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「穏やかな日常と近づく災悪」
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第10話「別世界の空の下で!」
「穏やかな日常と近づく災悪」
僕がアイラの家族になってから数日が過ぎた。
僕はこの数日で沢山のことを学ぶことができた1番驚いた事と言えばまだ、新たな魔王が世の中にでて来ていないと言う事だ『魔王』の存在が確認されていないから『勇者』も召喚されては居ないらしいそうなると、僕はあのクラスメイト達がこの世界に来る数年前の世界に送り出された事になる、一体なんの意図があって神は僕をクラスメイト達が現れる数年前に送ったのかはわからないけれど僕はこの事を『チャンス』だと思っている、『何のチャンス』何だ?と言われれば強くなるチャンスだ。
もし、新た魔王が存在していてもう暴れまわってる世界なんかにこの状態で放り込まれたりしていたら、きっと僕は死んでいただろうと思う自分に与えられた力を存分に使えずにね、今の僕の状態は宝の持ち腐れと言われても仕方がない状態だ何せ、3つも所持している【ユニークスキル】の中でまだ〈スキルメイク〉しか使い勝手がわからない状態だし防御魔法だって〈魔壁〉しか使った事がない攻撃魔法に限っては一度も使った事がないこんなんじゃ勝てる勝負にも勝てやしない僕には圧倒的に実戦が足りないし、実力も足りない、だからこそ今のこの現状は『チャンス』なんだ今の僕は一人じゃなく家族ができたそして、魔法や戦いに長けた人材も居る僕は実に運がいい僕はここで強くなっていつか来る危険に備えたい。
その思いをアイン父さんとカイラ母さんそして、ナイド爺さんに伝えたら三人とも喜んで強くしてやろうと言ってくれた、僕はその時は嬉しかったけど……今はかなり後悔してます…何故なら…。
「まさか…、朝から夜までご飯とトイレの時以外は、ずっと攻撃を仕掛けて来るなんて…スパルタすぎるよ…。」
「お兄ちゃん大丈夫?アイラがパパ達にもっと優しく教えてあげてってお話するぅ?」
「ありがとう、アイラでもこうでもしなきゃ早く強くなれないからねお兄ちゃんは大丈夫だよ。それと、何で僕はアイラに膝枕されてるのかな?」
「えっとね~、ママの魔法でお庭で草むしりしていたお兄ちゃんがお庭の草ごと吹き飛ばれちゃってね、お庭の端っこで気絶したお兄ちゃんをアイラが見つけてね、前にママがパパを膝枕して居るのを見てね、お兄ちゃんでやって見たのぉ~。」
「そ、そうかありがとうアイラそろそろ起きるね。」
「ダメ!まだ休むの!。」
「いや、でもアイラが疲れちゃうでしょ?」
「アイラは大丈夫なの!お兄ちゃんの綺麗な空色の髪の毛を撫でるとサラサラで気持ちいいの。」
「お、おう、ありがとう、でもちょっと恥ずかしいかなぁ~?ってお兄ちゃんは思うんだけど?。」
「アイラの膝枕じゃダメなの?ゆっくり出来ない?ふゅぅぅ…。」
「ああ!!、アイラの膝枕は最高に気持ちいいなぁ!とってもゆったりできるよ!だから泣かないでぇ、、。」
「本当にぃ?本当に気持ちいいの?」
「ああ!本当さ!アイラの膝枕はとっても気持ちいいよ!。」
「えへへ~♪じゃあ、お兄ちゃんにはいつでも膝枕してあげるの~♪。」
「ヤッター、ウレシィナァ~…。」
まぁ、アイラに膝枕してもらっている間はカイラ母さん達が攻撃をして来ないから助かるっちゃ助かるんだけど精神年齢が15歳な僕には3才児に膝枕されてるとか恥ずかしくてたまらないや…あ、ヤバイ修行の疲れが来て眠くなってきた……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お兄ちゃん、お兄ちゃん?お兄ちゃん寝ちゃったのぉ?」
アイラは最近嬉しい事があったの今までアイラは一人っ子だったの、いつもはメイドのミアがアイラの遊びに付き合ってくれていたのでも、数日前にアイラにお兄ちゃんができたの!お兄ちゃんはとっても優しいの!いつもアイラが声をかけたら優しく微笑んでくれるの!一緒に遊んでもくれるの新しい遊びも教えてくれたの『シリトリ』って遊びなの『ん』がついたら方が負けなの難しいけど楽しいの。
お兄ちゃんは優しいのでもたまに凄く悲しそうな顔をするのママに聞いて見たら『きっと、ここに来るまでにとても悲しい事があったのよ。』って教えてくれたの、アイラにはお兄ちゃんが悲しい理由を教えてくれないからわからないけど、アイラはお兄ちゃんに笑っていて欲しいの、お兄ちゃんはきっととっても優しい人なの!だってアイラの好きなお本に書いてあったの『優しい人ほど悲しみを知っている、苦しみも知っている。』って、だからアイラがお兄ちゃんを悲しみと苦しみから守ってあげたいの。
「えへへ、お兄ちゃんの髪の毛はサラサラなの~♪。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈ラグーナの街ギルド長室〉
「ギルド長、西にある王都〈ミイーシャ〉のギルド長から手紙が来ております。」
「うむ、いつもすまぬのウリエラ。」
「謝るくらいなら、ちゃんとギルドを回してくださると助かります。だいたい、ギルド長はいつも!いつも!!!」
「おお!!すまんかった!儂が悪かった!だから、その腰につけているレイピアに手をかけるのはやめて欲しいのじゃ!!!。」
「コホンッ、フゥ~…。すみません少し取り乱してしまいました。それで、こちらがその手紙になります。」
「う、うむ。ありがとうウリエラよ。」
「それでは、私は依頼の管理に戻ります。失礼いたしました。」
「うむ。」
カチャッパタンッ
「ふ~、しばらくギルドを任せていたから怒らせてしもうた…。これからは、ちゃんとせねばの…しかし、彼奴が手紙を送って来るとは…よくない事じゃなければええんじゃが…。えー何々…。」
_______________________________________________
〈ラグーナの街ギルド長〉ナイドへ。
こうやって手紙を書くのは久しぶりだな。また、一緒に酒を飲みたいもんだ。まぁ、今はそんな事が出来る時間がお互い無いだろうがな、それで、今回手紙を送った理由だがこちらの方で魔物達の動きが活発化している、そして、1番問題なのは魔族が魔国に帰還していっているという話だもしかしたら近いうちに新たなる魔王が誕生するのかもしれない、それと、こちらにも災害があったダンジョンが再び活性化し出したという事だ、今は多くの冒険者達が最下層まで潜って魔物を沢山討伐してくれているが、近いうちに討伐が間に合わなくなるかもしれない、ここのところよく無い現象が続いている。後、魔族に気をつけろ最近多数の魔族が集団を作って村や町を襲っているとの情報が沢山来ている。
報告は以上だ。
〈ミイーシャ王国ギルド長〉ヤムイより。
________________________________________________
「活性化…そして、魔族の襲撃と謎の帰還…この世の中はまた沢山の血が流れる事になるかもしれんの…、兎にも角にも今いる冒険者達が無駄に死なぬように強制修行クエストでも作ろうかのぉ…。」
少し続つ少し続つ、ではあるが災悪が平和な世界に忍び寄ってくる。
「穏やかな日常と近づく災悪」
僕がアイラの家族になってから数日が過ぎた。
僕はこの数日で沢山のことを学ぶことができた1番驚いた事と言えばまだ、新たな魔王が世の中にでて来ていないと言う事だ『魔王』の存在が確認されていないから『勇者』も召喚されては居ないらしいそうなると、僕はあのクラスメイト達がこの世界に来る数年前の世界に送り出された事になる、一体なんの意図があって神は僕をクラスメイト達が現れる数年前に送ったのかはわからないけれど僕はこの事を『チャンス』だと思っている、『何のチャンス』何だ?と言われれば強くなるチャンスだ。
もし、新た魔王が存在していてもう暴れまわってる世界なんかにこの状態で放り込まれたりしていたら、きっと僕は死んでいただろうと思う自分に与えられた力を存分に使えずにね、今の僕の状態は宝の持ち腐れと言われても仕方がない状態だ何せ、3つも所持している【ユニークスキル】の中でまだ〈スキルメイク〉しか使い勝手がわからない状態だし防御魔法だって〈魔壁〉しか使った事がない攻撃魔法に限っては一度も使った事がないこんなんじゃ勝てる勝負にも勝てやしない僕には圧倒的に実戦が足りないし、実力も足りない、だからこそ今のこの現状は『チャンス』なんだ今の僕は一人じゃなく家族ができたそして、魔法や戦いに長けた人材も居る僕は実に運がいい僕はここで強くなっていつか来る危険に備えたい。
その思いをアイン父さんとカイラ母さんそして、ナイド爺さんに伝えたら三人とも喜んで強くしてやろうと言ってくれた、僕はその時は嬉しかったけど……今はかなり後悔してます…何故なら…。
「まさか…、朝から夜までご飯とトイレの時以外は、ずっと攻撃を仕掛けて来るなんて…スパルタすぎるよ…。」
「お兄ちゃん大丈夫?アイラがパパ達にもっと優しく教えてあげてってお話するぅ?」
「ありがとう、アイラでもこうでもしなきゃ早く強くなれないからねお兄ちゃんは大丈夫だよ。それと、何で僕はアイラに膝枕されてるのかな?」
「えっとね~、ママの魔法でお庭で草むしりしていたお兄ちゃんがお庭の草ごと吹き飛ばれちゃってね、お庭の端っこで気絶したお兄ちゃんをアイラが見つけてね、前にママがパパを膝枕して居るのを見てね、お兄ちゃんでやって見たのぉ~。」
「そ、そうかありがとうアイラそろそろ起きるね。」
「ダメ!まだ休むの!。」
「いや、でもアイラが疲れちゃうでしょ?」
「アイラは大丈夫なの!お兄ちゃんの綺麗な空色の髪の毛を撫でるとサラサラで気持ちいいの。」
「お、おう、ありがとう、でもちょっと恥ずかしいかなぁ~?ってお兄ちゃんは思うんだけど?。」
「アイラの膝枕じゃダメなの?ゆっくり出来ない?ふゅぅぅ…。」
「ああ!!、アイラの膝枕は最高に気持ちいいなぁ!とってもゆったりできるよ!だから泣かないでぇ、、。」
「本当にぃ?本当に気持ちいいの?」
「ああ!本当さ!アイラの膝枕はとっても気持ちいいよ!。」
「えへへ~♪じゃあ、お兄ちゃんにはいつでも膝枕してあげるの~♪。」
「ヤッター、ウレシィナァ~…。」
まぁ、アイラに膝枕してもらっている間はカイラ母さん達が攻撃をして来ないから助かるっちゃ助かるんだけど精神年齢が15歳な僕には3才児に膝枕されてるとか恥ずかしくてたまらないや…あ、ヤバイ修行の疲れが来て眠くなってきた……。
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「お兄ちゃん、お兄ちゃん?お兄ちゃん寝ちゃったのぉ?」
アイラは最近嬉しい事があったの今までアイラは一人っ子だったの、いつもはメイドのミアがアイラの遊びに付き合ってくれていたのでも、数日前にアイラにお兄ちゃんができたの!お兄ちゃんはとっても優しいの!いつもアイラが声をかけたら優しく微笑んでくれるの!一緒に遊んでもくれるの新しい遊びも教えてくれたの『シリトリ』って遊びなの『ん』がついたら方が負けなの難しいけど楽しいの。
お兄ちゃんは優しいのでもたまに凄く悲しそうな顔をするのママに聞いて見たら『きっと、ここに来るまでにとても悲しい事があったのよ。』って教えてくれたの、アイラにはお兄ちゃんが悲しい理由を教えてくれないからわからないけど、アイラはお兄ちゃんに笑っていて欲しいの、お兄ちゃんはきっととっても優しい人なの!だってアイラの好きなお本に書いてあったの『優しい人ほど悲しみを知っている、苦しみも知っている。』って、だからアイラがお兄ちゃんを悲しみと苦しみから守ってあげたいの。
「えへへ、お兄ちゃんの髪の毛はサラサラなの~♪。」
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〈ラグーナの街ギルド長室〉
「ギルド長、西にある王都〈ミイーシャ〉のギルド長から手紙が来ております。」
「うむ、いつもすまぬのウリエラ。」
「謝るくらいなら、ちゃんとギルドを回してくださると助かります。だいたい、ギルド長はいつも!いつも!!!」
「おお!!すまんかった!儂が悪かった!だから、その腰につけているレイピアに手をかけるのはやめて欲しいのじゃ!!!。」
「コホンッ、フゥ~…。すみません少し取り乱してしまいました。それで、こちらがその手紙になります。」
「う、うむ。ありがとうウリエラよ。」
「それでは、私は依頼の管理に戻ります。失礼いたしました。」
「うむ。」
カチャッパタンッ
「ふ~、しばらくギルドを任せていたから怒らせてしもうた…。これからは、ちゃんとせねばの…しかし、彼奴が手紙を送って来るとは…よくない事じゃなければええんじゃが…。えー何々…。」
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〈ラグーナの街ギルド長〉ナイドへ。
こうやって手紙を書くのは久しぶりだな。また、一緒に酒を飲みたいもんだ。まぁ、今はそんな事が出来る時間がお互い無いだろうがな、それで、今回手紙を送った理由だがこちらの方で魔物達の動きが活発化している、そして、1番問題なのは魔族が魔国に帰還していっているという話だもしかしたら近いうちに新たなる魔王が誕生するのかもしれない、それと、こちらにも災害があったダンジョンが再び活性化し出したという事だ、今は多くの冒険者達が最下層まで潜って魔物を沢山討伐してくれているが、近いうちに討伐が間に合わなくなるかもしれない、ここのところよく無い現象が続いている。後、魔族に気をつけろ最近多数の魔族が集団を作って村や町を襲っているとの情報が沢山来ている。
報告は以上だ。
〈ミイーシャ王国ギルド長〉ヤムイより。
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「活性化…そして、魔族の襲撃と謎の帰還…この世の中はまた沢山の血が流れる事になるかもしれんの…、兎にも角にも今いる冒険者達が無駄に死なぬように強制修行クエストでも作ろうかのぉ…。」
少し続つ少し続つ、ではあるが災悪が平和な世界に忍び寄ってくる。
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