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おかしいよね!!
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落ち着いたのか立ち上がるハイラルがあたしを見て少し恥ずかしそうに笑い今度こそ皆と合流すべく歩き出そうとしたけどあたしが止める。
「待って、話はまだあるんだ」
あたしの言葉に振り向きあたしを見ているので続きを話す。
「ハリムは死刑確定だからあたし達が頑張ったんだぞ!って王太子と交渉して『死刑執行人』の権利をもらった、アンタがやりな」
あたしの更なる言葉に驚愕した顔になり次の瞬間ハリムはその顔のまま涙を流し始める。
「・・・・・・・・・・いいのか?・・・本当に俺でいいのか?」
「アンタの仇だ、しかも王太子公認で手が出せるんだ、気にせずやりな」
ハイラルがあたしの手を握り跪きあたしの手を額に当てて震えながらハッキリとした声でお礼を言ってきたので、時間もかかる事を伝えておく。
「でもしばらく後になるらしいからね?【グリフォン】に関する情報や他の組織と繋がって無いかとか調べた後になるらしいから」
「かまわんこの手で奴に止めをさす事が出来るのならば」
嬉々とした表情で答えるハイラルにあたしも頷く。
「だよね?何せ王太子公認でやれるんだ待つ価値はある」
待つことで犯罪者にならずに仇を討てることになったんだ、これはハイラルにとって最上の出来事だろう。
「ただ待ち時間は他の事をする事になるけどね」
ここでのんびりと過ごす・・・・・・あたしはそう思っていたんだけどなぁ・・・・
「どういう事だ?」
「西に撤退した【グリフォン】の追撃をあたし達の部隊でしてくれと頼まれた」
「・・・・・・・・なるほどな・・・・・・それで皆に集まれって事か」
「うん」
「ならば皆の所に行くぞ?待ちくたびれてるだろうしな」
そうだねハイラルと話し込んでしまったから急がないと!!
あたし達はハイラルに案内してもらいかなり広い訓練場に着くと、そこはもう皆が集まっているようで思い思いの人と話をして待っていた。
「皆!お待たせ!!皆に少し話があるんだ聞いて欲しい!!」
アタシが声を張り上げると皆が話をやめてあたしに視線を向け聞く体勢を取る。
「まずいい事が一つ!!アステルの砦の一般兵は全員が無罪であると認めてもらえた!!これは王太子からキチンと言質を取ったので安心して欲しい!また東門に攻撃をし、その後に投降した者も同様である!!」
アステルの砦の皆も心の中で不安はあったのだろうあたしの報告を聞いてほっとしてる者がかなりいる、まあ上層部のほとんどが【グリフォン】に参加してたんだ巻き込まれて『逆賊』になってた可能性もあったからね。
「次は悪い知らせだ、西門から撤退した【グリフォン】の追撃をこの部隊でやるよう言われた!東門で戦っていた王都の兵士500人を部隊に組み込み【グリフォン】を潰しに行くことになった」
次のセリフでほっとした顔をしていた兵士達の顔が引き締まる。
「各隊の部隊長はあたしの副官扱いとしてもらった、って言ってもあたし頭らしいことしてないんだけどね」
笑い声が上がる、そうだよ!!何であたしが部隊長なんてやってんだよ!!おかしいよね!!
「悪いがこれは決定事項となっちまったごめんね皆」
押し付けられたとはいえ戦うのは皆なのだ、ほんと御免なさい!!!
「何を謝る事があるのですレン様?我等は元々【グリフォン】にケジメを付けさせるために此処に来たんですよ?」
ウオーラルはニヤリとしながら言うとそれを見ていた兵士達も頷く。
そうだったね・・・・皆怒ってるんだったよね・・・・・じゃあいう事は一つだべ!!
「わかった!皆で【グリフォン】を張り倒しに行くよ!気合を入れな!!」
「「「「「「「「「「応!!」」」」」」」」」」
出来るだけ怪我人が出ないように何か策を考えないとね!!
「待って、話はまだあるんだ」
あたしの言葉に振り向きあたしを見ているので続きを話す。
「ハリムは死刑確定だからあたし達が頑張ったんだぞ!って王太子と交渉して『死刑執行人』の権利をもらった、アンタがやりな」
あたしの更なる言葉に驚愕した顔になり次の瞬間ハリムはその顔のまま涙を流し始める。
「・・・・・・・・・・いいのか?・・・本当に俺でいいのか?」
「アンタの仇だ、しかも王太子公認で手が出せるんだ、気にせずやりな」
ハイラルがあたしの手を握り跪きあたしの手を額に当てて震えながらハッキリとした声でお礼を言ってきたので、時間もかかる事を伝えておく。
「でもしばらく後になるらしいからね?【グリフォン】に関する情報や他の組織と繋がって無いかとか調べた後になるらしいから」
「かまわんこの手で奴に止めをさす事が出来るのならば」
嬉々とした表情で答えるハイラルにあたしも頷く。
「だよね?何せ王太子公認でやれるんだ待つ価値はある」
待つことで犯罪者にならずに仇を討てることになったんだ、これはハイラルにとって最上の出来事だろう。
「ただ待ち時間は他の事をする事になるけどね」
ここでのんびりと過ごす・・・・・・あたしはそう思っていたんだけどなぁ・・・・
「どういう事だ?」
「西に撤退した【グリフォン】の追撃をあたし達の部隊でしてくれと頼まれた」
「・・・・・・・・なるほどな・・・・・・それで皆に集まれって事か」
「うん」
「ならば皆の所に行くぞ?待ちくたびれてるだろうしな」
そうだねハイラルと話し込んでしまったから急がないと!!
あたし達はハイラルに案内してもらいかなり広い訓練場に着くと、そこはもう皆が集まっているようで思い思いの人と話をして待っていた。
「皆!お待たせ!!皆に少し話があるんだ聞いて欲しい!!」
アタシが声を張り上げると皆が話をやめてあたしに視線を向け聞く体勢を取る。
「まずいい事が一つ!!アステルの砦の一般兵は全員が無罪であると認めてもらえた!!これは王太子からキチンと言質を取ったので安心して欲しい!また東門に攻撃をし、その後に投降した者も同様である!!」
アステルの砦の皆も心の中で不安はあったのだろうあたしの報告を聞いてほっとしてる者がかなりいる、まあ上層部のほとんどが【グリフォン】に参加してたんだ巻き込まれて『逆賊』になってた可能性もあったからね。
「次は悪い知らせだ、西門から撤退した【グリフォン】の追撃をこの部隊でやるよう言われた!東門で戦っていた王都の兵士500人を部隊に組み込み【グリフォン】を潰しに行くことになった」
次のセリフでほっとした顔をしていた兵士達の顔が引き締まる。
「各隊の部隊長はあたしの副官扱いとしてもらった、って言ってもあたし頭らしいことしてないんだけどね」
笑い声が上がる、そうだよ!!何であたしが部隊長なんてやってんだよ!!おかしいよね!!
「悪いがこれは決定事項となっちまったごめんね皆」
押し付けられたとはいえ戦うのは皆なのだ、ほんと御免なさい!!!
「何を謝る事があるのですレン様?我等は元々【グリフォン】にケジメを付けさせるために此処に来たんですよ?」
ウオーラルはニヤリとしながら言うとそれを見ていた兵士達も頷く。
そうだったね・・・・皆怒ってるんだったよね・・・・・じゃあいう事は一つだべ!!
「わかった!皆で【グリフォン】を張り倒しに行くよ!気合を入れな!!」
「「「「「「「「「「応!!」」」」」」」」」」
出来るだけ怪我人が出ないように何か策を考えないとね!!
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