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天国と地獄と異世界
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気がつくと辺り一面真っ白の空間にいた。
なんだこれさっきまで取引先の会社にいたはずなのに
「ようやく起きましたか。」
声が聞こえた方を見ると、一人の少女が立っていた。
「お疲れ様でした。木戸亮太朗様。貴方は、大変遺憾ながら死亡しました。」
何言ってるんだこの人、大丈夫か?
「えっと、あなたは、誰ですか?そもそもここどこですか?」
ああ、俺なんで高校生ぐらいにしか見えない人に敬語使ってんだ。
亮太朗がそんなことを後悔していると少女は、機械のように無表情なままたんたんと答えた。
「申し遅れました。私は、エイラ・ステイルと申します。そしてここは、いちおう死後の世界である天国と地獄との狭間ですいわばえっと、うーん、あっ、待ち合い室のようなものです
って、はぁもういいや、やっぱ堅苦しいのは、しんどい。こないだ見たアニメの無表情キャラ可愛いかなって思ってやってみたけど以外と難しいな。」
何でひとりで話してんだ。
「えっと、あの俺仕事中で帰らないとまずいんだけど。」
エイラと名乗る少女は、けろっと恐ろしい事を口にした。
「大丈夫ですよ、あなたもう仕事行かなくても良いから。」
「はいっ?、えっとそれって俺クビになったってこと?」
冗談じゃねぇよ高卒で全然仕事決まらくてやっと決まったのに1年でクビなの?
「違うってそのままの意味だよ。あなたは、もう死んでるから仕事行かないし行けないの。私が無表情タイムの時言ったでしょ、ちゃんと聞いいててよね。」
「それは、もういいってそんなことを言ってる場合じゃないんだよ!なあ教えてくれよ俺クビになったの?」
何でだ何が理由でクビなんだ。まさか高卒だからってバカにしてきた部長のコーヒーに下剤いれたのばれたのか、それとも部長の日本1有名な磯野さんのあの人のような最後の髪1本を抜いてやろうと帽子の内側に両面テープびっしり貼ってやった犯人俺だってばれたのか、まさか部長の3歳になる娘さんの誕生日プレゼントを相談されて「やっぱプレゼントにはワラスボっすよ!」って言ったことか部長そのあと奥さんに怒られたのか両頬赤くして目パンパンに腫らして充血した状態で会社来てたし、駄目だ心当たりがありすぎる・・・・・・それにしても俺部長嫌いすぎだろ。
「だから木戸亮太郎あんたは、死んだんだってばいい加減わかってよ!」
「だから何言ってるんだよ。そもそも君えっと、エイラだっけ何者なんだよ!」
「私は、あなたたちの世界で言う天界を統べる神様の使いの者の日本を任された天使だよ。」
うわっこいつ重度の中二病かよ。
ふと若い頃の思い出がよぎる。
「俺の名は、断罪の執行者(ジャッジメントマスター)俺は、世界の法で裁けぬ者に裁きを与えし者。」
その頃の俺は、自分は特別な存在だと思い込んでいた。中二病設定が完成ししばらくたった頃今までは、中二病は家のみで発症していたが他の人に自慢したくなってしまったのがこれからの人生で断トツに恥ずかしい黒歴史となる出来事だった。
「亮太郎だと?それは、世界を欺くための仮の名。我真名は、断罪の執行者ジャッジメントマスターだ!」
・・・・・決まった。
確かに決まった、・・・俺はこれから中学卒業までぼっちとして過ごすことが。
「はっ、?何言ってんだ亮太郎?」
「俺知ってるぜこないだテレビで見たこう言うの中二病って言うんだぜ。アハハ、ダッセェ。」
そうして友人は元友人となり笑いながら去って行った。
「ふっ、愚かな一般人にはわからぬことよ」
そう言い残し俺は自宅に帰っていった、瞳から落ちる夕焼けに反射した一筋の雫を流しながら。
まぁ今となってはいい思い出だ。
「あなたなに泣いてんの?気持ち悪いな」
「そんなのいいから天使さんよ俺の質問に答えろ」
「私が天使だって信じてないでしょ!いいよ証拠見せてあげる」
エイラが手を上げると不自然に光の粒子が現れ一枚の紙のような形に集っていった。
嘘だろ・・・こいつ本当に天使なのか?
「これは、死歴書って言ってね。これがあれば死者のことが文字どうり何でもわかるの」
「それが本当ならすごいな」
「試しになんかやればあんたも信じるでしょ。うーん何にしようあんたの秘密がいいよね」
いいよねとか言われても俺からしたら秘密がばれるだけじゃん。
「・・・・・そうだ!いいこと考えた」
エイラはニヤニヤ笑いながらこっちを見ていた。
まさか俺のパソコンにある秘蔵コレクションがいや大丈夫なはずだ、ファイル名をいかにもパソコンの重要な感じにOPPAI としたし大丈夫だよな・・・・大丈夫かな?
「さてさてどんな感じかなぁ・・・・・・うわぁ」
何だか分からんがエイラがこっちをゴミを見る目でみていた。
「何が書いてたったんだよ、てゆうか何を調べたんだよ」
「あんた童貞なんだ・・・・・二十歳にもなって」
なっ何!・・・・俺の知られたくない秘密第二位がいとも簡単に。ちなみにパソコンファイルの事が一位だ。
「それになにこれパソコンのファイルにエロ写真が二千八百七十五枚ってどんだけあんのよ。
あとファイル名O・P・P・A・I ってなんでオッパイをローマ字してんのよ!露骨過ぎるわ!」
「きゃああああああ俺のトップシークレットの情報がばれた。もうお嫁に行けない。」
くそこいつまじで天使だったよ。まさかガー〇スキル〇ンドソ〇ックを使えんのか?
「で?私が天使だって分かってくれた?」
「まぁ信じるけど、俺本当に死んだのかどうやって死んだんだよ?」
記憶が取引先の会社にいたとこまでしか無いし。
「えーと・・・・何かあんた会社でコーヒー出されたでしょ。それに水酸化ナトリウム入れられてたらしいよ」
「すす水酸化ナトリウム?!俺殺されたの?!」
「うん。そうっぽい」
「犯人は?俺彼女もいないし友達もほとんどいないよ」
「なんかあんたの会社の部長ってなってるけど、あんた殺されるって何したのよ」
部長が俺を殺したの・・・まさか殺されるほど俺のこと憎んでたのかよ。俺もいろいろしたけど殺すなんてあんまりだろ。・・・呪い殺してやる
「俺が何したかは、聞かないでくれ」
「じゃあ何したかは、調べないし聞かないけどさ」
急に優しくするなよ俺が殺された事実を知って傷ついてると思ってるだろそう言う優しさが一番人を傷つけんだよ。
「そんで、俺は、地獄に行くのか殺されるくらい部長にいろいろしたし」
「罪人は、躊躇無く地獄行きだけどあんたのはたちの悪いいたずらのレベルだから強制じゃない行きたいなら行ってもいいけど」
「行きたいわけ無いだろ」
自分から地獄に行くってどんなやつだよ
「でもあんたを殺した部長もそのうち地獄に行くはずだけど地獄で復讐でもしたりしないの?」
「確かに復讐はしたいけどそのために地獄に行くなんてごめんだね。地獄以外には、どこ行けんだよやっぱ天国か?」
天国かぁ働かずに毎日ゲームでくきるならいいなぁ
「天国でもいいけどあそこ今ヤバいよ、天国だからみんなだらだらしてるじゃない誰も働かないから電気、ガス、水一切無いし店もやらないからゲームもテレビも無い、まぁみんなもともと死んでるから食事もいらないから問題無く生活してるけど、やること無いからずっと寝てて確か今は、誰が一番寝てられるかコンテストが千年以上続いてるよ」
千年ってちょっとした伝説みたくなってんじゃねぇか
「その二択究極過ぎるだろ。どっちもやだなぁ」
俺が悩んでるとエイラが嬉しそうにニヤニヤ笑っていた。
人が悩んでて嬉しそうって最悪だろ。
「俺が悩んで嬉しいですか」
「あたりまえじゃない」
あたりまえってさらりとえげつない事言われてしまった。・・・・・泣きそう
「あんたがどっちに行くのも嫌がってくれないと本題にいけなかったのよ。じゃあここで私から一つ提案ね、あんた『異世界』に行かない?」
「えっ、何それ?そんなラノベ的選択があるの?」
「今、人手不足らしいから期間限定だけど・・・ありだよ」
「マジそれ、それにする。異世界に召喚してくれんだろ」
「本当にいいのね?」
エレンは、申し訳なさそうな顔をしていたが異世界に夢中な俺は気がつかなかった。
「速く送ってくれよ」
「いいのね、じゃあ送るよ」
エイラがそう言うと俺の足下が魔方陣のような模様に輝き出した。
「じゃあなエイラ、いろいろありがと」
俺の目の前が真っ白な光におおわれた。
なんだこれさっきまで取引先の会社にいたはずなのに
「ようやく起きましたか。」
声が聞こえた方を見ると、一人の少女が立っていた。
「お疲れ様でした。木戸亮太朗様。貴方は、大変遺憾ながら死亡しました。」
何言ってるんだこの人、大丈夫か?
「えっと、あなたは、誰ですか?そもそもここどこですか?」
ああ、俺なんで高校生ぐらいにしか見えない人に敬語使ってんだ。
亮太朗がそんなことを後悔していると少女は、機械のように無表情なままたんたんと答えた。
「申し遅れました。私は、エイラ・ステイルと申します。そしてここは、いちおう死後の世界である天国と地獄との狭間ですいわばえっと、うーん、あっ、待ち合い室のようなものです
って、はぁもういいや、やっぱ堅苦しいのは、しんどい。こないだ見たアニメの無表情キャラ可愛いかなって思ってやってみたけど以外と難しいな。」
何でひとりで話してんだ。
「えっと、あの俺仕事中で帰らないとまずいんだけど。」
エイラと名乗る少女は、けろっと恐ろしい事を口にした。
「大丈夫ですよ、あなたもう仕事行かなくても良いから。」
「はいっ?、えっとそれって俺クビになったってこと?」
冗談じゃねぇよ高卒で全然仕事決まらくてやっと決まったのに1年でクビなの?
「違うってそのままの意味だよ。あなたは、もう死んでるから仕事行かないし行けないの。私が無表情タイムの時言ったでしょ、ちゃんと聞いいててよね。」
「それは、もういいってそんなことを言ってる場合じゃないんだよ!なあ教えてくれよ俺クビになったの?」
何でだ何が理由でクビなんだ。まさか高卒だからってバカにしてきた部長のコーヒーに下剤いれたのばれたのか、それとも部長の日本1有名な磯野さんのあの人のような最後の髪1本を抜いてやろうと帽子の内側に両面テープびっしり貼ってやった犯人俺だってばれたのか、まさか部長の3歳になる娘さんの誕生日プレゼントを相談されて「やっぱプレゼントにはワラスボっすよ!」って言ったことか部長そのあと奥さんに怒られたのか両頬赤くして目パンパンに腫らして充血した状態で会社来てたし、駄目だ心当たりがありすぎる・・・・・・それにしても俺部長嫌いすぎだろ。
「だから木戸亮太郎あんたは、死んだんだってばいい加減わかってよ!」
「だから何言ってるんだよ。そもそも君えっと、エイラだっけ何者なんだよ!」
「私は、あなたたちの世界で言う天界を統べる神様の使いの者の日本を任された天使だよ。」
うわっこいつ重度の中二病かよ。
ふと若い頃の思い出がよぎる。
「俺の名は、断罪の執行者(ジャッジメントマスター)俺は、世界の法で裁けぬ者に裁きを与えし者。」
その頃の俺は、自分は特別な存在だと思い込んでいた。中二病設定が完成ししばらくたった頃今までは、中二病は家のみで発症していたが他の人に自慢したくなってしまったのがこれからの人生で断トツに恥ずかしい黒歴史となる出来事だった。
「亮太郎だと?それは、世界を欺くための仮の名。我真名は、断罪の執行者ジャッジメントマスターだ!」
・・・・・決まった。
確かに決まった、・・・俺はこれから中学卒業までぼっちとして過ごすことが。
「はっ、?何言ってんだ亮太郎?」
「俺知ってるぜこないだテレビで見たこう言うの中二病って言うんだぜ。アハハ、ダッセェ。」
そうして友人は元友人となり笑いながら去って行った。
「ふっ、愚かな一般人にはわからぬことよ」
そう言い残し俺は自宅に帰っていった、瞳から落ちる夕焼けに反射した一筋の雫を流しながら。
まぁ今となってはいい思い出だ。
「あなたなに泣いてんの?気持ち悪いな」
「そんなのいいから天使さんよ俺の質問に答えろ」
「私が天使だって信じてないでしょ!いいよ証拠見せてあげる」
エイラが手を上げると不自然に光の粒子が現れ一枚の紙のような形に集っていった。
嘘だろ・・・こいつ本当に天使なのか?
「これは、死歴書って言ってね。これがあれば死者のことが文字どうり何でもわかるの」
「それが本当ならすごいな」
「試しになんかやればあんたも信じるでしょ。うーん何にしようあんたの秘密がいいよね」
いいよねとか言われても俺からしたら秘密がばれるだけじゃん。
「・・・・・そうだ!いいこと考えた」
エイラはニヤニヤ笑いながらこっちを見ていた。
まさか俺のパソコンにある秘蔵コレクションがいや大丈夫なはずだ、ファイル名をいかにもパソコンの重要な感じにOPPAI としたし大丈夫だよな・・・・大丈夫かな?
「さてさてどんな感じかなぁ・・・・・・うわぁ」
何だか分からんがエイラがこっちをゴミを見る目でみていた。
「何が書いてたったんだよ、てゆうか何を調べたんだよ」
「あんた童貞なんだ・・・・・二十歳にもなって」
なっ何!・・・・俺の知られたくない秘密第二位がいとも簡単に。ちなみにパソコンファイルの事が一位だ。
「それになにこれパソコンのファイルにエロ写真が二千八百七十五枚ってどんだけあんのよ。
あとファイル名O・P・P・A・I ってなんでオッパイをローマ字してんのよ!露骨過ぎるわ!」
「きゃああああああ俺のトップシークレットの情報がばれた。もうお嫁に行けない。」
くそこいつまじで天使だったよ。まさかガー〇スキル〇ンドソ〇ックを使えんのか?
「で?私が天使だって分かってくれた?」
「まぁ信じるけど、俺本当に死んだのかどうやって死んだんだよ?」
記憶が取引先の会社にいたとこまでしか無いし。
「えーと・・・・何かあんた会社でコーヒー出されたでしょ。それに水酸化ナトリウム入れられてたらしいよ」
「すす水酸化ナトリウム?!俺殺されたの?!」
「うん。そうっぽい」
「犯人は?俺彼女もいないし友達もほとんどいないよ」
「なんかあんたの会社の部長ってなってるけど、あんた殺されるって何したのよ」
部長が俺を殺したの・・・まさか殺されるほど俺のこと憎んでたのかよ。俺もいろいろしたけど殺すなんてあんまりだろ。・・・呪い殺してやる
「俺が何したかは、聞かないでくれ」
「じゃあ何したかは、調べないし聞かないけどさ」
急に優しくするなよ俺が殺された事実を知って傷ついてると思ってるだろそう言う優しさが一番人を傷つけんだよ。
「そんで、俺は、地獄に行くのか殺されるくらい部長にいろいろしたし」
「罪人は、躊躇無く地獄行きだけどあんたのはたちの悪いいたずらのレベルだから強制じゃない行きたいなら行ってもいいけど」
「行きたいわけ無いだろ」
自分から地獄に行くってどんなやつだよ
「でもあんたを殺した部長もそのうち地獄に行くはずだけど地獄で復讐でもしたりしないの?」
「確かに復讐はしたいけどそのために地獄に行くなんてごめんだね。地獄以外には、どこ行けんだよやっぱ天国か?」
天国かぁ働かずに毎日ゲームでくきるならいいなぁ
「天国でもいいけどあそこ今ヤバいよ、天国だからみんなだらだらしてるじゃない誰も働かないから電気、ガス、水一切無いし店もやらないからゲームもテレビも無い、まぁみんなもともと死んでるから食事もいらないから問題無く生活してるけど、やること無いからずっと寝てて確か今は、誰が一番寝てられるかコンテストが千年以上続いてるよ」
千年ってちょっとした伝説みたくなってんじゃねぇか
「その二択究極過ぎるだろ。どっちもやだなぁ」
俺が悩んでるとエイラが嬉しそうにニヤニヤ笑っていた。
人が悩んでて嬉しそうって最悪だろ。
「俺が悩んで嬉しいですか」
「あたりまえじゃない」
あたりまえってさらりとえげつない事言われてしまった。・・・・・泣きそう
「あんたがどっちに行くのも嫌がってくれないと本題にいけなかったのよ。じゃあここで私から一つ提案ね、あんた『異世界』に行かない?」
「えっ、何それ?そんなラノベ的選択があるの?」
「今、人手不足らしいから期間限定だけど・・・ありだよ」
「マジそれ、それにする。異世界に召喚してくれんだろ」
「本当にいいのね?」
エレンは、申し訳なさそうな顔をしていたが異世界に夢中な俺は気がつかなかった。
「速く送ってくれよ」
「いいのね、じゃあ送るよ」
エイラがそう言うと俺の足下が魔方陣のような模様に輝き出した。
「じゃあなエイラ、いろいろありがと」
俺の目の前が真っ白な光におおわれた。
応援ありがとうございます!
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