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マドンナ
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誠也さんに呼び出され、駅裏にあるバー『コモン』に着いたときには、午後10時を過ぎていた。
遅い時間の呼び出しは初めてに等しい。乃梨佳ちゃんが生まれてから、誠也さんは仕事以外で飲み歩くことなどなかっただろう。
「おお、啓介。悪かったな、遅くに呼び出して」
「先日はどうも」
頭を下げて、誠也さんの隣へ腰かける。
カウンターの上には空になったグラスと、食べかけのつまみがある。ひとりで飲んでいるうちに、俺と話したくなったみたいだ。
「彼女さん、怒ってなかったかい?」
誠也さんは少し疲れた顔に申し訳なさを浮かばせて、そう聞いてくる。
「全然。こころよく送り出してくれましたよ。俺がどこにいるか一目瞭然だから、不安はないんじゃないですかね?」
「一目瞭然って?」
「急にスマホの位置情報を共有しようって言い出したんで、登録したんですよ。浮気を疑うつもりはないって言ってたけど、まあ、いろいろ不安なのかな」
「へえ、意外と嫉妬深かったりするの?」
「俺に興味が出てきたのかも」
ふしぎそうな顔をする誠也さんをくすりと笑い、尋ねる。
「誠也さんこそ、お子さんは大丈夫なんですか?」
「今日は接待で遅くなっちゃってさ。芹奈ちゃんに連絡したら、もう乃梨佳は寝てるから、明日の朝、迎えに来てくれたらいいって」
マスターを呼びながら、誠也さんはそう答える。
「よくあるんですか? そういうこと」
「まあね。初めてじゃないから、安心して任せてはいるんだけどさ、申し訳ないとは思ってるよ」
「たしか、芹奈、保育士でしたよね。好きで手助けしてくれてるんだし、好意に甘えたらいいとは思いますよ」
「本当にね。優佳の実家には世話になりっぱなしだよ。俺の両親もまだ働いててさ、なかなか頼れなくてな」
「あんまり悩まないで、たまにはゆっくりしてくださいよ」
そう言うと、わずかに彼は笑う。
「啓介に会うと、元気が出るよ。この間は芹奈ちゃんがいたから言えないこともあってさ、ちょっと聞いてくれるかな」
なんだろう? と首をかしげたとき、接客を終えたマスターがやってくる。
「健一さん、ビールふたつ」
誠也さんがそう注文してくれる。
コモンのマスター、門倉健一は、俺よりひと回りほど年上で、ウェーブのかかった髪に男の色気を感じるダンディーな紳士だ。もともと、誠也さんがコモンの常連で、数年前に連れてきてもらってからの付き合いだった。
「久しぶりだね、啓介くん」
「ご無沙汰してます。あいかわらず、カッコいいですね、健一さん」
「うれしいこと言ってくれるね。さっき、誠也くんから聞いたけど、彼女ができたんだって?」
健一さんはすぐにビールを出してくれると、にやっとする。俺が全然彼女ができないって嘆いていたのを知っているからだろう。
「おかげさまで」
「いい顔するね。どうやって出会ったの?」
「高校の同級生なんですよ。絶対、付き合えないって思ってたんですけどね、頑張ってみてよかったです」
「女性は自分を愛してくれる男に弱いよね」
いまだに、祥子がなぜオッケーしてくれたのかわからないが、俺の愛情が届いたと信じたい。
「健一さんはご結婚されてなかったですよね?」
尋ねると、健一は自嘲気味にそっと笑う。
「バツがついてるよ」
「そうなんですか? 意外だなぁ」
「俺もバカでね。別れた奥さんをいっぱい傷つけて、やり直したいっていう彼女を罪悪感から突き放したりしてね。あの頃に戻れるなら戻りたい。そう思うけど、もう無理だな」
「無理なんですか?」
「奥さんはきっとまだ、俺を憎んでるよ。……あ、こんな話は気分悪いよね。啓介くん、近くに引っ越してきたんだろ? 今度、彼女さんを連れておいでよ」
あまり話したくないのだろう。話題を変えた健一さんに、誠也さんが茶化すように口を挟む。
「綺麗な人だから、びっくりしますよ」
「へぇ、そんなに美人さんなの?」
「高校時代のマドンナだったんですよ。他校の男たちが見に来るような」
悪い気がしなくて、俺も得意げにそう言う。
「そりゃあ、美人かもな」
健一はあいづちを打ちつつ、店に入ってきた客に気づいてカウンターを出ていく。
「そんなに話題の美人だったんだな」
感心して、誠也さんも言う。
「そうなんですよ。俺なんかが仲良くなれるとは思ってなかったんで、付き合えたのは誠也さんのおかげですよ」
「俺? なんでまた」
彼はきょとんとする。ぴんと来てないみたいだ。
「誠也さんの結婚式で、芹奈と再会できたからですよ。芹奈は祥子の親友で、高校時代もずっと一緒でしたからね。おかげで、祥子に再会できました」
祥子が離婚してこっちに帰ってくる、と芹奈から聞いたときは、このチャンスを絶対に逃したくないと思ったのだ。
「へぇ、そうだったのか」
「祥子は清楚系で、芹奈はかわいい系。ふたりともマドンナでしたね」
俺はふたりを遠巻きに見る、その他大勢だったが。
「芹奈ちゃんも人気があったんだ?」
「そういえば、優佳さんもお綺麗でしたよね」
「そうだね。それこそ、優佳は清楚系なんだろうか。おっとりしてて、いつも明るい芹奈ちゃんを見て、微笑んでるような女性だったよ」
なつかしそうな目をして語る彼の目に、わずかながらの悲しみが浮かんでいる。
「ご病気でしたよね。残念です」
「乃梨佳が生まれたあとに、大病が見つかって……。今でも優佳の悔し涙は忘れられないよ」
「それもあって、再婚は考えられないんですね」
「それがさ、そうでもなくてね」
意外な言葉に驚くと、誠也さんは気難しい横顔を見せる。
「優佳のことは愛してるよ。乃梨佳の母親は優佳しかいないとも思ってる。でもさ、気づくと、芹奈ちゃんのことばっかり考えてるんだよね」
「え……?」
思わず、ぽかんとすると、彼は苦笑する。
「なんの情なんだろうな。優佳の妹で、乃梨佳の面倒を見てくれる親戚なのにさ。恋愛感情なんて持ったらいけないって思うのに、彼女の笑顔が浮かんでさ、あー、俺、好きなんだなって思うんだよ」
「芹奈は……、気づいてないですよね?」
「だろうね。いっそ、芹奈ちゃんが結婚してくれたらあきらめがつくとも思ってるんだけど、結婚願望はないってはっきり言ってたからね」
そういうわけか。結婚したい相手がいるのかどうか聞いていたのは。
「芹奈が結婚しないのは、体調の心配があるからじゃないですか?」
彼女はきっと結婚しないだろう。たとえ、相手が誠也さんでなくても。そんな気がしてそう言うと、彼も小さくため息をつく。
「啓介は全部、知ってたよな。彼女はいつも再発の不安を抱えてるから、やりたいこともやれずに乃梨佳の面倒見てくれててさ。もう、3人で親子みたいにこのまま過ごせたらいいって思ったり、彼女の人生を俺の犠牲にしたらいけないって悩んだりだよ」
「芹奈は乃梨佳ちゃんのお世話を好んでやってるんだから、犠牲になんかなってないですよ。言ってましたよ、芹奈。お姉さんの残してくれたのんちゃんの成長を見守り続ける毎日が、自分の人生であってほしいって」
「そうか……、そんなふうに。芹奈ちゃんが優佳を裏切るような真似、するわけないよな」
そう言うと、誠也さんはビールを一気にのどへ流し込む。誰にも悟られたくない思いを飲み込んだように見えた。
誠也さんに呼び出され、駅裏にあるバー『コモン』に着いたときには、午後10時を過ぎていた。
遅い時間の呼び出しは初めてに等しい。乃梨佳ちゃんが生まれてから、誠也さんは仕事以外で飲み歩くことなどなかっただろう。
「おお、啓介。悪かったな、遅くに呼び出して」
「先日はどうも」
頭を下げて、誠也さんの隣へ腰かける。
カウンターの上には空になったグラスと、食べかけのつまみがある。ひとりで飲んでいるうちに、俺と話したくなったみたいだ。
「彼女さん、怒ってなかったかい?」
誠也さんは少し疲れた顔に申し訳なさを浮かばせて、そう聞いてくる。
「全然。こころよく送り出してくれましたよ。俺がどこにいるか一目瞭然だから、不安はないんじゃないですかね?」
「一目瞭然って?」
「急にスマホの位置情報を共有しようって言い出したんで、登録したんですよ。浮気を疑うつもりはないって言ってたけど、まあ、いろいろ不安なのかな」
「へえ、意外と嫉妬深かったりするの?」
「俺に興味が出てきたのかも」
ふしぎそうな顔をする誠也さんをくすりと笑い、尋ねる。
「誠也さんこそ、お子さんは大丈夫なんですか?」
「今日は接待で遅くなっちゃってさ。芹奈ちゃんに連絡したら、もう乃梨佳は寝てるから、明日の朝、迎えに来てくれたらいいって」
マスターを呼びながら、誠也さんはそう答える。
「よくあるんですか? そういうこと」
「まあね。初めてじゃないから、安心して任せてはいるんだけどさ、申し訳ないとは思ってるよ」
「たしか、芹奈、保育士でしたよね。好きで手助けしてくれてるんだし、好意に甘えたらいいとは思いますよ」
「本当にね。優佳の実家には世話になりっぱなしだよ。俺の両親もまだ働いててさ、なかなか頼れなくてな」
「あんまり悩まないで、たまにはゆっくりしてくださいよ」
そう言うと、わずかに彼は笑う。
「啓介に会うと、元気が出るよ。この間は芹奈ちゃんがいたから言えないこともあってさ、ちょっと聞いてくれるかな」
なんだろう? と首をかしげたとき、接客を終えたマスターがやってくる。
「健一さん、ビールふたつ」
誠也さんがそう注文してくれる。
コモンのマスター、門倉健一は、俺よりひと回りほど年上で、ウェーブのかかった髪に男の色気を感じるダンディーな紳士だ。もともと、誠也さんがコモンの常連で、数年前に連れてきてもらってからの付き合いだった。
「久しぶりだね、啓介くん」
「ご無沙汰してます。あいかわらず、カッコいいですね、健一さん」
「うれしいこと言ってくれるね。さっき、誠也くんから聞いたけど、彼女ができたんだって?」
健一さんはすぐにビールを出してくれると、にやっとする。俺が全然彼女ができないって嘆いていたのを知っているからだろう。
「おかげさまで」
「いい顔するね。どうやって出会ったの?」
「高校の同級生なんですよ。絶対、付き合えないって思ってたんですけどね、頑張ってみてよかったです」
「女性は自分を愛してくれる男に弱いよね」
いまだに、祥子がなぜオッケーしてくれたのかわからないが、俺の愛情が届いたと信じたい。
「健一さんはご結婚されてなかったですよね?」
尋ねると、健一は自嘲気味にそっと笑う。
「バツがついてるよ」
「そうなんですか? 意外だなぁ」
「俺もバカでね。別れた奥さんをいっぱい傷つけて、やり直したいっていう彼女を罪悪感から突き放したりしてね。あの頃に戻れるなら戻りたい。そう思うけど、もう無理だな」
「無理なんですか?」
「奥さんはきっとまだ、俺を憎んでるよ。……あ、こんな話は気分悪いよね。啓介くん、近くに引っ越してきたんだろ? 今度、彼女さんを連れておいでよ」
あまり話したくないのだろう。話題を変えた健一さんに、誠也さんが茶化すように口を挟む。
「綺麗な人だから、びっくりしますよ」
「へぇ、そんなに美人さんなの?」
「高校時代のマドンナだったんですよ。他校の男たちが見に来るような」
悪い気がしなくて、俺も得意げにそう言う。
「そりゃあ、美人かもな」
健一はあいづちを打ちつつ、店に入ってきた客に気づいてカウンターを出ていく。
「そんなに話題の美人だったんだな」
感心して、誠也さんも言う。
「そうなんですよ。俺なんかが仲良くなれるとは思ってなかったんで、付き合えたのは誠也さんのおかげですよ」
「俺? なんでまた」
彼はきょとんとする。ぴんと来てないみたいだ。
「誠也さんの結婚式で、芹奈と再会できたからですよ。芹奈は祥子の親友で、高校時代もずっと一緒でしたからね。おかげで、祥子に再会できました」
祥子が離婚してこっちに帰ってくる、と芹奈から聞いたときは、このチャンスを絶対に逃したくないと思ったのだ。
「へぇ、そうだったのか」
「祥子は清楚系で、芹奈はかわいい系。ふたりともマドンナでしたね」
俺はふたりを遠巻きに見る、その他大勢だったが。
「芹奈ちゃんも人気があったんだ?」
「そういえば、優佳さんもお綺麗でしたよね」
「そうだね。それこそ、優佳は清楚系なんだろうか。おっとりしてて、いつも明るい芹奈ちゃんを見て、微笑んでるような女性だったよ」
なつかしそうな目をして語る彼の目に、わずかながらの悲しみが浮かんでいる。
「ご病気でしたよね。残念です」
「乃梨佳が生まれたあとに、大病が見つかって……。今でも優佳の悔し涙は忘れられないよ」
「それもあって、再婚は考えられないんですね」
「それがさ、そうでもなくてね」
意外な言葉に驚くと、誠也さんは気難しい横顔を見せる。
「優佳のことは愛してるよ。乃梨佳の母親は優佳しかいないとも思ってる。でもさ、気づくと、芹奈ちゃんのことばっかり考えてるんだよね」
「え……?」
思わず、ぽかんとすると、彼は苦笑する。
「なんの情なんだろうな。優佳の妹で、乃梨佳の面倒を見てくれる親戚なのにさ。恋愛感情なんて持ったらいけないって思うのに、彼女の笑顔が浮かんでさ、あー、俺、好きなんだなって思うんだよ」
「芹奈は……、気づいてないですよね?」
「だろうね。いっそ、芹奈ちゃんが結婚してくれたらあきらめがつくとも思ってるんだけど、結婚願望はないってはっきり言ってたからね」
そういうわけか。結婚したい相手がいるのかどうか聞いていたのは。
「芹奈が結婚しないのは、体調の心配があるからじゃないですか?」
彼女はきっと結婚しないだろう。たとえ、相手が誠也さんでなくても。そんな気がしてそう言うと、彼も小さくため息をつく。
「啓介は全部、知ってたよな。彼女はいつも再発の不安を抱えてるから、やりたいこともやれずに乃梨佳の面倒見てくれててさ。もう、3人で親子みたいにこのまま過ごせたらいいって思ったり、彼女の人生を俺の犠牲にしたらいけないって悩んだりだよ」
「芹奈は乃梨佳ちゃんのお世話を好んでやってるんだから、犠牲になんかなってないですよ。言ってましたよ、芹奈。お姉さんの残してくれたのんちゃんの成長を見守り続ける毎日が、自分の人生であってほしいって」
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