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かからない魔法とめざめる奇跡
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悠紀の部屋のドアを静かに閉じた由香の横顔は浮かない。振り返って見せる笑みは作り笑いだとわかって、俺は眉を寄せる。
「悠紀さんの具合はいかがですか?」
「少し疲れただけみたい。さっき眠ったわ。心配しないで、古谷さん」
「すみません、俺のせいで。無理をさせすぎました」
俺の胸にしがみつき、小さく身体を震わせていた悠紀の感触はいまだにこの手に残る。
とても散歩を続ける様子ではなく、そのまま自宅へ戻ってきたのだが、悠紀は何も言わずに部屋へこもってしまったのだ。
「どうして? 悠紀ちゃんがミカドと散歩に行くなんて言い出した時は驚いたけど、あれから食事もちゃんと摂るようになって体重も戻ってきたし、ほら、この間デパートに連れていってくれたでしょう? すごく楽しかったみたい」
由香は驚くようなことを言う。
「あの時はミカドくんの具合が悪くなって、今日は悠紀さんの。医師としては失格です。楽しかっただなんてそんなことは……」
「言わなくてもわかるわ、悠紀ちゃんのことは」
そう言って、由香はふふっと笑う。自然とこぼれる笑みは魅力的だ。なぜこんなにも狙わない美しさを持つ女性が未婚なのかと不思議に思うほどだ。
「コート、古谷さんが選んでくれたんでしょう? まるで前もって下見に行ってたみたいだって悠紀ちゃんは困惑してたけど、その実は嬉しくてたまらないみたいだったわ。今のあの子、心と表情がちぐはぐよね。きっと前みたいに元気になる途中なのよ。だから古谷さんがいてくれることに感謝しているわ」
悠紀がそんな風に思っていたなんて知りもしなかった。それなのに俺は、得れない何かを得ようと必死になっていた。
「……俺、悠紀さんに仕事をお願いしたんです。それが負担で体調を崩しました」
反省の意を込めて吐き出す。
「悠紀ちゃんを思ってのことよね? それは悠紀ちゃんもわかっているわ。だからもう少しだけ、待ってあげてほしいの」
「待ちます。それは、もちろん」
俺はハッとして、力強くうなずく。
何年待った? 俺は。
いや、待ってなどいない。
駅のホームで見かけた美しい女性に心惹かれた。でも彼女の隣には若い男がいて、幸せそうに微笑み合っていた。
一瞬で生まれ、一瞬で消えた淡い想いだ。恋ですらなかった、淡い。
あの時の女性が再び俺の目の前に現れた。
待つことなどいくらでもできる。
あの日のような美しい笑顔を見せてくれる日が来るなら、俺は何年だって待てるだろう。
*
引き出しからラインストーンの置き時計と卓上カレンダーを取り出し、机の上に並べる。
カーテンを引いた窓からは朝日が差し込み、時計の針を明るく照らす。針は私に今の時間を9時だと知らせている。
赤のマジックペンを手に取り、カレンダーを持ち上げる。
今日は何日だろう。
忘れてしまった。古谷さんに会ったのももう、何日前のことだろう。
ドアの向こうで足音が聞こえて、ミカドがくぐり戸から出ていく。
ママだ。ママがミカドの朝食を持ってきたのだ。
とっさにそう思った私は、ペンとカレンダーを持ったまま、廊下へ飛び出す。
「ママ、今日はなんに……ち。あ、古谷さん……」
赤面する私を優しく見つめるのは、出勤前の真咲さんだ。コートを腕にかけるスーツ姿が凛々しい。
私は彼の胸にしがみついて気を失うところだった。あの時の記憶は鮮明で、きっと彼も同じぐらい鮮明に覚えているだろう。
真咲さんは足元にカバンを下ろすと、その上へコートを置き、私の持つカレンダーを覗き込む。
「今日は12月23日ですよ。明日はクリスマスイブですね」
「えっ、……あ、23日ですね」
私は赤マジックで22日にバツを打つ。
「覚えですか?」
「……はい、おかしいですよね。今日が何日かわからないような生活してるなんて。でも毎日こうやってチェックしていけば、何かあってももう大丈夫だと思って」
「何かあっても?」
「大したことじゃないんです。よくあることで……」
「興味があります。どんなことが起きますか?」
真咲さんはすっかり腰を据えて話し込むような雰囲気で、私の前から立ち去らない。困ってしまうが、自分が撒いた種だ。まさか、聞き流してしまえばいいような言葉に彼が興味を示すとは思わなかったのだ。
「違和感があるだけで、実際にはどうなのかわからないんですけど……」
「はい」
「嫌なことがあると、時間が戻るような感覚がして。前にもこんな経験をしたことがあるとか、そんな感覚が頻繁に起きたり……、気づいたらまともな生活が出来なくなってて……」
「そうですか」
カレンダーを持つ手が知らないうちに震えている。明日が来ないなんてことあるはずないのに、おかしなことを言ってる自分が情けない。
「大丈夫ですよ、悠紀さん」
そっと真咲さんの手が私の肩に触れる。大きくて温かな手に触れられると不思議と落ち着く。なぜ嫌だと思わないのだろう。
「戻りたい過去でもありますか?」
「え……」
「今よりも良かった過去に戻りたいと願うあまり、そんな錯覚が起きるのかもしれません。大丈夫ですよ。何が起きていても、悠紀さんの目の前にいる俺は変わりません。時間が戻っても、いつかまた悠紀さんは俺の目の前に現れる。それは確かだと思います」
「私の言葉……信じてるの?」
「俺にはわからないことを、ないとは断定できません。でも錯覚だと俺は思いますが、それが正しいとも言えません。何度同じ時を繰り返しても明日は必ず来ますよ。だから悠紀さん、明日は一緒に食事をしませんか?」
「……は」
穏やかな笑顔を崩さずに真咲さんは、ぽかんと口を開ける私を楽しそうに見つめている。
「明日はクリスマスイブですから」
「……だからなんですか?」
「美味しい料理をご馳走します。今日は早く帰りますから、明日は朝からドライブにでも」
「え、っと、その……急なお話で……」
「では今日一日かけて考えておいてください。悠紀さんがどうしても嫌だと思うなら、もしかしたら明日もまた23日かもしれませんね」
そっと目を細めて私の悩みを冗談に変えて温かく包み込んだ真咲さんは、傍のコートとカバンを持ち上げる。
「では行ってきます。……ああ、そうだ。申し訳ないけど、明日はミカドくんを外折さんにお願いしてください」
階段を降りかけた彼はふと振り返ると、そう言って柔らかく微笑んだ。
悠紀の部屋のドアを静かに閉じた由香の横顔は浮かない。振り返って見せる笑みは作り笑いだとわかって、俺は眉を寄せる。
「悠紀さんの具合はいかがですか?」
「少し疲れただけみたい。さっき眠ったわ。心配しないで、古谷さん」
「すみません、俺のせいで。無理をさせすぎました」
俺の胸にしがみつき、小さく身体を震わせていた悠紀の感触はいまだにこの手に残る。
とても散歩を続ける様子ではなく、そのまま自宅へ戻ってきたのだが、悠紀は何も言わずに部屋へこもってしまったのだ。
「どうして? 悠紀ちゃんがミカドと散歩に行くなんて言い出した時は驚いたけど、あれから食事もちゃんと摂るようになって体重も戻ってきたし、ほら、この間デパートに連れていってくれたでしょう? すごく楽しかったみたい」
由香は驚くようなことを言う。
「あの時はミカドくんの具合が悪くなって、今日は悠紀さんの。医師としては失格です。楽しかっただなんてそんなことは……」
「言わなくてもわかるわ、悠紀ちゃんのことは」
そう言って、由香はふふっと笑う。自然とこぼれる笑みは魅力的だ。なぜこんなにも狙わない美しさを持つ女性が未婚なのかと不思議に思うほどだ。
「コート、古谷さんが選んでくれたんでしょう? まるで前もって下見に行ってたみたいだって悠紀ちゃんは困惑してたけど、その実は嬉しくてたまらないみたいだったわ。今のあの子、心と表情がちぐはぐよね。きっと前みたいに元気になる途中なのよ。だから古谷さんがいてくれることに感謝しているわ」
悠紀がそんな風に思っていたなんて知りもしなかった。それなのに俺は、得れない何かを得ようと必死になっていた。
「……俺、悠紀さんに仕事をお願いしたんです。それが負担で体調を崩しました」
反省の意を込めて吐き出す。
「悠紀ちゃんを思ってのことよね? それは悠紀ちゃんもわかっているわ。だからもう少しだけ、待ってあげてほしいの」
「待ちます。それは、もちろん」
俺はハッとして、力強くうなずく。
何年待った? 俺は。
いや、待ってなどいない。
駅のホームで見かけた美しい女性に心惹かれた。でも彼女の隣には若い男がいて、幸せそうに微笑み合っていた。
一瞬で生まれ、一瞬で消えた淡い想いだ。恋ですらなかった、淡い。
あの時の女性が再び俺の目の前に現れた。
待つことなどいくらでもできる。
あの日のような美しい笑顔を見せてくれる日が来るなら、俺は何年だって待てるだろう。
*
引き出しからラインストーンの置き時計と卓上カレンダーを取り出し、机の上に並べる。
カーテンを引いた窓からは朝日が差し込み、時計の針を明るく照らす。針は私に今の時間を9時だと知らせている。
赤のマジックペンを手に取り、カレンダーを持ち上げる。
今日は何日だろう。
忘れてしまった。古谷さんに会ったのももう、何日前のことだろう。
ドアの向こうで足音が聞こえて、ミカドがくぐり戸から出ていく。
ママだ。ママがミカドの朝食を持ってきたのだ。
とっさにそう思った私は、ペンとカレンダーを持ったまま、廊下へ飛び出す。
「ママ、今日はなんに……ち。あ、古谷さん……」
赤面する私を優しく見つめるのは、出勤前の真咲さんだ。コートを腕にかけるスーツ姿が凛々しい。
私は彼の胸にしがみついて気を失うところだった。あの時の記憶は鮮明で、きっと彼も同じぐらい鮮明に覚えているだろう。
真咲さんは足元にカバンを下ろすと、その上へコートを置き、私の持つカレンダーを覗き込む。
「今日は12月23日ですよ。明日はクリスマスイブですね」
「えっ、……あ、23日ですね」
私は赤マジックで22日にバツを打つ。
「覚えですか?」
「……はい、おかしいですよね。今日が何日かわからないような生活してるなんて。でも毎日こうやってチェックしていけば、何かあってももう大丈夫だと思って」
「何かあっても?」
「大したことじゃないんです。よくあることで……」
「興味があります。どんなことが起きますか?」
真咲さんはすっかり腰を据えて話し込むような雰囲気で、私の前から立ち去らない。困ってしまうが、自分が撒いた種だ。まさか、聞き流してしまえばいいような言葉に彼が興味を示すとは思わなかったのだ。
「違和感があるだけで、実際にはどうなのかわからないんですけど……」
「はい」
「嫌なことがあると、時間が戻るような感覚がして。前にもこんな経験をしたことがあるとか、そんな感覚が頻繁に起きたり……、気づいたらまともな生活が出来なくなってて……」
「そうですか」
カレンダーを持つ手が知らないうちに震えている。明日が来ないなんてことあるはずないのに、おかしなことを言ってる自分が情けない。
「大丈夫ですよ、悠紀さん」
そっと真咲さんの手が私の肩に触れる。大きくて温かな手に触れられると不思議と落ち着く。なぜ嫌だと思わないのだろう。
「戻りたい過去でもありますか?」
「え……」
「今よりも良かった過去に戻りたいと願うあまり、そんな錯覚が起きるのかもしれません。大丈夫ですよ。何が起きていても、悠紀さんの目の前にいる俺は変わりません。時間が戻っても、いつかまた悠紀さんは俺の目の前に現れる。それは確かだと思います」
「私の言葉……信じてるの?」
「俺にはわからないことを、ないとは断定できません。でも錯覚だと俺は思いますが、それが正しいとも言えません。何度同じ時を繰り返しても明日は必ず来ますよ。だから悠紀さん、明日は一緒に食事をしませんか?」
「……は」
穏やかな笑顔を崩さずに真咲さんは、ぽかんと口を開ける私を楽しそうに見つめている。
「明日はクリスマスイブですから」
「……だからなんですか?」
「美味しい料理をご馳走します。今日は早く帰りますから、明日は朝からドライブにでも」
「え、っと、その……急なお話で……」
「では今日一日かけて考えておいてください。悠紀さんがどうしても嫌だと思うなら、もしかしたら明日もまた23日かもしれませんね」
そっと目を細めて私の悩みを冗談に変えて温かく包み込んだ真咲さんは、傍のコートとカバンを持ち上げる。
「では行ってきます。……ああ、そうだ。申し訳ないけど、明日はミカドくんを外折さんにお願いしてください」
階段を降りかけた彼はふと振り返ると、そう言って柔らかく微笑んだ。
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