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第一部/4組目・魔族領からの刺客
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しおりを挟む※4組目:触手、壁尻、異種姦、玩具などの要素が含まれます※
…ダリルの宣言から1時間。
ダンテは珍しくダンジョンの入口に出てきていた。
「さて…調整はこんな所か」
人間が立ち入らないように不可視の結界を張り、舞台を誂えたダンテ。
くるりと振り返ると、少しだけ緊張した面持ちのダリルと向かい合った。
「ダリル。キールから説明は聞いたか?」
「聞いたよ。…形式は『ランダムダンジョン型』、10の部屋を攻略出来れば最深部に到達できるんでしょ?」
容易く踏破出来ると豪語したダリルはさも勝利を確信したように笑う。
「あぁ。そして、今回最深部にはダンジョンの心臓となる『魔力核』を設置している。それを壊せばこのダンジョンも崩壊する。…最深部へ到達出来れば、の話だが」
「たった10部屋で僕を止められると思ってるの?ハンデで100部屋とかにしてあげてもいいんだけど……」
「その必要はない。ダンジョン内のトラップや魔物も『対魔人仕様』に調整し直したからな」
「…ふんっ、舐められたものだね」
歳若いとはいえダリルもダンジョンメーカー。
ダンジョンに関しては他の魔人よりも飛び抜けて精通している。
「こんなダンジョン、1時間もかけずに踏破して吠え面かかせてやるんだから」
「期待している。…踏破されれば、それに応じた改善点も見えてくるからな」
決して強がりなどではなく、ダンテは本気でそう答えるとダリルに道を譲るように手をダンジョン入口のほうに向けた。
それを見てダリルは眉間に皺を寄せたが、ダンテから目を背けるとそのままダンジョン内部へと歩き始めるのであった。
挑戦者 No.4
----------------------------
ダリル 魔人・ダンジョンメーカー
Lv.109 性別:男 年齢:178
HP:300/300
MP:999/999
状態:良好
----------------------------
…………
………………
…………………………
ダリルがダンジョンの中へと消えて数分。
様子を見に管理人室から出てきたキールは1人ダンジョンの入口に立つダンテを見つけて声をかけた。
「ダリルぼっちゃんはもう行っちゃったんですか?」
「あぁ。今しがたな」
実の弟を淫猥なダンジョンへ送り込んだと言うのに、ダンテの顔は相変わらずの無表情だ。
「……踏破、出来ると思いますか?」
「俺が家を出てからの百数十年間、しっかりと研鑽を積んでいれば容易いだろうな」
「えぇ!?そ、それでいいんですか…?」
踏破されればほぼ確実にダンジョンを壊されてしまう。
しかしだからといってダリルが途中で脱落するようなことになれば……どんな目にあうかは想像に容易い。
「ダンジョンを壊されてもまた新たに作り直せばいい。仮にダリルが途中で屈しても命を奪うようなことにはならない」
『だから何の問題もない』と言い放ったダンテに、キールは呆れたように息を吐く。
「はぁ…ダンヴァーズ家跡取りのぼっちゃんが快楽堕ちなんかしたら大目玉ですよ……」
しかしそのぼやきは聞き流され、キールは頭痛を感じて頭を抱えるのであった。
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