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12月篇
12月篇第Ex.1話: 正しく恋人になれない不具合
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『……ずっと好きだよ』
『私も好きよ』
クリスマスに開催される女子高校の学校祭とかいうとんでもない衆人環視の最中、そんな告白をしてしまった日の、その夜のこと。
本来ならば、シュウスケとエリカちゃんがくっつくのを見届けるだけで終わって、今頃はあいつらをからかっているはずだった。どうしてあんな場所で、そもそもくっつけようとしていたヤツらと、さらには高校のクラスメイトたちが見ているその前で、告白めいたことをしなくちゃならなかったのか。しかも直後にシュウスケとエリカちゃんに、そのセリフを思いっきりパクられたわけで。
そのあたりはちょっと納得が行かない。それに、もう少し気の利いたことは言えなかったのだろうか、という意味では後悔していた。
でも、予定が狂ったとか、こんなはずじゃなかったとか、そういうことは思わなかった。
自室のベッドに横たわって、薄ぼんやりとスマホの画面を見つめる。
映っているのはルミのプロフィール画面。
学祭の締めに行った吹奏楽部の定期演奏会。その会場の中で撮った写真。それを丁寧にふたりだけトリミングしたものに、いつの間にやら変わっていた。
嬉しい。正直言うと、嬉しい。
こんなことでも嬉しくなるのか――と、そんな自分に少しだけ呆れてしまう。そりゃあ、ちょっと恥ずかしいけれども。
「……っと」
何かが来たと思えばグループチャットだった。差出人は、ちょうど今思い浮かべていた彼女。
『明日もどっか行かない?』
どシンプルかつどストレートな提案だった。部活のスケジュールを見れば、明日は体育館割り当ての都合で運良く休み。『おーけー』は意味していると思われる、何だかよくわからないスタンプを送っておく。エリカちゃんも問題なし。シュウスケは午後から部活があるということで、朝から昼まで遊ぶということになった。この調子だと、シュウスケは年末ギリギリまで部活に出ることになりそうだ。
「ん?」
全員参加に安心していると、もう一度着信。今度はルミからの通話だった。
メッセージじゃないのか。
『もしもーし』
「へーい」
『なにそれ』
「ん、ごめん」
さすがに気を抜きすぎだろうか。
『まぁ、いいや。明日のことなんだけどさ、何か希望とか、あるかなって思ったんだけど』
ノー・アイディアだったのか。
いや、それとも……。
「とくにはないけど……。なんか珍しいな。今回はエリカちゃんじゃなくていいのか」
『うん』
即答だった。いつもなら女子ふたりで決めたところについていく方が、どちらかと言えば多いのだが。
『まぁ、その……アレよ』
「なんだよ」
『……ユウイチの声が聴きたくなったのよ』
「……おぅ」
滅多に聞くことのないルミの予想以上に照れた声に、スマホを当てている耳が熱くなる。
『なによぉ、その反応は。嬉しくないの?』
「そりゃ、嬉しいよ? 直球で言われて一瞬受け損なっただけだ」
『受け止めてよ、そこは』
「善処するよ」
今までこんな会話なんてしたことがあっただろうか。むず痒い感じも、なんだか心地がよかった。
「それで? ルミはどこ行きたいとかあるのか?」
『何個かあるんだけど……』
「だったらそれでいいよ。っていうか、それが良い」
『……イイの?』
自信なさげな、心配そうな声だった。そんな気分にさせるために言ったんじゃないんだ。
「いいよ。ルミと居られりゃどこだって」
『……うん』
言った側から顔が熱い。
っていうか。
「なんだよ、その反応は」
『それはこっちのセリフよ。いきなりすぎるってば』
「……さっきのお返しだ」
もちろん照れ隠しの意味もあるけれど。
○
翌朝。いつもの交差点
待ち合わせよりだいぶ早めに着いたと思ったが、そこにはすでにルミの姿があった。こちらに気づくなり大きく手を振って来た。
「おはよ」
「おはよう」
そして、ちょっとの間。ふたりして何となくモジモジとする。
「なんか、変な感じだね」
「悪い気はしないけどね」
小さく笑いあったところで、結局いつも通りになる。いくつか考えていると言う今日行きたい候補地のリストを見つつ、だったらココにも行きたいなどと候補を追加していく。
今までだったらこれはただの遊ぶ場所決めなのだが、今ならこれはデートプラン構想なのだろうか。
「悪くないな」
「何が?」
「こっちの話」
「えー? 教えなさいよ」
じっとりと視線を向けられる。
「……デートプラン考えてる感じがして、悪くないな、ってことだよ」
「……ユウイチ、昨日からやばいね」
「なにがだよ」
「ずるいもん」
そう言って、ルミは右手をぎゅっと握って来た。
いやいや。そのリアクションの方がずるいと思いますが。
○
そんなこともありつつ、とりあえずのプランができあがったところで。
「あれ?」
「んん?」
遠くが騒がしい気がする。
ルミと見つめあって、同時にその騒がしい方に視線を移すと。
「だーかーらー! アンタは何回言われたらわかるのよっ!」
「あーもー、うるせーうるせー! そうやってしつけぇからだ、って言ってんだよ!」
「だったらしっかり言われた通りにやりなさい、って言ってんでしょー!?」
「お前は俺のオカンか!」
「アンタ、おばさんにまだそんなこと言われてんの?」
「ああん!?」
明らかに近所迷惑な声量で、男女交互に怒鳴りあう声がさらに大きく聞こえてきた。
聞こえるだけではなくて、その発生源が徐々にこちらへ向かって近づいて来ている。騒々しいなぁとはちょっと前から思っていたけれど、資源ごみの回収日は今日じゃないじゃはずだし、一体何だろうなとはうっすらと考えていたのだが。
顔なんて見なくてもわかる。シュウスケとエリカちゃんだ。
「なんだあれ」
「さあ……」
凄むシュウスケ。あしらうエリカちゃん。
今日は一体何が理由であんな状態になっているのだろう。
ただ、いつにもまして、ケンカの内容が夫婦めいているような感じがするのは、きっと気のせいではないはずだ。
「でも、いつも通りよね」
「そうだなぁ」
まだ距離はある。今のうちにたっぷりとあいつらに生ぬるい視線を送って。
「……いや。何で『いつも通り』なのよ」
「え?」
ルミの冷えた声。今日の気温よりも冷えている。
「ねえ、ユウイチ」
「……おう」
真剣な眼差しだった。
「私の記憶が正しければ、あの子たちも昨日から晴れて正式にくっついたと思うんだけど」
「間違ってないぞ」
なにせ人の告白を丸パクリしやがったからな、彼奴は。
その現場は僕のクラスメイトがしっかりと目撃しているし。
「その割には、あまりにもいつも通りっていうか、『幼なじみ』っていうか、下手したら『腐れ縁』レベルなのは、何で?」
「……さあ」
こっちが訊きたかった。
昨日は幾分か初々しかったはずなのに。
「あれじゃないか? ほら、『深刻なエラーが発生しました』的な」
「ん?」
「……たぶん、世間が言うような駄々甘な恋人関係には、アイツらはならないんじゃないかなぁ、と思うわけだ」
「あーなるほどね。納得したわ。……はぁ」
ルミのため息が溶けていく。いっしょになってため息をつく。
「あんな愛のカタチは、ちょっと……ねえ?」
「……そうだな」
もうひとつ、何か手を打つべきなのだろうか?
「あ! ユウイチ! ちょっと聞いてくれよ! コイツがさぁ!」
「ちょっとルミ、聞いて! さっきからシュウスケが!」
そんなことを考える暇もない。大音量のステレオスピーカーがこちらに向いてきて、ルミといっしょにもうひとつため息。
喧嘩するほど仲がいいを地で行くコイツらふたりには、結局これが正しい恋人関係なのかもしれない。
「アンタが悪いのよ!?」
「はぁ!? お前だからな!?」
――疲れるなぁ。
『私も好きよ』
クリスマスに開催される女子高校の学校祭とかいうとんでもない衆人環視の最中、そんな告白をしてしまった日の、その夜のこと。
本来ならば、シュウスケとエリカちゃんがくっつくのを見届けるだけで終わって、今頃はあいつらをからかっているはずだった。どうしてあんな場所で、そもそもくっつけようとしていたヤツらと、さらには高校のクラスメイトたちが見ているその前で、告白めいたことをしなくちゃならなかったのか。しかも直後にシュウスケとエリカちゃんに、そのセリフを思いっきりパクられたわけで。
そのあたりはちょっと納得が行かない。それに、もう少し気の利いたことは言えなかったのだろうか、という意味では後悔していた。
でも、予定が狂ったとか、こんなはずじゃなかったとか、そういうことは思わなかった。
自室のベッドに横たわって、薄ぼんやりとスマホの画面を見つめる。
映っているのはルミのプロフィール画面。
学祭の締めに行った吹奏楽部の定期演奏会。その会場の中で撮った写真。それを丁寧にふたりだけトリミングしたものに、いつの間にやら変わっていた。
嬉しい。正直言うと、嬉しい。
こんなことでも嬉しくなるのか――と、そんな自分に少しだけ呆れてしまう。そりゃあ、ちょっと恥ずかしいけれども。
「……っと」
何かが来たと思えばグループチャットだった。差出人は、ちょうど今思い浮かべていた彼女。
『明日もどっか行かない?』
どシンプルかつどストレートな提案だった。部活のスケジュールを見れば、明日は体育館割り当ての都合で運良く休み。『おーけー』は意味していると思われる、何だかよくわからないスタンプを送っておく。エリカちゃんも問題なし。シュウスケは午後から部活があるということで、朝から昼まで遊ぶということになった。この調子だと、シュウスケは年末ギリギリまで部活に出ることになりそうだ。
「ん?」
全員参加に安心していると、もう一度着信。今度はルミからの通話だった。
メッセージじゃないのか。
『もしもーし』
「へーい」
『なにそれ』
「ん、ごめん」
さすがに気を抜きすぎだろうか。
『まぁ、いいや。明日のことなんだけどさ、何か希望とか、あるかなって思ったんだけど』
ノー・アイディアだったのか。
いや、それとも……。
「とくにはないけど……。なんか珍しいな。今回はエリカちゃんじゃなくていいのか」
『うん』
即答だった。いつもなら女子ふたりで決めたところについていく方が、どちらかと言えば多いのだが。
『まぁ、その……アレよ』
「なんだよ」
『……ユウイチの声が聴きたくなったのよ』
「……おぅ」
滅多に聞くことのないルミの予想以上に照れた声に、スマホを当てている耳が熱くなる。
『なによぉ、その反応は。嬉しくないの?』
「そりゃ、嬉しいよ? 直球で言われて一瞬受け損なっただけだ」
『受け止めてよ、そこは』
「善処するよ」
今までこんな会話なんてしたことがあっただろうか。むず痒い感じも、なんだか心地がよかった。
「それで? ルミはどこ行きたいとかあるのか?」
『何個かあるんだけど……』
「だったらそれでいいよ。っていうか、それが良い」
『……イイの?』
自信なさげな、心配そうな声だった。そんな気分にさせるために言ったんじゃないんだ。
「いいよ。ルミと居られりゃどこだって」
『……うん』
言った側から顔が熱い。
っていうか。
「なんだよ、その反応は」
『それはこっちのセリフよ。いきなりすぎるってば』
「……さっきのお返しだ」
もちろん照れ隠しの意味もあるけれど。
○
翌朝。いつもの交差点
待ち合わせよりだいぶ早めに着いたと思ったが、そこにはすでにルミの姿があった。こちらに気づくなり大きく手を振って来た。
「おはよ」
「おはよう」
そして、ちょっとの間。ふたりして何となくモジモジとする。
「なんか、変な感じだね」
「悪い気はしないけどね」
小さく笑いあったところで、結局いつも通りになる。いくつか考えていると言う今日行きたい候補地のリストを見つつ、だったらココにも行きたいなどと候補を追加していく。
今までだったらこれはただの遊ぶ場所決めなのだが、今ならこれはデートプラン構想なのだろうか。
「悪くないな」
「何が?」
「こっちの話」
「えー? 教えなさいよ」
じっとりと視線を向けられる。
「……デートプラン考えてる感じがして、悪くないな、ってことだよ」
「……ユウイチ、昨日からやばいね」
「なにがだよ」
「ずるいもん」
そう言って、ルミは右手をぎゅっと握って来た。
いやいや。そのリアクションの方がずるいと思いますが。
○
そんなこともありつつ、とりあえずのプランができあがったところで。
「あれ?」
「んん?」
遠くが騒がしい気がする。
ルミと見つめあって、同時にその騒がしい方に視線を移すと。
「だーかーらー! アンタは何回言われたらわかるのよっ!」
「あーもー、うるせーうるせー! そうやってしつけぇからだ、って言ってんだよ!」
「だったらしっかり言われた通りにやりなさい、って言ってんでしょー!?」
「お前は俺のオカンか!」
「アンタ、おばさんにまだそんなこと言われてんの?」
「ああん!?」
明らかに近所迷惑な声量で、男女交互に怒鳴りあう声がさらに大きく聞こえてきた。
聞こえるだけではなくて、その発生源が徐々にこちらへ向かって近づいて来ている。騒々しいなぁとはちょっと前から思っていたけれど、資源ごみの回収日は今日じゃないじゃはずだし、一体何だろうなとはうっすらと考えていたのだが。
顔なんて見なくてもわかる。シュウスケとエリカちゃんだ。
「なんだあれ」
「さあ……」
凄むシュウスケ。あしらうエリカちゃん。
今日は一体何が理由であんな状態になっているのだろう。
ただ、いつにもまして、ケンカの内容が夫婦めいているような感じがするのは、きっと気のせいではないはずだ。
「でも、いつも通りよね」
「そうだなぁ」
まだ距離はある。今のうちにたっぷりとあいつらに生ぬるい視線を送って。
「……いや。何で『いつも通り』なのよ」
「え?」
ルミの冷えた声。今日の気温よりも冷えている。
「ねえ、ユウイチ」
「……おう」
真剣な眼差しだった。
「私の記憶が正しければ、あの子たちも昨日から晴れて正式にくっついたと思うんだけど」
「間違ってないぞ」
なにせ人の告白を丸パクリしやがったからな、彼奴は。
その現場は僕のクラスメイトがしっかりと目撃しているし。
「その割には、あまりにもいつも通りっていうか、『幼なじみ』っていうか、下手したら『腐れ縁』レベルなのは、何で?」
「……さあ」
こっちが訊きたかった。
昨日は幾分か初々しかったはずなのに。
「あれじゃないか? ほら、『深刻なエラーが発生しました』的な」
「ん?」
「……たぶん、世間が言うような駄々甘な恋人関係には、アイツらはならないんじゃないかなぁ、と思うわけだ」
「あーなるほどね。納得したわ。……はぁ」
ルミのため息が溶けていく。いっしょになってため息をつく。
「あんな愛のカタチは、ちょっと……ねえ?」
「……そうだな」
もうひとつ、何か手を打つべきなのだろうか?
「あ! ユウイチ! ちょっと聞いてくれよ! コイツがさぁ!」
「ちょっとルミ、聞いて! さっきからシュウスケが!」
そんなことを考える暇もない。大音量のステレオスピーカーがこちらに向いてきて、ルミといっしょにもうひとつため息。
喧嘩するほど仲がいいを地で行くコイツらふたりには、結局これが正しい恋人関係なのかもしれない。
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