別世界の空の下で！

「ラグーナの街にて愛情と家族その2」

6話「別世界の空の下で！」


「ラグーナの街にて愛情と家族その2」



「パパー、ママー行ってらっしゃーい。」

「アイン、カイラ気をぬくで無いぞ！。」


「ナイドお爺様、アイラと街をよろしくお願いします。」

「さて、行こうかカイラ、
久しぶりに暴れようじゃ無いか。」


「ええそうね、それじゃあ、行ってくるね
アイラ、お爺様に迷惑をかけたらダメよ？」


「ナイド爺、少しの間街を頼む。」


「うむ！任されよ！。」


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森の中を強固な皮膚をその身に纏い大きな翼を折りたたみゆっくりとそれなりに早く進むこの森を我が物にしようと思い此処にきた聖なる力を使う事得意とするSランクモンスター〈ホーリードラゴン〉聖なる力を使う事から神々しいモンスターだと思われがちだが、それは違う彼らに話など通じない彼らはただ弱い物への殺戮を楽しんでいるドラゴン種神々しさとはかけ離れたモンスターである。



森に入ってきたホーリードラゴンは
とても、腹を空かせていた。そのため目に入った〈一角兎〉や〈羽豚〉さらに〈ゴブリン〉なども食して行った。



ホーリードラゴンがしばらく目に入った物達を無作為に食べていると大きな水辺を見つけたそして、水辺の中心点に位置する岩の上に人間の子供を見つけた。




ホーリードラゴンは、喜んだ
ホーリードラゴンにとって人間の子供は
ごちそう以外の何物でもないからだ何故なら
ホーリードラゴンに関わらずドラゴン種にとって多種族の子供は潜在能力の塊でありまた、その子供達を食する事によって潜在能力を自分の物としさらに強くなることができるからである。




ドラゴンゆっくりと岩場まで近づいた子供が起きて逃げられるのが面倒だから起こしたくは無かったからだ、そして、子供の近くまで来た後は食べるだけだ、ドラゴン口を開けて少年を食べようとしたその時。




「その子から離れなさい！
我が言霊に従い爆ぜよ！
『雷線(レイライン)』！」

ージュンッ、ズバァァァッッー！！




一瞬で鉄が溶けたかのような音がなり何かが
硬い物に当たって弾けるような音が鳴り響いたかと思えば、自分の右頬と右目が焼かれものすごい痛みと痺れがドラゴンを襲う！驚きと痛みでたまらずドラゴンは叫び声をあげる。



「グゥヴァァァァァァァ！？」



「流石わ、Sランクホーリードラゴンね
結構魔力を込めたんだけど、まさかちょっとした火傷と右目しか潰せないなんて予想外だわ。」




ドラゴンは痛みに耐えながら自分に傷を負わせた者を見る、そして、ドラゴンは驚くその相手が人間でしかも女だったからだ、自分に傷をつけた相手が人間の女であった事に怒り
ホーリードラゴンは、食しに行こうと思ったが、そこで自分の身体が動かない事に気づくしかし、その時にはもう遅かった何故なら…。




「相手が一人だと思い、怒りに身を任せ周りの確認をしなかった事がお前の運のつきだ。暗殺剣『瞬剣』」



ーキンッッーズゥゥンッ！ブシャーッ



ホーリードラゴンが動こうとした時にはもうすでに、体の真ん中を綺麗に切られた後だったからである…。


水はドラゴンの血によって赤く染まった。