712 / 1,656
うちの子達が頑張ってくれたんだね!!
しおりを挟む
エルスさんに暗殺者達の話をしてからさらに2ヶ月が経った。
この二か月の間にあたしに挑んできた暗殺者達は7人。
全員を生け捕りにして今度は油断せずに情報を聞き出し、組織に関する情報と王都方面に関する情報が揃ったので各街へ今後の話をしたいのでライ―ドの砦へと来てもらうよう騎士達に伝えに行ってもらい今日全員がそろった。
なので砦の会議室であたし、ラッチさん、ガラム、アルベルト、ラリア、マリッサと領主3人が集まった。
「久しぶりだねマリアール、レンス」
各街の領主たる友二人に声を掛けた後、初めてあうもう一人のクルスラの領主であるひょろっと長身の男を見る。
190はあるであろう長身とひょろっとしてはいるが引き締まった体、この人も中々強い。
「初めまして【ドラクーン】の頭を張ってるジャンヌダルクだべ、今回はあたし達と共に戦ってくれることを選んでくれて感謝する」
そう言って頭を下げる。
「初めまして私の名はローラット・クルスラです、頭を上げてくださいジャンヌ殿」
あたしが顔を上げるとローラットは笑いながら口を開く。
「それと普段の言葉使いでいいですよ、私もマリアールとレンスと同様に扱ってください」
「判ったべ」
そう言って頷くと3人がいきなり深々と頭を下げる。
「いきなりなにさ?」
いきなり三人に頭を下げられればビビるよね普通?
「ジャンヌ殿おかげで我々は死なずに済んだありがとう」
「ああ!その事か!!間に合ってよかったよ」
うちの子達が頑張ってくれたんだね!!お礼を言わないといいけないね!
「お礼ならうちの子達に行ってね、あの子達が頑張ったんだから」
あたしは爺さんから聞いた情報を元にあの子達に護衛を頼んだだけだからね。
「本人にはキチンと言いましたよ、その上で貴女にお礼を言いたい、貴女が暗殺の情報を得我々に護衛をつけてくれたから死なずに済んだ、ありがとう」
さらに頭を下げてきた3人にあたしは『頭を上げて』と言って座ってもらった。
「偶々情報を聞いただけだよ、それで?暗殺者は?何人きた?」
これからの話をする前に暗殺関係に関してを済ませてしまおう。
「私は3人でしたわ」
ふむ・マリアールは3人と。
「俺は4人」
ローラットは4人ね。
「私は5人でした」
レンスは5人か・・・・・・多分レンスの所の人数が多いのは【ドラクーン】の活動をしていたからだろうと思う。
「あたしの所は8人来たよ、それであたしの所に来たお客さんから話を聞いたら暗殺を請け負った暗殺組織は【ナイトワークス】って組織らしい、活動拠点は王都でそれなりの大きさを持つ組織らしい」
この情報はラッチさん達が捕らえた暗殺者達から聞いた断片的な情報を繋ぎ合わせ、王都の情報収集で得た情報とすり合わせて得た情報だ。
「そこそこ大きい組織だけど、もう2週間お客さんがあたしの所にきてないんだよね・・・・多分もう依頼をこなす暗殺者がいないのかもしれないね」
もちろんこれは希望的観測ではあるんだけどね。
「それで今回の集まってもらったのさ」
「と言うと?」
レンスがそう訊ねてきたのであたしが考えたこれからの事を話す。
「この二か月この砦にとどまっている間に王都方面の情報を集めてたんだけど面白そうになって来たからそろそろ動こうと思うってね」
あたしがそう言ったらラッチさんが立ち上がる。
「その情報については俺から伝えよう、端的に言えば我々【ドラクーン】の活動が思わぬ成果を上げたのです」
「「「は?」」」
その気持ちはわかるよ!!あたしもこの情報を聞いた時同じ反応をしたもん!!
「【ドラクーン】の活動が【アラビータ王国】の隅々まで伝わり東部、西部、北部において大なり小なり反乱が起き始めました」
この二か月の間にあたしに挑んできた暗殺者達は7人。
全員を生け捕りにして今度は油断せずに情報を聞き出し、組織に関する情報と王都方面に関する情報が揃ったので各街へ今後の話をしたいのでライ―ドの砦へと来てもらうよう騎士達に伝えに行ってもらい今日全員がそろった。
なので砦の会議室であたし、ラッチさん、ガラム、アルベルト、ラリア、マリッサと領主3人が集まった。
「久しぶりだねマリアール、レンス」
各街の領主たる友二人に声を掛けた後、初めてあうもう一人のクルスラの領主であるひょろっと長身の男を見る。
190はあるであろう長身とひょろっとしてはいるが引き締まった体、この人も中々強い。
「初めまして【ドラクーン】の頭を張ってるジャンヌダルクだべ、今回はあたし達と共に戦ってくれることを選んでくれて感謝する」
そう言って頭を下げる。
「初めまして私の名はローラット・クルスラです、頭を上げてくださいジャンヌ殿」
あたしが顔を上げるとローラットは笑いながら口を開く。
「それと普段の言葉使いでいいですよ、私もマリアールとレンスと同様に扱ってください」
「判ったべ」
そう言って頷くと3人がいきなり深々と頭を下げる。
「いきなりなにさ?」
いきなり三人に頭を下げられればビビるよね普通?
「ジャンヌ殿おかげで我々は死なずに済んだありがとう」
「ああ!その事か!!間に合ってよかったよ」
うちの子達が頑張ってくれたんだね!!お礼を言わないといいけないね!
「お礼ならうちの子達に行ってね、あの子達が頑張ったんだから」
あたしは爺さんから聞いた情報を元にあの子達に護衛を頼んだだけだからね。
「本人にはキチンと言いましたよ、その上で貴女にお礼を言いたい、貴女が暗殺の情報を得我々に護衛をつけてくれたから死なずに済んだ、ありがとう」
さらに頭を下げてきた3人にあたしは『頭を上げて』と言って座ってもらった。
「偶々情報を聞いただけだよ、それで?暗殺者は?何人きた?」
これからの話をする前に暗殺関係に関してを済ませてしまおう。
「私は3人でしたわ」
ふむ・マリアールは3人と。
「俺は4人」
ローラットは4人ね。
「私は5人でした」
レンスは5人か・・・・・・多分レンスの所の人数が多いのは【ドラクーン】の活動をしていたからだろうと思う。
「あたしの所は8人来たよ、それであたしの所に来たお客さんから話を聞いたら暗殺を請け負った暗殺組織は【ナイトワークス】って組織らしい、活動拠点は王都でそれなりの大きさを持つ組織らしい」
この情報はラッチさん達が捕らえた暗殺者達から聞いた断片的な情報を繋ぎ合わせ、王都の情報収集で得た情報とすり合わせて得た情報だ。
「そこそこ大きい組織だけど、もう2週間お客さんがあたしの所にきてないんだよね・・・・多分もう依頼をこなす暗殺者がいないのかもしれないね」
もちろんこれは希望的観測ではあるんだけどね。
「それで今回の集まってもらったのさ」
「と言うと?」
レンスがそう訊ねてきたのであたしが考えたこれからの事を話す。
「この二か月この砦にとどまっている間に王都方面の情報を集めてたんだけど面白そうになって来たからそろそろ動こうと思うってね」
あたしがそう言ったらラッチさんが立ち上がる。
「その情報については俺から伝えよう、端的に言えば我々【ドラクーン】の活動が思わぬ成果を上げたのです」
「「「は?」」」
その気持ちはわかるよ!!あたしもこの情報を聞いた時同じ反応をしたもん!!
「【ドラクーン】の活動が【アラビータ王国】の隅々まで伝わり東部、西部、北部において大なり小なり反乱が起き始めました」
119
あなたにおすすめの小説
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる