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【銀狼の寝床】に乗り込んでやる!!
しおりを挟む「これを持って行って」
恥ずかしがって隠れていたリュージュを引っ張り出して持って来てもらった物をテーブルの上に置いた後、あたしに語りかけてくる。
「小太刀を二振り、赤い柄の小太刀は【赤華】で白い柄の小太刀は【白華】よ、両方【雷神】を見せてもらった後に打ったの、かなり個性的な子達だけどライほどの使い手なら扱えるわ」
リュージュの説明によるとこの二振りも【迅雷】みたいに意思を持った武器なのだそうだ。
【赤華】は気に入らない者が握ると高温を発し握れなくなり【白華】は手が凍るらしい・・・・・怖いよ!!ていうかリュージュって本当にすごいね、意思のある武器を創れるなんて、さすがあたしの親友!!
ちなみにあたしが握っても何も起きなかった・・・・本当に良かった!
「リュージュ先に言っとくよ、この二振りライに渡す前に【付与】するからね」
「わかったわ」
もう【雷神】と言う前例があるので、そう言っただけで通じた。
「で?いくらかなこの二振り?」
「金貨600枚よ」
リュージュにお金を渡して暫く世間話をした後店を出る。
「さて!お昼ご飯だ!!皆いくよー!」
「「「待ってました!!」」」
いつの間にそんなに仲良くなったの三人とも?とてもいいことだけどね!
【蒼き鷹】それはウォルムの孤児院の子達の見習い場として作ろうと思い、あたし的には20人もお客が入ればいいくらいの店を想像していたのだが、エルスさん達が張り切って1フロア40人は座れる広さで3ん階建ての店が出来上がっていた・・・・・・店の予定地を見せられた時にあ然としたよ。
その【蒼き鷹】の料理長は【銀狼の寝床】で副料理長をやっていたレイ・ハミングと言う30代の男性で真面目過ぎる性格で店を安心して任せることが出来た。
ウォルムは海上都市と言われているだけあってお魚系が豊富で【蒼き鷹】も魚料理がかなり充実している・・・・結果・・・・・
「すごく混んでる」
王都の一等地で店を開くことが出来ることが出来たので目立つ場所にある店の前に長蛇の列が出来ている。
あれ?これかなり待たないと入れないじゃん?お腹すいたのに・・・仕方ない!!
「皆一度家に帰るよ」
こうなったら本家でお昼ご飯を食べる!!【銀狼の寝床】に乗り込んでやる!!
急いでウォルムの家に戻ってすぐにアズエルに【転移】して【銀狼の寝床】に行くとすんなり入ることが出来た。
「いらっしゃいませ・・・・ってレンさんでしたか、二階でのんびりしますか?」
「そうする、モンドとも話したいんだけど」
「では二階に顔を出すように言っておきます」
「お願い」
顔なじみのウェイトレスさんと話をした後、あたし達は二階に上がり皆ですわりアニマルズ達も近くで寛ぎ始める。
「レン、呼んだか?」
すぐにモンドが来てのでニヤリとして【アイテムボックス】からべへモスの肉を取り出してモンドに渡す。
「べへモスのお肉料理いいのが出来たって聞いたよ?よろしくね?」
モンドの顔が引きつったような気がしたけど気のせいだよね?うん!気のせいだ!!
「・・・・・ちょっと待ってレン・・・・今べへモスって言って無かった?」
ドミナさんが顔を引き攣らせながら聞いて来たので頷いて、肉の入手方法とかを話していくと思いっきり深いため息をつかれた・・・・何でさ!!
「貴女・・・・規格外すぎるでしょう・・・・・」
べへモスを狩って来たのはシン達だから・・・・・あの子達が規格外って事ですね!!
因みにべへモスのローストべへモスとかが出てきて、まさに絶品でした!!
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