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聞いたら巻き込まれそうだし!!
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あたしは此処に来るまでに知った情報を目の前の男に全て話す。
「って訳だ、ディレスさんがあと数日で此処に着くはずだから、そん時はキチンと迎えてあげて、あの人は今回の事件に対処しながらこっちに向かっているから、あたしの知らない情報を知ってる可能性もあるからね」
話を聞き終え王都側の責任者が考え込んだ後、一緒について来た騎士の方に視線を向ける。
「レイオス、此処に居る防衛部隊を連れて西門に行け、向こうの敵も【グリフォン】とやらだ、情報をエミットに持って行った後、防衛に参加してくれ」
「はっ!!畏まりました」
どうやらあたしの話を信じてくれたようだ、ならこっちも!!
「まった!うちの隊も参加させておくれ」
「いいのか?」
驚いたように聞いて来たので頷いておく。
ここで信用と実績を勝ち取っておかないと後々厄介な事になるんだ、あたし的に!!
「もちろんだよ、ハイラル、ダナム、ウォーラル!頼む!!」
あたしの頼みにウォーラルは笑顔でハイラルとダナムは渋々と言った感じで頷き隊の方に向かっていく。
「助かる」
「いいよ、一つ質問だアンタは国の中央に顔が利くかい?」
あたしの質問に不思議そうな顔で「ああ」と言ったので少し接近して小声で話をする。
「【グリフォン】とやらの幹部の情報がある、握り潰されないように上に話を持って行けるか?」
「・・・・・・・それは本当か?」
「うん」
真剣な顔で男がこっちを見た後一言『ついて来こい』と言って背を向け歩きっ出したのでたしはうしろに控えてる大人組に声を掛ける。
「シン、アリーヌ、あたしと一緒に来て、ミズキ、カナデ、ライはアニマルズと共に隊の皆と西門の方に行ってくれるかな?できれば殺さないようにね?」
「「「畏まりました」」」
あたしは皆に言った後歩き出そうとして足を止める。
「ちとまって!これどうしよう?」
右手に掴んでいる男に視線を向けながら責任者に聞いてみると、責任者も『忘れてた』という顔で戻って来て残っていた兵士に声を掛ける。
「すまんがこいつを牢にぶち込んでおいてくれ、決して逃がすなよ」
「はっ!」
「これでいい、ついてこい」
今度こそあたしは責任者と共に歩き出して入場門の脇を通り抜け、門を守る騎士達のいる詰所の一室に入り向かい合うように座る。
「話を聞かせてほしい」
責任者が真顔で聞いて来たけどあたしは首を振る。
「まずはあんたがどれだけ上にコネがあるかを聞きたい、握り潰させるわけにはいかないからね」
この男が報告する者が【グリフォン】側だった場合最悪な事になるからね、慎重に行かないといけない。
「わかった俺の身分を明かそう、俺の名はデュナス・エス・レインプトス、この国の王太子だ」
・・・・・・・・・・・ん?・・・・・んん?王太子?それって王族ってこと?
「何で王太子が此処で指揮なんか取ってたの?」
「一応王都の危機だからな王族が前線に出てもおかしくないだろう?まあ他にも理由はあるんだがな」
なんかものすごく顔を顰めてるので聞くのをやめておいた方がよさそうだ、聞いたら巻き込まれそうだし!!
「なら安心だ、証拠はこれだべ」
【アイテムボックス】からアステルの砦で見つけた出兵要請書を取り出し王太子にわたす。
「拝見する」
手紙を取り読み始めてしばらくすると王太子がふるえだして・・・笑い始めた。
「クックック!そうか・・・・・・クックック!!」
壊れた?なんかとても怖いです!!
「って訳だ、ディレスさんがあと数日で此処に着くはずだから、そん時はキチンと迎えてあげて、あの人は今回の事件に対処しながらこっちに向かっているから、あたしの知らない情報を知ってる可能性もあるからね」
話を聞き終え王都側の責任者が考え込んだ後、一緒について来た騎士の方に視線を向ける。
「レイオス、此処に居る防衛部隊を連れて西門に行け、向こうの敵も【グリフォン】とやらだ、情報をエミットに持って行った後、防衛に参加してくれ」
「はっ!!畏まりました」
どうやらあたしの話を信じてくれたようだ、ならこっちも!!
「まった!うちの隊も参加させておくれ」
「いいのか?」
驚いたように聞いて来たので頷いておく。
ここで信用と実績を勝ち取っておかないと後々厄介な事になるんだ、あたし的に!!
「もちろんだよ、ハイラル、ダナム、ウォーラル!頼む!!」
あたしの頼みにウォーラルは笑顔でハイラルとダナムは渋々と言った感じで頷き隊の方に向かっていく。
「助かる」
「いいよ、一つ質問だアンタは国の中央に顔が利くかい?」
あたしの質問に不思議そうな顔で「ああ」と言ったので少し接近して小声で話をする。
「【グリフォン】とやらの幹部の情報がある、握り潰されないように上に話を持って行けるか?」
「・・・・・・・それは本当か?」
「うん」
真剣な顔で男がこっちを見た後一言『ついて来こい』と言って背を向け歩きっ出したのでたしはうしろに控えてる大人組に声を掛ける。
「シン、アリーヌ、あたしと一緒に来て、ミズキ、カナデ、ライはアニマルズと共に隊の皆と西門の方に行ってくれるかな?できれば殺さないようにね?」
「「「畏まりました」」」
あたしは皆に言った後歩き出そうとして足を止める。
「ちとまって!これどうしよう?」
右手に掴んでいる男に視線を向けながら責任者に聞いてみると、責任者も『忘れてた』という顔で戻って来て残っていた兵士に声を掛ける。
「すまんがこいつを牢にぶち込んでおいてくれ、決して逃がすなよ」
「はっ!」
「これでいい、ついてこい」
今度こそあたしは責任者と共に歩き出して入場門の脇を通り抜け、門を守る騎士達のいる詰所の一室に入り向かい合うように座る。
「話を聞かせてほしい」
責任者が真顔で聞いて来たけどあたしは首を振る。
「まずはあんたがどれだけ上にコネがあるかを聞きたい、握り潰させるわけにはいかないからね」
この男が報告する者が【グリフォン】側だった場合最悪な事になるからね、慎重に行かないといけない。
「わかった俺の身分を明かそう、俺の名はデュナス・エス・レインプトス、この国の王太子だ」
・・・・・・・・・・・ん?・・・・・んん?王太子?それって王族ってこと?
「何で王太子が此処で指揮なんか取ってたの?」
「一応王都の危機だからな王族が前線に出てもおかしくないだろう?まあ他にも理由はあるんだがな」
なんかものすごく顔を顰めてるので聞くのをやめておいた方がよさそうだ、聞いたら巻き込まれそうだし!!
「なら安心だ、証拠はこれだべ」
【アイテムボックス】からアステルの砦で見つけた出兵要請書を取り出し王太子にわたす。
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