手なだけで、大したことないわね。」

 ジュンは剣を一閃させ、火球を真っ二つに切り裂いた。その破片が床に散り、広間に火花が飛び散る。

「ほぉ…これは少々手強そうだな。」

 アルゼンの目にわずかな焦りが浮かぶ。だが、すぐに次の呪文を唱え始めた。広間全体が揺れ、今度は鋭い氷の刃が無数に現れてジュンを囲む。

「これでも避けられるか?」

 アルゼンが手を振ると、氷の刃が一斉にジュンを目掛けて飛び出した。

「ふふっ、そんな攻撃じゃあたしを倒せないわよ!」

 ジュンは軽やかなステップで氷の刃を次々とかわし、的確なタイミングで剣を振り抜いて刃を粉砕していく。その動きは流れるように美しく、まるで戦闘の舞台を演じるダンサーのようだった。


 一方、騎士たちは魔物を相手に奮闘していた。ライゼルが声を張り上げて指示を飛ばす。

「みんな、ジュンさんを援護するために魔物を抑えるんだ! 足元を固めろ!」 

 若い騎士たちは汗を流しながらも声を合わせ、魔物を倒していく。

「さすがにきついけど…ジュンさんなら勝ってくれる!」
 ライゼルが仲間を鼓舞し、戦場は少しずつ聖騎士団が優勢を取っていく。


 再びジュンとアルゼンの戦いに視線が戻る。アルゼンは苛立ちを隠せず、さらに強力な呪文を唱え始めた。

「これ以上、好きにはさせん! 最強の魔法を受けて、地獄へ落ちるがいい!」

 アルゼンが杖を振り下ろすと、広間全体を覆うように巨大な雷撃が降り注いだ。

「なるほど、少しは骨があるじゃない。」

 ジュンは剣を天に突き上げ、雷撃を受け止めた。剣が雷の力を吸収し、その輝きがさらに増していく。

「この力、全部返してあげるわ!」

 ジュンは剣を振り下ろし、雷のエネルギーをアルゼンへと叩きつけた。その一撃はまるで稲妻のように速く、アルゼンの防御魔法を打ち砕いた。

「ぐはっ…!」
 アルゼンは吹き飛ばされ、広間の隅に倒れ込んだ。


 静寂が訪れた広間で、ジュンは剣を鞘に収め、倒れたアルゼンに近づく。

「これが、正義の剣の力よ。あたしに逆らうからこうなるの。」

 ジュンが冷たく言い放つと、アルゼンはかすれた声で答えた。

「…だが、これで終わりではない。私を動かしていた者たちが…次に動く…。」

「その『次』ってのを、あたしが潰してあげるわ。」

 ジュンはアルゼンを捕らえるように命じ、広間の状況を確認した。

「みんな、大丈夫? これで一段落ね。」

 騎士たちは声を合わせて応じた。

「ジュンさんのおかげで勝てました! ありがとうございます!」

 ライゼルが駆け寄り、笑顔を浮かべながら言う。

「ジュンさん、本当にすごいです。これなら、どんな相手でも倒せる気がします。」

「当然でしょ? あたしを誰だと思ってるの? 男でも女でもない最強の存在、それがあたし♡」

 ジュンの決め台詞に、騎士たちは笑い声を上げた。


 こうしてアルゼンを撃破したジュンたちは、一歩ずつ地域の平和を取り戻していく。だが、アルゼンが告げたさらなる敵の存在。それが物語を新たな方向へと進めることになる。




次回、第22話:新たな敵の影! さらなる試練がジュンたちを待ち受ける
ご期待ください!

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